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教師のリアル 〜本気の就職相談〜 9

5.おわりに

 夏のうだるような暑さにやられながら、私は度々湧き上がってくる想いにどう対処するか迷っていました。今まで自分がやってきたことをもとに、仕事(教職)に対する経験や思いを文で表現するかどうか、ということです。
 数ヶ月前にも一度チャレンジしたのですが、その時はネタが尽きて失敗。さらには数年前にも書いてみようと思いましたが、仕事とのバランスが取れず断念。この夏、自分の誕生日が過ぎたのを機に、「もう一度やってみよう」と思ってnoteを選びました。3回目にして初めての「完走」。私の拙い文章を目にしてくださった方のリアクションもあり、ここにあとがきを書くことができています。本当にありがとうございました。

 改めて自分の投稿を見直してみると、ここまでで回収できていないフラグがあることに気づきました。

私が勤めている自治体でも、「先生が足りない」という状況は当たり前になりつつあります。「足りないのにどうやっているの?」と思われる方もいるかもしれません。

あーる『教師のリアル 〜本気の就職相談〜 1』より

 この問いに対する答えは簡単です。「担任外の負担を増やす」。担任が足りなければ、私のような立場の人間が「担任」を兼務するということです。日中は担任として仕事をこなし、子どもが下校した後は担任外として仕事をする。1人で2人分の働きが求められます。もちろん、給与は一緒。何かの都合で担任外が2人いたとすると、1人は担任として割り当てられ、もう1人はその人が持っていた「担任外としての仕事」を負担する。この場合も誰かが2人分の仕事をすることになります。学校によっては担任外の仕事を教頭先生や副校長先生が手伝ってくれることもあるかもしれませんが、まれなケースではないでしょうか。
 もちろん、こうした案件は教師に限ったことではありません。急な病気や怪我、人事異動や離職などで欠員が生じることはどの仕事にもあると思います。問題はこういった事態が起きた時の差配。皆さんの職場ではどうでしょうか。誰かが著しく負担を被ってはいませんか。

 せっかく連投をする習慣がついたので、明日からも何か書いていこうと思います。どこまで続けることができるのか、自分への挑戦です。 

 ここまで支えてくださった「読者」の皆様に感謝。
 書く場を与えてくださったnoteの皆様に感謝。

2023.8.13 あーる

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