EOS R6 MarkII
カメラ遍歴で書いた通り、一眼レフを買い替え買い替え・・・でも完全には満足できない状態が続いてました。
その間、子供を撮る機会も減り、鉄道写真もあまり撮らなくなり、さらにiPhoneを新しくしたり、Powershot Gを買ってみたりして、動体に強いが重い一眼レフをわざわざ持ち出す機会も減ってきました。
EOS R6 MarkIIとの出会い
それまではCanonに限らずカメラの新機種が出たら店で触ってみたりしてたのですが、それすらしなくなってました。
が、たまたま寄ったヨド○シでR6 MarkIIの実機とポップ、カタログを手に取った時、「これは欲しい!」と思ったのでした。
その半年前には子供にせがまれiPad(第10世代)、そして自分にiPhone15を買い、完全金欠状態だったのにもかかわらず・・・です。
EOS R6 MarkIIのAF仕様のすごさ
既に書いた通り、私の思う一眼レフの良いところは「AFの速さ」、悪いところは「AF精度の悪さ」。
ミラーレス一眼は一眼「レフ」ではないので、専用のAFセンサーを持っていませんが、EOS RシリーズはCMOSセンサー自体で相応のAFを実現しています。
さらにR6 MarkIIは、CMOSでレフ機同等の測距速度を実現しつつ、画像解析を行い人間や動物の瞳、飛行機や鉄道の動体のいいところにピント合わせを行うという、もはやこれ以上AFに何を望むか?という仕様になっています。
一言でいえば、
「私のような下手クソでもピントはカメラ任せで合わせてくれる」
という人間の撮影技術が全く上達しないシロモノですww
壊れるまで使うという決意のもと購入
とは言え、金額としては、これまでのEOS 60D/70D/80Dとは別物・・・。
おいそれと手を出せる額ではなく、小遣いで買えるレベルではない。
・・・が、ちょうどそのころ自分のお金を自由に使えるような状況になりまして、あっさり購入ww
(その理由はあまり明るい話ではないですが闘病記の方で書こうかと思ってます)
そしてここまでの機能なら、もう壊れない限り買い替えることはないだろうという決意のもと、今まで買ったこともないLレンズ(L、L、LはLuxuryのL・・・)にまで手を出します。
・RF 24-105mm F4L:標準F4通しLレンズ
・RF 70-200mm F4L:望遠F4通しLレンズ
・RF 50mm F1.8:なんとなくww
これらを全て揃えることになりましたww
EOS R6 MarkIIのAF実力
買ったからには一番のウリであるAF性能を確認。
さっそく鉄道撮影を。
ピントは「乗り物優先」、これで鉄道の前面に自動でピントが合う。
さらに「スポット検出をON」にすると、運転席の窓に自動でピントが合う。
・・・という説明書の内容を読んだ上でカメラを構える。
駅に着いた時にはちょうど向かってくる梅田峠を越えてきた貨物が。
サーボAFにしてカメラを構えてシャッターボタンを半押しすると、見事に運転席の窓を追い続ける。
その結果がこちら。
赤枠がピント合焦位置。
拡大するとこれ。
もうね、感激。
何も考えずにシャッター押したらジャスピン写真が出来上がります。
通過後にカメラを振って後追いの補機を狙ったところ、一瞬だったので窓の認識はできなかったですが、それでも機関車の前面にちゃんとピントが合わせにいってます(赤枠)。
この後もいろいろな車両を撮りましたが、車両の形が変わっても全て車両の先頭窓にピントが合ってます(全て赤枠がピント位置)。
もうこれ以上望むことはないかなというAFです。
ここには載せれないですが、子供も写真を撮ったのですが全て瞳にピントが合います。
ちなみにAFとは別ですが、Lレンズ、解像感がハンパないです・・・。
高いだけのことはあります・・・。
敢えて不満をひねり出す
正直、高い買い物でしたが、ここまで不満のないカメラは初めてです。
とは言え、何か不満はないかということで「敢えて」書くと以下。
・焦点距離がつかみにくい
これまでAPS-C機しか使ってこず、初のフルサイズ機なので、これまで感じていた焦点距離とズレがある。
例えば同じ200mmでも、R6はフルサイズなのでそのまま200mm、CanonのAPS-Cはフルサイズ換算で1.6倍なので320mm相当の望遠。
てかそれは慣れなさいという話。
(APS-C機を10年以上使っていたので・・・)
・レンズが高額
APS-C機はEF-SやRF-Sの結構お財布にやさしいレンズラインナップがありますが、フルサイズ機は上に書いたRF50mm F1.8以外はとにかく高額・・・。
まあ今の手持ちのレンズで困ることはないと思ってますが。
・・・ハッキリ言ってこの2つはイチャモンですww
共感いただけるのは以下くらいじゃないでしょうか?
・電子ビューファインダー(EVF)は原理上どうやっても光学ファインダー(OVF)に及ばない
レフ機のOVFは肉眼で見たものをそのまま見てるのに対し、ミラーレスのEVFは映像処理エンジンを通過した後の絵が表示されているので、コンマ何秒かの遅延が発生します。
これはもう物理現象なので、どれだけ技術が進歩して遅延がなくなっても、遅延量がEVF≒OVFまで達することがあってもEVF=OVFになることは絶対にない。
特に流し撮りなどカメラを振ってとか、被写体がめちゃくちゃ速いというときにはその遅延の影響でどうしてもファインダーが見えづらく撮りづらい。
とは言えそういう特殊なシーン以外では気になることもなく、EVFであることを気にすることなく撮影できる。
最後の章は本当に「敢えて」書きましたが、私としてはR6 MarkIIは☆5どころかつけれるならもっと☆をつけたいくらいの出来栄えだと思っています。
おいそれと買える金額ではないですが、買って後悔することは絶対にないと思います。
気になる方はぜひ店頭で触ってみては?と思います。
読んでいただきありがとうございました。
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