妊娠中に4Dエコーを受けたい人へ
妊娠中に4D超音波を受けたいと思っている人へ
それぞれの病院の案内はあれど、それ以上の情報はなかなかない…
ので、産婦人科医の立場から一般的なことを書きました!
いつごろやるのがベストかは人によってズレるので、妊婦健診の時に尋ねてみてください
妊婦健診を受けているのと同じ施設でやっていない場合、別の施設に4Dのためだけに受診することは全然問題ありません!別の病院予約はお金と時間がかかることなので、健診の際に別の病院で4D予約したいと思っていることを伝え、見やすそうかどうかを尋ねて、予約時期の参考にするのはアリです(ただし、赤ちゃんの位置・向きはその瞬間によって変わることもあります)
相場は4000円〜1万円弱です。
選択肢は様々
・病院側で20週や30週の詳細にエコーを当てる時に同時にやるかどうか選択する場合
・施行可能な時期(例として20週〜30週。病院によって設定違います)の中で、自分である程度選択して予約を取る場合
などなど
施設を選べるなら(分娩先を選ぶ基準ではありません)
・比較的新しい高機能エコーが置いてある施設。
新しい機種の方が、描出するための自動調整機能や、描出した画像の細かい調整機能を備えており、きれいに赤ちゃんらしく出力できることが多い。
・予算に限りがある中でどうしても記録に残したい場合は、見えなかった時の対応がどうなっているか確認を(下記の理由で30週近くならないうちにtryがいいかも)
それぞれの週数での特徴
・30週に近い方(というか分娩時期に近い方)が、生まれた後の写真や両親の顔と見比べて顔の一致度を確認できる。週数が進むにつれて赤ちゃんの顔の向きが変わりにくなったり、顔の周りのスペースが減るので、申し込んだけど顔が見えなかった、顔の一部だけしか見えなかった、ということも増えてくる。
・20週前〜26週頃は失敗率が少ない。くるくる回ってくれるので、待っていればチャンスがくることが多い。
・早すぎる週数は、お腹からのエコーでは子宮の向き・胎盤の位置・お母さんの体格によっては難しいことがある(母の膀胱にある程度、尿が溜まっている方が腸管が邪魔をせずに見えやすい)。早い週数だと、見えれば体幹や手を含めた画像が見れる(それはそれでカワイイ)。腟からのエコーで見てくれる施設なら早い週数でも鮮明な画像が得られやすい(こちらは母の排尿後の方が子宮とエコーが近づくので見えやすい)。
具体的には
顔の周りに邪魔になるものがなく(少なく)、顔の周りに羊水があって、子宮の壁と隙間があると見やすい。
邪魔になるもの:子宮の前側の壁・胎盤・筋腫、母の腹部の脂肪、(位置が被った場合)帝王切開の傷や臍、赤ちゃんの手(←それはそれで、かわいいけど)、臍の緒、(10週台は)母の腸管
※羊水は多すぎも妊娠経過として良くないので、あくまでも正常範囲で、のお話
料金をとらずにやってもらえた場合
・完全にその時の担当医のサービスです
・データは貰えないことが多い。白黒の写真くらいかも。カラー印刷もらえたらラッキー
・日々の健診の合間にやるので、医師側も向きが悪ければ粘らない
先が丸っこい楕円のボールみたいなエコープローブ(体に当たる部分)は4D対応しているけど、それ以外の普通のプローブでは機能がないので、無理です
エコーに機能がついていて、条件がよくて健診の混雑具合に余裕があるときは、私はやりたいです!かわいい写真とりたい・・・妊婦健診を行う側としても、癒しの時間になっていたりします。
でも、有料プランがある病院では、特別扱いできないから健診中はサービスできなかったりします。
予約の際の参考になれば嬉しいです
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