48歳 新人タクシードライバー11月9日-10日乗務　人生相談

最近、唇が荒れて唇の薄皮がむけかけている「とーや」です。
今日からリップクリームでケアしていこうと思います。ちなみにどうでも良いと思いますがリップクリームはNIVEAのヤツが好みです。

さて、今回の乗務は、竹の塚駅周辺から埼玉県の春日部市にある八木崎駅までという久しぶりのロングを引きました。春日部市は前職の営業所があり、良くピンポンしていたエリアなので、懐かしかった。

その他にも5千円台のミドルのお客さんも数件あったりで、26回の営業で営収は7万円を少し超えました。

個人的には、満足できる1日でした。

そんな1日は、いつものように出庫してからすぐに足立区へ向かいます。

車庫から車を出し、走り出して早々、手上げのお客さん。

本心は、足立区行けなくなるから、ここでは乗せなくないな、、、

しかも、手をあげた方、某タクシー会社の所長さん一行。

最悪。

幸いだったのは、最寄り駅までの短距離だったので、足立区までの到着時間にそれほどのロスがないこと。

そんな訳で、そつなく最寄り駅まで送り届け、お客さんから「教官によろしくね！」なんて声をかけていただけたってことは、僕の営業に問題はなかったなと一安心。

その後は、いつもどおり、足立区へ向かい、いつもどおり午前3時頃まで足立区で営業、3時頃からGOが鳴りにくくなるのと先日のチャリ旅の影響で筋肉痛がひどいので、早めに寝ようと思って、いつも寝ている池袋の祥雲寺を目指します。

環七から中仙道、山手通り。

山手通りの入ったあたりでGOが鳴り、板橋から練馬の東映撮影所へ。

本当は、その後すぐに寝たかったのですが、コインパに車を止める気になれず、パーキングメーターのあるところまで行こうと思って、無線を切って走っていると千川通りの桜台駅付近で手上げのお客さん。

寝たかったけど、ここで乗るなら池袋駅くらいまでと思って乗せると行先は鶯谷駅まで、、、

えええ、、、

心の声「鶯谷までこれから行くの！結構距離あるし、嫌なんですけど！！」

なんて思っても、いかない訳にはいかないので、鶯谷を目指して走り出します。

お客さんは、30歳前後の女性の方

お客さん「駅までどれくらいかかりますか？」

僕「だいたい40分くらいですかね」

お客さん「スマホ、充電してもいいですか？」

僕「ご自由にお使いください」
てか、スマホの充電の許可どり初めてなんですけど、だいたい皆さん勝手に充電してるけど。

お客さん「スマホ、充電できないんですけど」

僕「充電できないですか？ちなみにお客さんのスマホはどこのメーカーですか？」
心の声　typeCだったら、僕のモバイルバッテリー使ってもらおう。

お客さん「iPhone11ですけど」

僕「iPhone11ですか」
心の声　ライトニングケーブル、、、

運手席で使ってるケーブル後ろまで届くかなって思って、運手席側のケーブルを後部座席へ伸ばしてみる。

ギリギリ、キャッシュトレイの上のスマホを置いてもらえば使えそう。

お客さんに使っていただくよう案内。

このサービス？が良かったのかどうかはわかりませんが、ここから、お客さんの人生相談が始まった。

相談内容は、不倫。

今年結婚してこれから結婚式も控えているけど、元カレとの体の関係が切れない。

今もタクシーに乗って、元カレのもとに向かっている。こんな私どう思いますか？って

そんなこと相談されても答えなんてないでしょ。

なんて、思っていても相談されているので、それっぽく真剣に話を聞いて、それっぽく相槌を打つ。

お客さんを絶対に否定しない。

お客さんから運転手さんは、不倫してますか？なんて聞かれれば、やりたいだけなら風俗いっちゃくかななんて答え、否定はしない。

実際、不倫できるくらいの甲斐性があれば不倫したいけど、不倫するほど時間もお金もないから不倫できないよね、、、

そんなこんなで、不倫相談を受けながら走っていると鶯谷駅が近づいてくる。

お客さんから車を止める場所を指定していただき、無事、送り届けました。

あのお客さん、元カレに会うことを止めて欲しい訳でも肯定して欲しい訳でもなく、ただ話を聞いて欲しかったんだろうな。

当然ながら、旦那さんには言えないし、旦那さんと共通の知り合いにも言えない、誰かに話せば旦那さんの耳に入るかもしれない。

そんな時、見ず知らずの二度と会わないはずのタクシードライバーは、内緒話を聞いてもらうには、うってつけの相手。

だから、ただ話を聞いて欲しくて、相談してきたんだろうななんて思いながら僕は寝られる場所を探しました。

やっぱりタクシードライバーをしていると色んな方に会う。

良い人嫌な人、色々いるけど
今日も良い人にたくさん会えると思って、行ってきます。