
Teamsでメッセージ分析
こちらの記事で思いついたMicrosoft社TeamsとM365 Copilotを活用して、Teamsのメッセージ分析にトライしてみました。
前提
コミュニケーションツールとしてMicrosoft社Teamsを利用
M365 Copilotを契約している(契約してくれている会社に感謝。ただ「あまり活用できてないのでは?」となってしまうとライセンス没収になってしまうので頑張らねば…)
日によって、それまで検索できていたものが突然できなくなったり、出力内容がガラッとかわったり安定しないです。(プロンプトがイケてない可能性もあり)
試したこと1:個人別の特性
プロンプト
個人別にどのような特性(強み、関心事、思考性等)を持っているかをまとめてください。
*利用する情報
「〇〇プロジェクト」チーム内のチャット
*整理する対象者
〇〇 太郎
出力
強み: 〇〇さんは、技術的な問題解決能力が高く、特にデータ統合やシステム連携において優れたスキルを持っています。
関心事: 〇〇さんは、データ品質の向上やシステムの最適化に強い関心を持っています。彼は、データの正確性と一貫性を保つためのプロセス改善に注力しています。
思考性: 〇〇さんは、非常に分析的で詳細志向の思考を持っています。彼は、データの細部にまで注意を払い、問題の根本原因を特定することに長けています。
感想
この結果を見ながら1on1やリフレクションをできると、よりメンバーにとって多面的なフィードバックができそうですし、本人の自己認知の助けにもなりそうな感触です。
こういう分析をしようとすると、自分の日記等を食べさせる必要があるかと思い、それはそれでトライしていたのですが、チャットのやり取りでもいい感じの出力ができているな、と感じました。
試したこと2:ネガティブなやり取り
プロンプト
ネガティブなチャットのやり取りについてまとめてください。
*利用する情報
「〇〇プロジェクト」チーム内のチャット
*カテゴリ分け
プロジェクト運営
技術課題
出力
プロジェクト運営
AさんとBさんのやり取りでは、プロジェクトの進行に対する不満が表明されています。特に、設定変更や調整が多く、効率的な進行が難しいと感じているようです。
Bさんは、タスクの優先順位やリソースの配分に問題があると指摘しています。
技術課題
CさんとDさんのやり取りでは、ETLツールの使用に関する問題が指摘されています。特に、ユーザーIDの管理やパフォーマンスに関する懸念が表明されています。
感想
プロジェクトの中にいるメンバーからすると「まあ、そうかな」と思うところもありますが、複数のプロジェクトをマネジメントしていてプロジェクト内の細かいやり取りが把握できていない場合に、定期的にこのような情報がフィードバックされるのはプロジェクト運営面でも嬉しいですね。
一方、プロジェクトや組織のカルチャーを分析するためにどのようなプロンプト(問い)がよいかは試行錯誤が必要とも感じています。
終わりに
思ったよりも気付きがもらえるような回答もあり、まだまだ試行錯誤は必要ですが、活用できそうな武器はどんどん試していこうと思います。