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社内SEがエクセルを学ぶべき理由!未経験者は特に重要!
社内SEとして仕事をしている方で、エクセルが苦手という人はいますか?
私はもともと事務職として仕事をしていて、人事異動によって社内SEとなりました。
正直社内SEになるまでは決まった仕事をしていただけだったので、エクセルも本当に最低限しか使えませんでした。
関数を自分で組むこともできないし、既に作られているエクセルに数字を入力したりしていくだけ。
そんな中、社内SEとなってからはエクセルを学ばざるを得ない状況になり、エクセルを勉強しました。
今はある程度の関数は使用できるようになりましたし、知らない関数も自分で調べながら使えるようになりました。
また、簡単なコードもVBAを使って書けるようにもなってきました。
そんな経験がある私が、なぜ社内SEとなったらエクセルを学ぶべきと感じたのか、その理由について解説していきます。
すでにある程度エクセルを使いこなせるという人は問題ありませんが、苦手意識がある人はぜひこの記事を最後まで読んで、エクセルを勉強するきっかけにしてもらえると嬉しいです。
社内SEになったらエクセルを学ぶべき理由
ではさっそく社内SEになったらエクセルを学ぶべき理由を紹介していきます。
特に未経験から社内SEになった人でエクセルが苦手という人はこれらの理由はしっかり読んでおいてください。
私の経験を踏まえて紹介していきます。
データ集計や登録作業が多い
まずはデータ集計や登録作業が多いことです。
社内SEの仕事としては、
要件定義
稼働中システムの保守運用
資産管理
マスタへの登録作業 など
たくさんの仕事があります。
それらの中でもエクセルを使ってのデータの集計や登録作業はかなり多いです。
具体例としては、
別システムからデータ抽出し、その内容を別のマスタと当てる(VLOOKUP関数など)
システム監査対応にて、正常に処理できてあるかの計算・処理の検証(SUMIF関数など)
毎月ハンド計算した結果をシステムへ登録作業(ROUND関数など)
エクセルを使って作業することは多岐にわたります。
エクセルを使えないと、社内SEとしての仕事はかなり苦労することになります。
日常で使うスキルだからこそ、ぜひ身につけておきたいのがエクセルになります。
自分の業務を効率化できる
次は自分の業務を効率化できることです。
先ほど見てきたように、社内SEではエクセルを使っての作業が多いことがわかりました。
大体は前任者が作ったエクセルがあるものの、
「もっとこうしたら楽に早く作業ができるのでは・・・?」
とエクセルを学ぶと見えてきます。
私も社内SEになるまではエクセルが得意ではありませんでしたが、自分のルーティン業務に時間を取られることが多かったため、エクセルを学び、効率化してきました。
私がやった効率化作業の一例を紹介します。
前月との比較を目視で行っていたものを、IF関数やEXACT関数を使い、正確に早く処理できるようにした
毎月抽出したデータをピポットテーブルで毎回集計していたものをフォーマット作成し、データを張り付けするだけで集計できるようにした(COUNTIFS関数やSUMIFS関数)
毎週抽出したデータを条件でフィルタし、色付けやフラグを立てていたものを、VBAにて自動でできるようにした
毎日定型の書式やフォーマットに変換後印刷し、紙保存しているものをVBAで自動化した
いかがでしょうか?
そこまで難しいことをしているわけではなく、少し覚えたことを使ってみようと思い、始めてみたのがこれらの効率化です。
これらができるようになると、問題解決力も高まってきて、広い視野を持って仕事ができるようになる副産物もついてきます。
自分の業務の効率化はやって損がないので、ぜひやってみてほしいです。
システムの処理の基本を学べる
次はシステムの処理の基本を学べることです。
社内SEとして仕事する以上、システムの基本は学んでほしいと思っています。
私は基本情報技術者試験の資格をおすすめしていますが、いきなりは少し難しいので、エクセルの知識を身につけるところからスタートしてもいいと思っています。
エクセルはシステム処理の基本です。
データの持ち方
データ型(文字列、数値など)
条件分岐
引数
TRUE,FALSEといった真偽値
値入力の方法・考え方
これらはシステム処理の基本となります。
これらはエクセルを学ぶことで十分身につけることができます。
むやみに結合をしない、文字列と数値をごちゃまぜにしない、IF関数、VLOOKUP関数、AND、OR関数、単位をそろえる などエクセルの基本からシステム処理の考え方を学ぶことができます。
これらの考え方を理解したうえで、基本情報技術者試験の勉強したり、次に紹介するプログラミングの勉強をしていくと、ステップアップもしやすくなります。
興味が持てたらプログラミングへの道も見える
最後は興味が持てたらプログラミングへの道も見えてくることです。
先ほど紹介したようにエクセルはシステム処理の基本を学ぶことができます。
エクセルを学ぶことでプログラミングを学ぶ近道にもなってきます。
私の経験上、エクセルができる人はプログラミングの感性も高いので、理解が早い印象です。
また、エクセルにてVBAでコードが書けるため、すぐにコードを書いて実践できるのもエクセルの良いところになります。
私の場合はプログラミングの勉強をしてからエクセルの勉強をした逆パターンですが、間違いなくプログラミングとエクセルは繋がっています。
エクセルの勉強はプログラミングに活かせるし、プログラミングの勉強はエクセルに活かせるんです。
プログラミングができるようになれば、自分で開発もできるようになり、さらなるステップアップも見えてきます。
もし興味が持ててきたのなら、プログラミングにも挑戦してみてほしいです。
まとめ
今回は社内SEがエクセルを学ぶべき理由を紹介してきました。
データ集計や登録作業が多い
自分の業務を効率化できる
システムの処理の基本を学べる
興味が持てたらプログラミングへの道も見える
これらの理由を紹介してきました。
どれも社内SEとして仕事するうえでは重要であることはもちろん、さらなるステップアップにも活かせる内容になっています。
そのため、ぜひ社内SEになった人でエクセルが苦手という人は、エクセルを勉強してみてください。
間違いなく、これからの仕事に活かせるようになります。
興味を持った人は今後私のNoteでもエクセルについての記事も追加していきますので、ぜひ楽しみにしてみてください。