鉄道模型のススメ①
趣味の王様と言われる鉄道模型(諸説あり)。中でも150分の1スケールのNゲージは気軽に始められ多くの趣味人に愛されている。
だがのめり込むと大変なことに…。
友達の家で見せてもらって欲しくなったり、父親がもともと鉄道好きだったりでクリスマスや誕生日に鉄道模型のセットをゲットする。長い鉄ヲタ人生の始まり。
一周するレールと通電するパワーパック、モーターが入った機関車にブルートレインの客車3両。これを居間の床にセッティングして電気を流して出発進行。長細い4つの青いプラスチックがシャーといいながら円形レールをクルクル回る。
このシャーでクルクルが鉄道模型の楽しさのピークだ。ファミコンやボードゲームなどの様なゲーム性や攻略の要素や、けん玉やスケボーの様なテクニックを極める要素が今のところ無い。 極論、金にモノ言わせて沢山車両を集めてレールいっぱい敷き詰めれば極められてしまう。自作のテクニックは後で書くよ。
走っている模型を見ていると高層ビルから見下ろしている目線だ。ほぼ屋根しか見えない。頭をおろして線路まで近づけると細かなディテールが実にリアル。ヘッドライトが点灯している。すごいね!
子供向けのブルートレインの本を隅々まで読んでいたので本物の編成が長いことを知っている。今は機関車と電源車とB寝台が2両。客ちょっとしか寝れてないなぁと。パワフルなEF66が力をもてあましてるぞと。そんなこんなで触っていたらパンタグラフをセーターに引っかけて壊してしまう。直そうとするほど曲がってしまいダメだと。帰宅した父に助けを求めると直すの無理だから日曜に買いに行こうとなった。
さあ、模型店デビューだ。プラモデル、ラジコン、ガンダム目移りするけど目指すは鉄道模型コーナー。ショーケースにものすごい種類の鉄道車両が並んでいる!うちにあるブルートレインもある。しかも3両じゃなくて長編成。喉から手が出た。
父が持ってきた壊れたパンタグラフを店員さんに見せるとごちゃごちゃした棚からすぐに持ってきてくれた。いくらだったかな?ジュース何本も飲めるなって印象。パンタグラフだけ買ってもあれですよね?てなもんで思いきった。ブルートレイン増備!まあ、来る途中に父に話してたんだけどね。お年玉を投資してブルートレインのベッドを増やすよって。
A寝台と食堂車計2両をお買い上げ。1両1200円だったかな?テールライトが点く終端の車両はもっと高いしモーター付きの電気機関車は4500円くらいする。金属製のバカ高いHOゲージに比べればNゲージは鉄道模型としては激安だが、1000円もしない24分の1の自動車プラモデルからしたら高い高い。
この日は車両増備に合わせて直線のレールも10本、あとカタログも買った。
早速ブルートレインを連結させると機関車入れて6両はなかなかの迫力、日本の住宅事情ならNゲージといえども6~7両が限界だから他形式を集めるにしてもそれくらいにしようなんて思う。
さっきサラッと書いたがカタログを買った。これを読みあさる生活。お年玉はこの前使っちゃったからね。次に金が入ったら何買おうかを検討する。欲しいときが一番楽しいというのは本当で、欲しいが集約された本なんでカタログは夢のかたまり。
本物の編成表が載っていてこれを参考にする。十数両の長編成をどう省いて6両にしようかなとか考えるのが楽しい。ブルートレインはロングランなので走る場所によって機関車を変えますよとか書いてある。まあ本物のブルートレインの本で知っていたが。その機関車がカタログに載ってるんだよね!もうこうなったら欲しくてたまらない。
②に続く!