最高の薬局を見付けたよ!

 前に「薬局選びのススメ」というのを投稿した。今通ってる薬局がかなり素晴らしいのでその話を。

 10年前から通ってる病院の目の前の薬局があったが信用出来ない問題があって行くのをやめることにした。近場で他の薬局を探すがネットには悪い評判しかない。
 これは薬局全体の問題で、薬の専門家が接客もするという性質上、社会的に非常識な対応をする人が高確率で居るのだ。

 そんな行きたくない評判の情報があふれる中にクチコミが僅かな薬局があった。病院にも駅にも近い。消去法でもうそこしかなさそうだと判断した。
 私が服用している薬はどこの薬局にも在庫があってすぐ出してもらえるタイプではないのが分かっていたのでまず電話した。
 薬って薬局からメーカーなり代理店に発注したら都度自由に取り寄せされると思いきや、薬局ごとにどの薬をどれだけ卸すかが決まっているらしい。詳しい事は中の人じゃないから分からんけど。
 だから私が行きたいと思った薬局でもその薬はそもそも入ってきませんという場合があるので確認が必要。

 必要になる薬の名前を電話で伝えると、この薬とこの薬はジェネリックになりますという回答をいただいた。前の薬局では先発品でいけてたのにやっぱりなと。
 ジェネリックは嫌だったけど前の薬局に戻るのはありえないし他をあたっても同じようなものだろうからジェネリックでお願いしますと頼んだ。
 用意出来るかを確認しますとのことで電話を待ったが翌日でも返事がなかった。電話をしたら忙しそうな様子で用意出来ますからお越しくださいとの返事でひと安心。

 診療の日が来て主治医に薬局変えることにしたんですよと話す。理由を言ったらそんなこと聞いたことないから変えた方がいいですよって。やっぱりね。
 いつもと反対方向に歩き薬局を見付ける。これがものすごく年季が入っていて味わいのある建物、そしておそろしくせまい。もう一人来たら立って待つようだ。
 初めてなので問診票を書いて渡す。電話で話した方が用意された薬について説明したり、どういった症状で通院しているかの聞き取りをされる。

 それでこの薬剤師さんから感じるベテラン感がすごい。今までさんざん服用してきた薬にどういう効能があって作用しているのかを分かりやすく説明してくれる。薬博士が目の前に居る!

 今まで経験した薬剤師さんはこちらが知りたいことに対する明確な答えを出してくれないのが殆どだった。答えにならない答えをされるので聞く気が失せて信憑性の無いネットの情報を調べることになる。
 胃薬を出してもらって私は「この胃薬」がどういう作用で不調を緩和するのかを聞きたいのに、「胃薬全般」の話をしてごまかされたりする。胃薬ってこういうものてすからねぇ…みたいな。
 もっと酷いと薬は毒にもなるし薬にもなりますからねぇ…とかこの薬飲むと下痢する人も居れば便秘する人も居るみたいですねぇ…とか。
 調子悪いのになんのためにもならない事を言われる時間が苦痛。

 今年にアジアン馬場園とかまいたち、令和の虎の岩井主宰がひどい薬剤師批判をして炎上していた。どんな職業でも差別されたり貶められたりはあってはならない。
 専門知識を世の中の病気で困っている方の為に提供している。一方で病院の横で殿様商売して苦しんでいる病人に対して思いやりのかけらもない対応をしてる薬剤師が日本中に山ほど居るのも事実。両方の意見が世間の皆さんに身に染みてあるからぶつかって炎上した。
 大体馬場園なんて若い時ムチムチしてたから可愛く見えてただけで今はただ嫌なこと言うだけの人だ。関西圏のテレビを見ていれば馬場園は友近と一緒に根性悪な事ばっかり言ってる不快なヤツなのは常識なのにチャンカワイみたいな良心の塊がいっとき近付いてしまったのが分からない。

 話を戻すと見付けた薬局は見た目はボロくて狭いが信頼の置けるプロフェッショナルが居た。ベテラン博士以外の方から薬を渡されることもあるけど、薬局全体が博士基準なのでちゃんとされている。
 質問したあとちょっとややこしい事聞いてしまったかなと思ってもパソコンですぐに調べて教えてくれる。これどの薬局にもパソコンあるけどそれ使って調べるより適当な一般論して終わらす薬剤師の多いこと…。

 単発で耳鼻科に行って処方箋が出た。耳鼻科と同じビルの1階の薬局へ行ったがこれが典型的な病院寄生で長年やってるところ。すぐに薬が出てきて説明を受ける。私はたくさん薬を飲んでいるので処方箋と一緒に渡してたお薬手帳を開いて飲み合わせは大丈夫ですかね?と聞いた。
 あー、まー弱い薬だから問題ないですよという。私が気にしているのは出された薬が強いかどうかじゃなくて今飲んでる薬とで悪影響ないかなんです。弱い薬で弱い副作用出たら嫌ですよと言うと、お薬手帳を開いて私が飲んでる薬を一つ一つメモり出した。え!?そういうのって薬出す前にチェックしてんじゃねえの!?それやらなかったら薬剤師の役目放棄してね!?と思ったよ。
 それで飲んでる薬が多くてメモるのダルくなったのかもう一回弱い薬だから大丈夫ですよと言ってきた。どうしようもないので2回目以降は駅ナカのマツキヨの中の処方箋受付に行くことにした。これがなかなか良かった。

 耳鼻科の薬に不安が残るのでベテラン博士の薬局に行った際に聞いた。即答で、この薬は薬というよりもビタミン剤みたいなもので飲み合わせの心配はないですよと教えていただいた。
 「弱いから大丈夫」と「ビタミン剤だから」の説明の大きな違いがダメな薬剤師には患者目線皆無だから理解出来ないだろう。

 そこそこ大きい街で薬局がいっぱいある中で常に激混みな理由が分かる。やはり薬局はどこでも一緒と諦めずに探さないとねという話でした。
 ここからはおまけ。何で薬局変えたのかを書くよ。不快な話が嫌いな人は読まないでね。

 10年前から通っていていつも空いてるwifi使える普通の薬局だった。ジェネリックが嫌だと希望したら先発品に無い用量の処方箋だったのを半分に割ってくれていたりした。
 いつも通りに薬を渡されて「何が気になることは?」と聞かれたので「そういえば1錠朝に飲んでいたのを眠くなるので次から夜に飲むように先生に言われました」と話した。
 薬と一緒に領収書が出ていたので書いてある金額を横目で見て財布から用意しながら話していたら何やら顔色が変わって「やり直しです」と引っ込められた。
「すいませんお待たせしましたね✕✕円です」
「さっき◯◯円じゃなかったですか?」
「あーあれね(こいつ見てやがった…)あれは前の値段で」
「前って何ですか?薬の量一緒ですよ?」
「お薬の値段って点数の計算方法が決まってるんですよ」
「え?説明してもらっていいですか?」
「制度に則った点数の計算をすると朝飲むより夜飲む方が高くなります。薬の量=値段にはならない。納得出来ないですか?」
「制度についてどうこう言うつもりは無いんですけどいきなり値上がりされるとびっくりしますよ?説明しなくてもいいと思われている」
「お薬の値段が変わります」
「私が聞いたから説明されてるのであってしれっと高い領収書出してこの金額ですよは不親切だな。何がありますかと言われたときに私が薬を飲むタイミングが変わったこと言わなかったら安いままでいけてましたよね。無かった事にしません?」
「それは出来ません制度ですから」
「処方箋見て準備されてますよね?なんで前の安い計算方法で出してきたんですか?」
「いつも通りと思って用意しました」
「つまり処方箋見て準備してないと。ダメじゃないですか?」
「…」
というやり取りがあってこの薬局やめにした。薬の処方も大事だしお金も大事。説明も大事。
 この点数ってやつは意味不明なもので、主治医も飲む時間によって薬の値段が変わるなんて知らなかったと驚いていた。あと薬局によっても点数変わるから同じ薬でも値段が変わる。結局ベテラン博士の薬局だと高くなったけどいい薬局なら高くても得るものがあるからいい。

 薬局運が悪くて同じ時期に別の病院の薬を出してもらってたところでもひどいことが有って面白いんだけど長くなるからまた今度書かせて!

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