2024年版Type-Rの買い方

 世界が誇るホンダ究極の名車Type-R。一度はハンドルを握りたい自分のものにしたいと皆さん思ってるよね。そこで現時点での可能性を探ってみよう。
 NSX-Rについてはスーパーカーの部類なのでここでは割愛、買える人は投機目的でもいいのでは、大事にされるなら。
 まずはインテグラDC2/DB8だ。96スペックや98スペックだの特徴があって書ききれないのでYouTubeでベスモを検索すれば分かりやすい動画が出てくる。98の方が新しいから…という発想はこれだけ年数が経てば誤差、それよりどちらのスペックの特性、外観を気に入ったかと見付かった個体の状態で判断しよう。これらはあちこちの中古車屋で出てるものでもないので専門店に行くのが最短の道だ。走行20万キロが300万円。うーん。
 そして根強いファンの多いシビックEK9だ。環状線車線変更するのにトランク邪魔だという男のハッチバック。こんな楽しくてバカ速いクルマ乗ったら誰でも乗り潰してまうわで今やレアな存在に。走行10万キロ超えが400万円。ホットハッチの魅力はヤンチャ感ってあると思うけど金額がヤンチャのレベルを超えてる。
 ではインテグラDC5はいかがかな。前期後期見た目が違うのでこれは好みを優先しないと後で変えるのは大変。酷評に次ぐ酷評なクルマだが改造しなければ足回りの不具合は起きないのだからメーカーチューンを堪能する楽しみというのはアリだと思う。写真で見るとボッテリしてるけど実物を見るとスタイリッシュ。となりにDC2が並ばなければ。そんなDC5の相場は13万キロ程度で250万くらい。そう、高いけどDC2よりかなり安い。
 という感じで初期のType-R達はかなりの高額になっていてこれからも上がる一方と思われる。そして運良く買ったとしても年式相当の傷みはあるわけで壊れたところをぼちぼち直しながらなんて呑気なカーライフは許してくれない。ニコニコで売ってくれた専門店が修理の際にまたニコニコで迎えてくれる。
 そこで提案。Type-Rを諦めるという選択だ。DC2のsi-vtecを買うのだ。これはType-R誕生直前の最高グレードで俗に言う丸目インテというやつ。オススメポイントはType-Rのベースになるくらいのスポーツモデルで特筆すべきはエンジン。Type-Rの赤ヘッドに対して黒ヘッドでなんと可変吸気ポート付き。vtecは二段ロケットと言われるがこれは三段ロケット。何がいいって低~中速のトルクがたっぷりなので街中が快適&楽しい。暇のある人は赤ヘッドと黒ヘッドのトルクカーブを重ねて見て欲しい。難しい事は分かんないけどそういうこった。
 じゃあそんなDC2 Type-Rより2年も古い個体それこそもう無いでしょというだろう。丸目インテは日本国内での不人気から角目に変更されたのは皆さんご存知だが、アメリカでは丸目が売られ続けた。という事から丸目インテはアメリカっぽいぞという評価をUSDM愛好家から受けていて結構需要が未だにある。そしてUSDMを扱うショップのデモカーになっていたりする。これが150万円くらいで売られている事があるんだ。そう、これが買いだ。走り屋系とは違いクルマを美しく整備している。なにより店の看板となるデモカーだったのだからエンジンルームからなにから隅々綺麗。ただしライムグリーンやパープルなどの奇抜な色に塗装されているので、早々に黒や元の色にオールペンしよう。チャンピオンシップホワイトにしたくなりがちだけどType-R乗りたいけど乗れなかった人とゆび指されるので白はやめておこう。不釣り合いに派手なホイールが気になってしまうのでTE37あたりを用意すればそれなりのホンダスポーツカーとなってType-Rのミーティングなんかにもずかずか乱入出来るというもの。
 ということでB18Cは無理して赤ヘッドより黒ヘッドが楽しめる!という話でした。

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