プロジェクションマッピングは過大評価
東京都でなんか予算の使い方がおかしいぞと言われているプロジェクションマッピング。これ過剰にありがたがるの何なの?という話。
光を投影して画像や映像を楽しむのは映画の歴史が大昔からある。教育やビジネスの現場ではOHP フィルムを使用していた昔に比べ大変便利な小型高性能のプロジェクターが普及している。パソコンの資料を映したり、おうちで映画を見たりが手軽に実現する。この光で投影する対象物がビルになっただけでものすごく素晴らしい価値のあるものという扱いになるのは何で?お城等の歴史的建造物の複雑な形に合わせて形状を測定し映像を用意して…とかなら技術がすごいなぁと素人でも分かる。四角いビルに四角い映像コンテンツ映すのはありがたいか?80年代の香港みやげでおうちの中で壁に香港の綺麗な景色のスライドを映すのが有った。素晴らしい景色が目の前に広がり感動する。しかしすぐに飽きる。単純なプロジェクションマッピングを見るとどうにも香港みやげスライドを思い出してしまう。
perfumeがプロジェクションマッピングを使用したすごい演出で観客を魅了する。3人の衣装に映像が投影され、しかもダンスのフォーメーションで移動する。会社の大会議室でプレゼンするときにスクリーンの前に立つとプロジェクターの光を正面から受けてえらく眩しかったりする。目に良くない。perfumeも相当眩しいの我慢して踊っているだろう。そうでなくてもテレビの収録なんかは照明がかなりの明るさだからね。芸能人はどんどん目が悪くなる。眩しいからって目をつぶるわけにいかない。三浦理恵子はずっと眩しそうな顔してた。
さてプロジェクションマッピング、制作集団がいくつかあって技術のしのぎを削っている。新技術の確立には費用がかかる。どうやって運営してるのかなと思うでしょ?プロジェクションマッピングは公共の建物に映す案件がほとんどであり、その企画を市町村が進めている。予算とってもらって随意契約出来れば入札なんてしないで言い値よ。あ、ごめんなさい想像で書いた偏見だ!
わー綺麗だねーのレベルが花火大会の方がはるかに上、プロジェクションマッピングの予算をとるときはその金額で花火何玉買えるか考えた方がいい。
プロジェクションマッピングの制作現場をテレビで見るとどうにもチャラいヤツが多くて嫌悪感。クリエイティブな事してますよセンスあるでしょを全面に出してくる。大きなプロジェクターで大きい建物に映すという基本の部分は十数年変わってない普通の技術、アーティスト感出してドヤられると価値の無いものを価値のあるものの様に演出して金にしようという電通の手法がチラつく。100ワニ。プロジェクションマッピングがいいものってことにしましょうよってね。
最後に、会議室のプロジェクターから破裂音が聞こえて光らなくなった。保守会社に聞いたら電球が切れたので新しいの買ってくださいと。あの音なんだったの?と聞くと寿命がくると電球が破裂します。仕様です。はー、破裂するのが普通の製品なのか。日本の名のあるメーカー製なのに。クルマ運転してて10万キロ越えたら急にエンジン爆発とかしないからなぁ。
さて、綺麗な香港の景色スライドでも見ようかな!