Nゲージの編成を考える〜楽しい取捨選択〜 

 以前の投稿で実物の長い編成をどう短く収めるかを考えるのが楽しいと書いた。伝わるか分からないけど例をあげよう。

 今のNゲージは新商品が出るとセットになっていて、お金と場所に余裕がある人は増結セットも買うような集め方だと思う。
 昔は1両ずつ買うのが主流だったから組み合わせは自由、これを考えるのが楽しい。欲しい時が一番楽しくて自分のものになると冷めるという人間の心理もあるな。

 鉄道模型のススメの投稿は実は読みやすくするためにいくつかフェイクが書いてある。スターターセットに付属の車両がブルートレインと書いたが実際は485系4両だった。

クハ−モハ−モハ−クハ

 短いし全部普通車。これは子供なりにもイケてないと思う。それで島式ホームセットの長さが6両、端ギリギリまで停車して7両だったのであと3両買いたい。何がいいかな?という話だ。

 実物の特急白鳥だとこんな感じ。

クハ−モハ−モハ−モハ−モハ−サロ−サシ−モハ−モハ−モハ−モハ−クハ

 堂々たる12両、在来線特急全盛期。グリーン車に食堂車。いいなぁ。
 ところがこれを手持ちのスターターセットにちょっとレール買い足した程度のエンドレスレールに乗せると先頭車が目と鼻の先の最後尾を追いかけるようになる。やはり7両程度に収めるのが現実的。

 さて増備計画だが、ここはもう勢いでグリーン車と食堂車をまず買ってしまおう。

クハ−モハ−モハ−サシ−サロ−クハ

 窓配置の違う車両が入り模型的な楽しみがぐっと増えた。6両あると長さもそこそこあって走らせる楽しみが格段にアップ。
 でもねぇ…鉄道模型を好むような人であれば色々気になってしまう。まずモーター車が2両しかなくてこの編成走れないだろと。あとクハの次にサロってあったかなとも思う。
 7両で収めるにはあと1両だ。何を増備するか。

クハ−モハ−モハ−サシ−サロ−モハ-クハ

 なかなかいいんじゃないの?これでいこう。追加のモハはモハ484とモハ485が選べるがここはパンタグラフ付きのモハ484を選びたい。
 はい、何言われるかは分かってますよ。モハはMM’の2両一組だからモハ485も要るよ!ってね。8両になってしまうしなぁ。現実的にするなら7両編成に食堂車があるのがおかしいのでサシをモハに変えればいいと思う。

クハ−モハ−モハ−サロ−モハ-モハ-クハ

 どうしても本物と同じ編成にしたい場合は特急加越の7両編成がこれ。短い485系の編成といえば特急みどりの4両編成というのがあった。

クハ−モハ−モハ−クロ

 実物と同じ4両編成を再現出来たら最高なのだが、まずクロどころかボンネット型の485系が製品化されていなかった。クハも200番台で貫通扉付きだから手持ちの300番台と違う。これを改造製作したのが鉄道模型趣味に載っていた。サロと181系のボンネットを切り継ぎしクロ作成、クハに貫通扉を付けたりして200番台に改造。すごいけど真似しようなんて思ったら貴重な電車がバラバラになって悲しくなるからやめた方がいい。181系と485系のボンネットは似ているようで結構ちがう。車体もしかり。昔の方は限られた商品のラインナップから力技で独自のモデルを作ってたんだなぁと思っていればいい。
 クロもクハ200番台も後に商品化されている。HGのモデルとか買ったこと無いけどすごいなあ。

 Nゲージの買い方はその人の個性や好みが出るので面白い。うちは馴染みのない交流機関車、交流電車が1両も無かった。新幹線や海外の車両も興味がわかなかった。EF15やEF64とか直流電気機関車に香港製の貨車を牽かせるのが楽しかったな。

 楽しみ方は自由、皆さんの理想の車両増備計画が叶うことを願います。

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