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mirecat
愛のむきだし読後の後味
大人になれない人が本当に本気を出して、無理していきがったりも含めて、子供をやめようとする感じが、大人になろうとする感じ、その無理がぐさっと伝わってくる感じだった。本当に無理な人には無理なんだなという面も含めた深い読後感を感じられた。理想から言っちゃえば積極的に大人になる感じを見たいのだけど、実際すくないのがそっちかも知れない。なにかのかげんで子供から追放されるイメージがつきまとう一時期。一様に子供ではなくなる、大人になるやさぐれたと言っては言いすぎだが、あまずっぱいむなしさ。
予定どおり門をくぐって、校門らしき大人の扉を、だんどり通常になぞって何かに、壁も似たような同じ存在になっていく。
ぶちあたるものも平凡だから協力者が居る。やけにすんなりと探し出せる。ありのままから、ずれだせない優しい私たちが居て、気弱なよわみをにぎられた苦しまぎれの笑顔の感じもある。その圧倒的なマジョリティーの感じ。
いきぐるしい一様な空気。同じものをめざし似たようなとこで転び、あまりに平等に獲得しては、ありふれて捨てられるのも早い。
そういった普通と対峙し、くるおしいものを取り戻す。
再獲得する。これがないなら生きてらんねーやというなまぐさい感じどうにかして、どうにかしてそういうものを、もう一度。
そういう感情がうかがうこと出来る佳作だった。
パンク音楽が構成におさまってる妙な矛盾した感覚味わうこと出来るのもこれならでは。1ことでいうとエッジがきいている。
シンプルじゃないのもいいなと思える作品。
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