夢の落陽
流れ星は落下の軌道を、えがいている。あの星にも生命があったとしたら?彼の背すじには戦慄が走った。まるでそう。「私は見ようとした時既に違うところに居る部外者だろう」という様に。今、消滅する時、叶うなら、夢は犠牲の別名なのか。違うきっと。これは、希望の譲渡なんだ。負の出来事が一矢むくいて。新たな愛の可能性に向かっているのではないか。ならば焼ける痛みを受容し、彼は、挑もうと思った。
「この壊れかかった風景を壊してやるから外の空気を吸え」
彼は激しいちからと、燃焼し切った後のブルーがかった空模様を脳裡に刻んだ。
「愛されるべき方がある。強者に挑ませるものがある。からっぽじゃないんだ。奪還して冠をかぶせてやる」
流れ星は、この刹那の断片を意識は感受してる間、速度を増すのだった。
朝になると彼はこの記憶をわすれ、しばらくし、長男が無事に、うまれた。
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相互援助そのものは、大切と、思います。有償のことをする余裕を持って、無償の活動を敢えてする系のスタイルを、とってます。
プライスレスに、人生を再始動したい人には情報を提供出来るかなとおもいます。OK???
企画倒れは充分警戒したいし、格闘技なら階級低め、組織ならNPOは、穴場。