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2/15 ツェズゲラ以上、恋人未満。


注意:本稿はアイドルマスターシャイニーカラーズ本編についての考察や評論ではありませんので、それを目的として来たシャニ学徒はブラウザバック推奨です。
ご承知のほどよろしくお願いいたします。


良  す  ぎ  る  ……。


[スリープオーバー。飛べる、飛べる。飛べるさ]

いきなりなんですが、これシャニマスで一番良いポエムだって。そう思わねえかブラザー。

このソーキュートガールについて知らない方(知らないのは悪いことじゃないよ。でも今ここが分岐点なんだ。君がインターネットペンペン草のまま終わるか、凛と咲くラナンキュラスになるかの……)のために詳細を書くと、彼女は「アイドルマスターシャイニーカラーズ」の登場人物、杜野凛世です。
大和撫子といった言葉が似合う和服の美少女で、そしてなにより、プロデューサーのことが大好き……

そう、凛世はプロデューサー(プレイヤーのアバター的立ち位置の存在。でも俺らとは違って太陽みてえな奴)のことが大好きなんです。
それもそのはず、彼女がアイドルになったきっかけがそもそもスカウトしてきたプロデューサーへの一目惚れに近いものだったから。彼の「最高の舞台に連れていく」という言葉に凛世は世界の端緒を見たんですな。
ここらへんは下に公式の動画を置いておくので参考にどうぞ。


まあ自分もシャニ学を云々できる立場でもないので杜野凛世の世界観について深く語ることは無いんですが、とにかく凛世って恋にマジなんです。
好きで好きでしょうがないのに相手のことを考えて一歩引いてみたり、かと思えば自分の中の「あの人に会いたい」という思いに従って大きな声で叫んでみたり。相手に依存するわけでなく、けれど常に心の中にはあなたがいるという、純愛の全部を真剣にやっている。それも青春とはまた違うかたちで。

たとえば、凛世とプロデューサーが海での撮影の休憩中にかき氷を食べてるシーン。
かき氷のシロップでお互いの舌の色が青と赤に染まっていることを笑いあってると、プロデューサーがふと「広報用の写真を撮ろうか」と言い出します。

【われにかへれ】2コミュ目「むらさき」より引用

そこで凛世が「ではプロデューサーさまの写真も撮りましょう」と切り出すと、プロデューサーは笑ってこれを拒否。ファンは凛世の写真が見たいんだから、俺のはいらないだろ?と。
みなさんなら分かりますね。ここで彼女は仕事用の写真ではなく、好きな人の写真が欲しかったんです。プロデューサーと同じ時間を共有したという思い出が。
しかしあくまで仕事と私事を分けようとするプロデューサーに、凛世はポツリと一言。

ヤバすぎるって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


舌に染まった赤と青のシロップが混ざり合って紫にってあんたそんなの、
ラブ・ボナペティートだよ。

このように杜野凛世は、16歳とは思えない靭やかな文学性でもって恋に邁進しているのです。自分の想いを言葉にする時に小野小町の和歌を信用したりとかさ、そんなん私だったら70歳になってもできないよ。せいぜいがハガレン最終話のセリフを引用するくらいです。

しかし、そんな一途な凛世の恋、実るか実らないかで言うと正直分かりません。
先程引用した場面のように、杜野凛世と相対した時のプロデューサーってなんとなく最後の最後で大人としての一線を引いているような雰囲気があり、彼の人間性的にもアイドルとそういう関係になることも無いんじゃなかろうかとも思われるからです(このあたりは正直解釈によると思います。【水色感情】読んでどう思ったかとか。でも「アイドルじゃない凛世さん」が彼の心に棲みつく可能性だって、ある。あるよ)


そうして、ここでようやく話が冒頭に戻りますが、そんな杜野凛世がゲーム内差分衣装でペンギンのパジャマを着た時のポエムがこれなんです。

[スリープオーバー。飛べる、飛べる。飛べるさ]

この、実るか分からない恋心を一途に抱き続ける女の子がペンギン(飛べない鳥)の格好で「飛べるさ」と真っ直ぐに言えることの強さと美しさ。
これを感じてほしいんです私は。「飛べる、飛べる。」って自分に言い聞かせて、モフモフの羽を必死に羽ばたかせているその瞬間の、光、光をよ。
凛世の恋の行く先はきっとそれが叶わなかったとしても、悲しいものにはならないでしょう。
未来がどうなるか分からない中でも、今を、この瞬間を精一杯やり続けた過程が、羽ばたこうとした時間が、その先を照らしてくれるはずです。
でもそれはきっと凛世が一番知っていることでしょうね。なぜなら彼女の周りには、今を力いっぱい輝かせようとする放課後クライマックスガールズのみんながいるから――。

美食屋四天王・サニー「美(つく)しすぎんだろ……!」



最後に私が本気で考えたハンターハンターのオリキャラとそいつの念能力を書いておこうかな。

ジョット・ヨーク(通称:空っぽのジョット)

2メートル近い長身と十字の剃り込みが入った坊主頭が特徴的な壮年の男性。性格は寡黙かつ慎重。基本的に一人で行動するため、普段の生活には謎が多い。
“聖者が造ったとされる街”の出身であり、かつてはそこで妻と子供と共に穏やかな生活を営んでいたが、聖遺物目当てのハンターに街を破壊され、妻と子供を目の前で殺されたことで復讐を誓う。
今は賞金首ハンターとして仇を追っている。(そのハンターの目は紅く輝いていたというが、はたして……?)
界隈で彼のことを知らぬ者はおらず、同じ賞金首ハンターとして名を馳せたツェズゲラも、「奴が狙った獲物には手を出すな」と仲間に強く言いつけているほど。
情け容赦なく冷徹に仕事をこなすが、心優しい青年だった頃の名残なのか、相手を殺害した後には短く祈りを捧げる。
口癖は「この雨が止むことはない」

念能力
【夜が明けるまで踊らせて、それがダメなら貫いて(シンギング・インザ・レイン)】

能力使用後、自身を半年間の強制的な絶状態にすることを縛りとして発動出来る。
自身と対象者の手首を繋ぐ長さ3メートル程度の鎖を具現化し、その鎖に触れたものを自他ともに絶状態にする(鎖に繋がれた者が手首を切り落とすなどして物理的に鎖から離れたとしても、能力の発動中は絶状態が継続される)
鎖の具現化から約300秒後、両者からの距離が等しい位置に一丁のピストルが現れ、それから射出された弾丸は(当能力の影響下にあるものに限り)必ず心臓に命中する。

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