初値超えの最有力IPO銘柄を徹底考察!要は「海外展開」
本決算の発表が続々と出ている今日この頃。
来期の業績予想も出ているので、これからの株価成長の分析もやりやすくなってます。
そんな中で注目したのが「IPO銘柄」
今年新規上場した銘柄の中には未だ初値を超えられずにモタついているものが多くありますが、そういう銘柄の中にこそお宝銘柄が眠っているものです。
我がトレード部でも、去年~今年のIPO銘柄の中で、今後大化けが期待できる銘柄を発見しました(^^)
逆風下の新規上場銘柄は強い
去年~今年の相場は、アメリカの利上げが重しになって特にスタートアップ企業にとっては決して良い相場とは言えません。
スタートアップ企業はまだ赤字の企業が多く、事業資金の大半を借金に頼っており、金利が上がれば当然利払いの比率が上がってしまって業績のマイナス要因になってしまいます。
それに対して金利が低い時期には企業は安い金利で借り入れができるので、積極的に借金して事業を伸ばすための投資をします。
投資家の方も市場の流動性が高まっているので余剰資金を株式投資に回すので、株式市場も自然と堅調に。
そういった環境ではスタートアップ企業も自社の株が高く売れるうちに新規上場した方がメリットがあるため、例え事業の成長が中途半端な状態でも上場基準さえ満たしていれば(グロース市場などは上場基準がゆるい)すぐにIPOする傾向にあります。
なので「コロナバブル」の頃に新規上場した銘柄は安値で放置されているものが少なくありません。
翻って世界的に金利が上昇に転じた去年~今年に新規上場する銘柄は、事業が正当に評価される段階まで成長したからこそ新規上場している銘柄がほとんど。
特徴として、既に黒字化している銘柄や、まだ赤字だとしても市場のシェアをきちんと確立していて早期に黒字化が可能な段階まで成長している企業が多いので、株価の評価がしやすいというのもありがたいものです。
海外展開が肝
逆風下で新規上場している銘柄の中でも、海外でも事業展開しているIPO銘柄は特に注目です。
日本ではまだ金融緩和を継続しているので円安が続いており、そういう状況では海外事業で稼いだ利益は円換算すると大きな為替差益が発生します。
加えてもう一つのメリットはインフレです。
日本でもやっとインフレが定着してきましたが、他の国ではもっと急激なインフレで、そもそもの製品やサービスの提供価格が日本よりも高く設定できます。
よって、海外で事業展開している企業は高単価の販売利益と円安による為替差益が見込めるので業績の成長性も大きな期待が持てるということです。
今回、これらの条件を満たしていて、且つ市場シェアが伸びに伸びている銘柄を考察していきたいと思います。
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