永瀬廉、東京タワー、江國香織、掃除機
注:この先の記事では、江國香織『去年の雪』の一文を引用、また、江國香織作品、村上春樹『1Q84』の内容に触れています。
小説を読むにあたって影響を及ぼすことはないと私は考えていますが、気になる方は閲覧をご遠慮ください。
ここ最近ずっと、江國香織の小説を読んでいる。理由は明らかだ。
4月20日に『東京タワー』のドラマが放送開始する。
永瀬廉が小島透を演じるそのドラマが楽しみで仕方がない私は、江國香織成分を少しでも吸収したくなり、彼女の小説で未読だったものに手を出している。
『シェニール織とか黄肉のメロンとか』、『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』ときて、今『去年の雪』の終盤である。
昨日も寝そべりながら、体を起こしながら、とさまざまなかたちで『去年の雪』をのんびり読んでいた。
そこで、「掃除、掃除、掃除。」からはじまる段に入り、読んでいるうち、「そういえば江國香織の小説って掃除の話出てくるな」と思った。
『シェニール織〜』か『薔薇の木〜』にも掃除の場面があった筈だ。
江國香織の他の小説がどうだったかは忘れたし、「掃除、小説」、と聞いてすっと頭に浮かぶのは村上春樹『1Q84』の青豆さんの拭き掃除だ。しかし、『シェニール織〜』、『薔薇の木〜』、『去年の雪』を連続して読んでいる今の私にとっては、「江國香織の小説は掃除の話が出てくる」がしっくりくる。
と、そこで、こんなに江國香織の物語の中で掃除がなされているのだから、私もしようかな、と思った。
そんなわけで、さぼりにさぼっていた掃除機がけと雑巾がけをこなし、部屋が綺麗になったのが昨日である。
永瀬廉が出演するから『東京タワー』のドラマ化を知ったのであって、『東京タワー』を江國香織が書いているので、今彼女の作品を読んでおり(その空気を吸い込もうと、必死に)、それらの作品に掃除の話が出てきたので、私は掃除にこぎつけた。
永瀬廉、東京タワー、江國香織。
やはりこの並びは最強だ。
ドラマの放送も来週に近づいている。
1話の予告の時点で、私の処理能力をはるかに超え、え、令和版、良くない……?となった。
本放送を見たらどうなってしまうのか、若干不安である。
いやでも、ドラマ「東京タワー」、楽しみです。「95」とあわせて毎週のよろこびになる予感しかない。
えっと、とりあえず、江國香織、読みます。
ここまで読んでくださりありがとうございました!