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一橋大学生による必勝勉強法#4 英語編②文法編
皆さんこんにちは。最近ニーチェの本「ツァラトゥストラはかく語りき」を読み始めましたが、難解で苦戦しています。(笑)
さて今日は受験英語の攻略法について文法から説明していきたいと思います。私自身、かなりの参考書を使ってきたため、参考書紹介についてもしたいのですが、それは手段にすぎません。皆さんには、勉強の本質をつかんでいただきたいので、教材は軽く紹介する程度といたします。
文法
英語の幹となる部分となる文法ですが、よく陥りがちな失敗例としては「Vintage」や「Next Stage」といった文法問題集を知識のないままにがむしゃらに解こうとすることです。
なぜか、問題と解答の暗記に陥る可能性が非常に高いからです。その問題集では問題が解けたとしても、本質的な理解に至っていないために模試や試験などで同様な知識を問われたとき答えられない、そんな経験をしたことはないでしょうか。
私自身もそのうちの一人でした。
誤解しないでいただきたいのが問題集に取り組むことが悪いと言っているわけではないということです。問題を解くことはアウトプットにあたり、非常に効率的な勉強になります。ここでも知識を思い出そうとするアクションを起こすことで記憶の定着を促すことができるからです。再度繰り返しになりますが学習した内容を「想起」することで内容が定着するのです。なので、アウトプットを中心に据える勉強は一般的に高く評価されます。一方でインプットというものが軽視される傾向があるのは少々違和感を感じます。
いきなり知識のない状態で問題を解こうとすると、わからないことだらけでやる気をなくしてしまう可能性が高まります。勉強に限らず、人が成長していると感じモチベーションを高く維持できるのは何らかの過程において「前進感」が得られるときだからです。あらゆる問題が不正解では正直勉強は楽しくなくなり継続が難しくなると思うのです。
では、インプットとアウトプットについて私たちはどう考えるべきなのでしょうか。
私は、学習初期段階においては
「インプットとアウトプットを同時に行うことが効率的」
であると考えます。
このことについて私が実際に文法の勉強の際に利用していた方法を例に理解を深めていきましょう。
わたしはまず文法の学習を次のようなステップで行いました。
[ 用意したもの ]
・文法書
・文法書の例文集(別冊)
・文法問題集
[ 学習ステップ ]
①まず学習内容(分詞、関係代名詞など)を決める
②文法書で学習内容に一通り目を通し、じっくりと理解。(=インプット)
③文法書の例文集(別冊)の例文だけを見て、文法書の説明どおりにその例文を文法的に自分に説明(口に出せるとなおよい)(=アウトプット)
④実際に文法問題集で学習内容の部分を問題演習(=アウトプット)
⑤間違えたor知らない知識を文法書で確認しページ数を問題集にメモ
(この際文法書か問題集に情報を一元化すると◎)(=インプット)
どうでしょうか。この勉強法には実はインプットアウトプット以前に科学的に効果的な勉強方法も盛り込んでいますが、それについては後ほど記事に掲載します。
今回はインプットとアウトプットについて焦点を当てていきます。この勉強法ではアウトプットをインプットでサンドウィッチ状態にしていることに大きな意味があります。
アウトプットはインプットした知識を身に着けているか確認する段階です。当然、人間は完璧ではありませんから、抜け目は絶対にあります。その抜けた知識(この段階でかなり内容量的には少なくなっています。)を再度インプットしなおしていきます。この両者を同時に盛り込んだ勉強こそが最初に知識や概念を身に着けていく上で非常に大きな役割を果たすのです。
壁にペンキを塗るときを想像してみてください。一回分のペンキの量では、塗れる(勉強でいうとインプットできる)範囲も限られ、塗る際にも隙間(勉強でいうところの不足知識)もできてしまいますね。そこでもう一度ペンキを隙間を塗りつぶすようにきれいに色を付けていくわけです。勉強の過程はこれに似ているのです。
一回で完璧にペンキを塗れるような人がほとんどいないのと同様に一回で完璧に知識を吸収できる人もほとんどいません。そこでインプットとアウトプットを交互に繰り返すことで、より知識を効率的に網羅的に吸収していくことができるわけです。
このような学習方法をとった私はすぐに英文法をマスターすることができました。よければ参考にしてみてください。自分なりにアレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
結構書いたので今日はこの辺で締めたいと思います。次回は英文解釈について記事を書いていきたいと思いますので楽しみにお待ちください。
それではー。