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財務諸表をどうやって投資判断に活かすか?(後編)

 後半では、貸借対照表とキャッシュフロー計算書を投資判断に活用する方法を解説します。貸借対照表からは企業の財務健全性や資産の効率的な活用状況を評価し、キャッシュフロー計算書を使って企業のキャッシュフローの安定性をチェックします。総合的な分析や継続的なフォローが投資成果に繋がるポイントです。

3 貸借対照表を活用する

3-1. 流動比率

 貸借対照表を使って、企業の財務健全性を判断する方法の一つが、流動比率です。流動比率は、流動資産を流動負債で割った値であり、企業が短期的な債務を返済できる能力を示します。流動比率が1以上であれば、短期的な負債は資産でカバーできていることになります。

3-2. 自己資本比率

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