【羊水過少】出産にはどんなリスクがあるの?
出産にはどんなリスクがあるのでしょうか?
こんにちは!【不妊治療に頼らない高齢出産の専門家】りょうこです。
出産を怖がりすぎてしまってもいけませんが、
お母さんと子どもの数だけ、
エピソードがあるんだと思っております。
今回は羊水過少についてお話しますね。
お品書き
・【羊水過少】Iさんの体験
・羊水の役割、成分って?
・【羊水過少】の原因とは?
・【羊水過少】を防ぐには?
・まとめ
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【羊水過少】Iさんの体験
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Iさん体験談を寄せていただきましてありがとうございます。
Iさんの体験談をご紹介しますね。
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私は、29歳・31歳・38歳で出産しました。
1人目、2人目とも出血量が多かったのですが、
先生からは何も言われませんでした。
2人目は羊水がない状態で出産したため、
子どもの心音が何度も下がり帝王切開になるかもと言われながらの出産で、
生まれてすぐに泣かなかったようです。
(その後1週間で無事退院しました)
しかも後日、
羊水がないのはエコーでわかると言われその病院に不信感が募り、
3人目は違う病院で出産しました。
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Iさんありがとうございました!
Iさんの出産体験も大変そうでしたね。
出血するだけでも不安になるのに、
出血量が多ければなおさら、
「赤ちゃん大丈夫?私の身体どうなってるの???」って
思ってしまいます。
それから、
産まれてすぐに赤ちゃんが泣かなかったということは、
赤ちゃんが呼吸できていなかったということだったのでしょうか。
Iさんも赤ちゃんもご無事で何よりでした。
出産は、
お母さんと赤ちゃんが命懸けで行う物ですから、
担当の先生との信頼関係は築いておきたいものですね。
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羊水の役割、成分って?
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羊水とは、
子宮内の羊膜いっぱいに入っている液体のことです。
羊水の役割は以下です。
・クッションのような役割
お母さんが転んだり、お腹に何かがぶつかったととしても、
赤ちゃんには直接衝撃が伝わらないので、
赤ちゃんを守ることができます。
・赤ちゃんの運動場
羊水の中にいるということは、
プールに入っているようなものです。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で、
身体を自由に動かして運動しています。
・赤ちゃんの呼吸やおしっこの練習
お腹の中の赤ちゃんは成長していくと、
羊水を飲んだり、おしっこしたりを繰り返すようになります。
赤ちゃんが呼吸することで、
羊水が肺に入り、
生まれてからの肺呼吸の練習をしているのですね。
なので、
赤ちゃんのお口から入った羊水は、
肺や小腸から吸収されて、身体の中をめぐり、
それが赤ちゃんの尿となって出ていきます。
「それじゃあ
赤ちゃんは羊水を飲んでいるということは
おしっこを飲んでいるの?!」
答えは「Yes」です。
でも安心してください!
赤ちゃんの老廃物は臍(へそ)の緒から、
お母さんの身体へと排出されているので、
赤ちゃんのおしっこはきれいなものなんです。
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【羊水過少】の原因とは?
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羊水過少の原因には、以下のことが考えられます。
※羊水の量が多いか少ないかはエコー検査で調べることができます。
・破水
子宮の中で赤ちゃんと羊水をつつんでいる羊膜が破れ、
羊水が漏れ出して羊水が少なくなる状態です。
ちなみに、陣痛が来る前に破水することを前期破水と言いい、
早産の原因にもなります。
破水すると細菌感染やお腹の赤ちゃんへの圧迫のリスクも高くなります。
・胎児尿路閉鎖、胎児腎無形成、異形成腎、多嚢胞腎、胎児機能不全
赤ちゃんがおしっこを身体の外に出せないために、
羊水の量が少なくなります。
参考資料
日本産婦人科医会のサイト
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【羊水過少】を防ぐには?
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残念ながら、羊水過少を防ぐ決定的な方法はないのですが、
普段から、血流を良くすることを心がけ、
質の良い食事や、睡眠、適度な運動をしたり、
ストレスを溜め込まない、
不安なときは、担当の産婦人科の先生に相談する、
定期的な妊婦健診で、
お腹の赤ちゃんの状態を確認することが必要です。
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まとめ
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健診で「羊水が少なめ」だと診断されたら、おなかの赤ちゃんは大丈夫だろうかと大変心配になってしまいます。
出産間近で羊水過少になった場合は、
帝王切開による出産の可能性もあります。
帝王切開につきましては、
別の機会にお話しいたしますね。
元気な赤ちゃんを授かり、
産み、育てるためには、
妊活中から、血流を良くすることを意識して、
質の良い食事や、睡眠、適度な運動をしたり、
ストレスを溜め込まないように心がけたいものですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございます!
この記事が、あなたのお役に立てましたら幸いです。