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女の子はお母さんの中にいる時すでに、
卵巣内に卵細胞、つまり将来卵子になる細胞をもっています。



こんにちは!不妊治療に頼らない高齢出産の専門家のりょうこです。

今回は卵子のおはなしをしますね。

妊娠16~20週の胎児の卵巣には、
600万~700万個もの卵母細胞が存在します。


卵母細胞は、
出生時には100万~200万個。
生理が始まる10歳頃には約30万個
45歳頃には約3000個。
閉経する50歳ごろには約1000個まで減少すると言われております。
(閉経すると消失するという説もあります)


出生後は新たに作られることのない卵母細胞。


受精可能な成熟卵子の割合は、
35歳未満では90%。

それ以外の卵母細胞は成熟することなく退化していきます。
閉経前の10~15年間、つまり35歳〜50歳で急速に退化します。


一般的には、
1回の月経周期につき1個の卵子が排卵され、
妊娠適齢期全体で卵巣から排出される卵子は約400個。
(400個÷12ヶ月=33.33…年)


排卵前の卵子は、
細胞分裂が途中で停止した状態で、
卵胞内に保持されています。


つまり、
卵子は体内で特に寿命の長い細胞であるといえます。


ちなみに、
人の身体には約260種類の細胞があると言われていますが、
胃や腸の表⾯に ある上皮細胞は寿命は1日程度。


血液中の⾚血球の寿命は約4ヶ⽉。


骨の細胞は約10年。
心臓の⼼筋細胞や神経細胞は一⽣だそうです。
※かずさDNA研究所ニュースレター第56号のサイトより




排卵されずに待機している卵子は、
通常の細胞内で起こる修復プロセスが機能しないため、
年齢を重ねるにつれて、
卵子に損傷が起きる機会が増えていきます。


そのため、
女性が高齢になってからの妊娠は、
染色体や遺伝子の異常がみられる可能性が高くなります。
※MSDマニュアル家庭版 卵巣にある卵子の数のサイトより


卵子などの細胞の老化を止めることはできませんが、
細胞の老化に関わっているミトコンドリアを元気にすることで、
老化の速度をゆっくりにすることができます。


そのためにできることは、
・体内で活性酸素を発生させにくくする
・発生した活性酸素をなるべく早く体内から除去する


つまり抗酸化物質を含む食品を食べたり、
適度な運動(激しい運動は逆効果)や、
ストレスを溜め込まないことが大事なんです。


良い状態の卵子を長持ちさせる方法は、
健康維持の方法と同じなんですね。




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