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【羊水塞栓症】妊娠出産のリスクとは?
以前、羊水過少の記事でご紹介させていただきました。
お腹の中の赤ちゃんを守り、成長にも欠かせない羊水は、
多すぎても少なすぎても、母子ともにリスクがあることを知りました。
こんにちは!【不妊治療に頼らない高齢出産の専門家】のりょうこです。
Iさんは、羊水塞栓症も体験されています。
今回は、羊水塞栓症についてお話ししますね。
お品書き
・【羊水塞栓症】Iさんの体験
・【羊水塞栓症】とは?
・【羊水塞栓症】を防ぐことはできるの?
・まとめ
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【羊水塞栓症】Iさんの体験
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3人目は、5か月目で全前置胎盤とわかり、
仕事も午前中だけして安静にと言われました。
産前6週前から入院し絶対安静をしいられ、
ベッドの上で6週間寝て過ごしました。
体は健康なのでものすごいストレスでした。
帝王切開で出産、子どもは問題なく産まれました。
出産後再出血し、1日に2回の全身麻酔をして子宮摘出しました。
妊婦さんの死亡率1位の羊水塞栓症でした。
出産後は、脊髄に痛み止めを入れるチューブを入れられており、
痛くなると自分でボタンを押して痛み止めを注入して
痛みを我慢する状態でした。
その痛み止めも2日ぐらいでなくなり、
後はひたすら我慢です。
出血した血を体外に出すために、
お腹にドレーンが入った状態なのですが、
これが動くたびに激痛を引き起こします。
私が知ってる痛みのトップ2が、
自然分娩とドレーンが入った状態で動くときの痛みです。
もう2度と経験したくない。。。
出血量が多かったため自己血と輸血をしてもらいましたが、
貧血になり4か月ほど何もできず、寝た状態で過ごしました。
でも、子どもを産んだことは後悔していません!!
産んだ自分を褒めてあげたいです!
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いや〜。
Iさんも赤ちゃんも生きててよかった!!
Iさんの体験を拝見し、想像すると目の前がクラクラ。
ちょっと血の気が引きました(~_~;)
自然分娩の痛みは、
産んでしまえば9割がた治(おさま)るのですが、
自然分娩と同等の痛みが、
4ヶ月間なんて、精神的に病んでしまいそうだなぁと思いました。
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【羊水塞栓症】とは?
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羊水塞栓症とは、
羊水が出産するお母さんの血管へ、
流れ込んでしまうことで、
お母さんの血液が固まり、
血管が詰まってしまう状態です。
お母さんの血管が詰まってしまうと、
子宮内の胎盤は、循環不全が起こることで、
お腹の赤ちゃんに酸素や栄養が届かなくなるので、
赤ちゃんもお母さんもとても危険な状態になります。
ショック症状が出ると、緊急な気道確保,血管確保などの対処が必要です。
Iさんの3人目のお子さんの出産体験の、
羊水塞栓症はとても稀(まれ)なケース
(妊娠100,000件当たり2~6件の割合で発生)ですが、
妊婦さんの死亡原因の第1位に挙げられるほどですから、
処置のできる大きな病院を選ばれたことが、
IさんとIさんの赤ちゃんの命を救ったのだと思いました。
※母子ともに健康状態が良ければ、
小さな産院の方が融通がきくので、良い場合があります。
↓↓↓MSDマニュアル 羊水塞栓症のサイトが開きます。
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/18-%E5%A9%A6%E4%BA%BA%E7%A7%91%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E7%94%A3%E7%A7%91/%E5%88%86%E5%A8%A9%E6%99%82%E3%81%AE%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%81%A8%E5%90%88%E4%BD%B5%E7%97%87/%E7%BE%8A%E6%B0%B4%E5%A1%9E%E6%A0%93%E7%97%87#:~:text=%E7%BE%8A%E6%B0%B4%E5%A1%9E%E6%A0%93%E7%97%87%E3%81%AF%E3%81%BE%E3%82%8C,%E3%81%AB%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82
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【羊水塞栓症】を防ぐことはできるの?
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羊水塞栓症を防ぐには、
担当の先生に委(ゆだ)ねるしかないようです。
羊膜は羊水とお母さんの身体を分けているバリアのようなものです。
羊膜によって、
羊水に 母体アレルギー細胞が触れないようになっているので、
通常でしたら、
羊水塞栓症に至ることはありません。
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まとめ
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Iさんの体験は、妊娠100,000件当たり2~6件の割合ですので、
とても稀なケースです。
せっかく授かった待望の赤ちゃんですから、
ご自分とお腹の赤ちゃんの状態を知って、
出産する場所を選ぶことや、
担当の先生と信頼関係を築いておくことも大切だなあと思いました。
全前置胎盤につきましては、
次回お話しいたしますね。