フィリピン留学でアトピーが治った話。
こんにちは。
約10年間苦しめられたアトピーが留学中に劇的に快方に向かった為、共有いたします。
誰かの役に立てたらと思います。
アトピーは複合的な要因により引き起こされる皮膚病ですので、一つの決定的な理由は提示できませんが、留学中に実感したことを簡単に書きます。
1.気候の違い
フィリピンに着いた瞬間に確信したことが「この国なら快適に過ごせる」です。
ご存知の通りフィリピンは常夏の国です。
私のアトピーの傾向としては冬に悪化し、夏はマシになるというものでした。
したがって、フィリピンの唸るような暑さと雨の多さは私の発汗機能を復活させ、肌の湿度維持に大きく貢献しました。
個人的にはこれが最も大きな要因だと思っています。
常にベタベタしている不快さが私にとっては快適でした。
2.水の違い
これも海外では当たり前ですが、水道から出てくる水が日本とは違います。
フィリピンの水は飲むことはおろか、うがいをすることさえ日本人にとっては懸念すべき点になります。
一方、シャワーにおいては、この綺麗すぎない水がかえって良かったのかもしれません。
アトピー界隈ではよく知られている塩素除去ですが、フィリピンではそれが普通です。
また、シャワーの水圧も碌なものではありません。
日本のシャワーの水圧を10とするなら、フィリピンは2か3、よくて4です。(場所によるかも)
加えて、お湯もまともに出ませんし、毎日暑いので冷水シャワーでも過ごせるほどでした。
ちょろちょろとでるシャワーやぬるいお湯に肌を傷つけられることはありません。
現代病と言われるアトピーですので、綺麗すぎることも良くないのかもしれないと実感しました。
個人的には上記の2点が大きく快方に向かわせた要因であると踏んでいます。
フィリピン滞在中は保湿剤やリップクリーム、塗り薬など一切使わずに数ヶ月滞在することができました。
日に日に肌のザラザラ感がなくなりスベスベ肌になりました。
風呂上がりにそのままシャツを着て寝られることや、朝起きて雑に顔を洗ってそのまま1日を過ごせる、、
そんな当たり前の日常が取り戻せた喜び。
周りの生徒や先生と積極的にコミュニケーションをとれる楽しみ。
本当に留学を決意してよかったと思っています。
フィリピンではオイリーな料理や、パン、甘いお菓子など、日本では気をつけていた食べ物を日常的に食べていましたが問題ありませんでした。
日本へ帰国後、残念なことに少しずつ悪化しているのでやはり環境がとても重要だと思います。
話は飛躍しますが、東南アジア移住もQOLの為にはアリだと私は感じました。
最後に
私のアトピーは界隈では軽度とされるレベルですが、QOLは健常者の方と比べるとかなり低いものでした。
当然、お風呂上がりは保湿あるいは薬を塗らないと顔の表情が変えられないほどに乾燥し、身体は張り、痛みを感じるという具合。
治療に関しては毎月の皮膚科通いは勿論のこと、巷で効果があると噂されてるものは、ほとんど試したと思います。
アトピーによる見た目の悪さや、ケアの面倒さから次第に人との関わりも遠ざけていた期間もありました。
私自身、完治したわけではなく今後も付き合っていかなければいけないものであると思っています。
また、あらゆる症状やレベルの方々がいらっしゃいますので、当然全員が私と同じような思いをすることはありません。
私個人としては何をしてもダメだった絶望感から、「なんとかなるかもしれない」という希望を同じ境遇の方に共有したかったので記事にさせていただきました。
これからもお互いに頑張りましょう。
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