日記ニキ 8/6

先日花火を見て来た。といっても人混みに入りたくなかったから、そんなに近くはなかったけれど。花火のいいところは、人それぞれの楽しみ方が許されてるところなのかもしれない。陰キャに優しいね。今陰キャと打とうとしたら、予測変換に「インキャ いんきゃ 淫キャ」と出てきた。サキュバスか何かか?


つい最近、七味唐辛子を買った。七味はただ辛くするだけじゃない、風味豊かな調味料だ。そこが一味と違う所。僕の部屋には、久しくその七味がなかったのだ。早速、インスタントの味噌ラーメンに買ってきた七味を振り、それが七味であることを確認するように味わった。山椒やごまの香りが鼻を抜ける。確かな満足感。これは間違いなく七味だ。

食べ終わって食器を片付けていると、キッチン下の収納から、いつ買ったかわからない未開封の七味が発見された。最近こればかりだ。僕はこの狭い部屋においてすら、全ての物を支配できない。いわんや〜をや。七味が欲しい方、もしよかったらお譲りします。


僕はこれまで幾度となく、
〜が大好きなんだよ! (Jakku Song)
と言ってきた。それはひとえにこの言葉がもつ真摯さ、誠実さを信じてのことだった。つまり、本当に好きだ、という僕の気持ちの表れだったのだ。しかし先日、Jakku Songが投稿した新しい動画が、この言葉の信用を大きく揺るがせている。動画のタイトルは「ずっと嘘をついてました in China」。どうやら大好きではなかったらしい。これには失望を隠せない。それではまるで僕のこれまでの言葉も嘘だったかのようではないか。人の発言というものがいかに軽薄かを知ることになった。大袈裟ですね。


この数年間、幾度となく引っ越そうと思い立っては諦める、を繰り返してきた。理由は明確で、引っ越すことが全ての要素をアップグレードさせるわけではないからだ。何かを得れば、代わりに何かを失う。引越しにおいてこれは顕著だ。街中に近づけばいろいろなものにアクセスしやすくなるが、代わりに自然やゆとりを失う。僕はこの手のトレードオフに対する判断が苦手だ。得るものよりも、失うものが大きく見えてしまう。しかし、そろそろ生活に刺激があっても良いのではないだろうか。まだ隠居するには早い。


この日記に8/6に起きた出来事は何ひとつ書かれていない。

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