4回目の海外遠征(マカオ)サイドイベント準優勝 大きなITM
テキサスホールデムを始めて4年強、海外のサイドイベントで自分の中ではかなり優秀な成績を残せたトーナメントについて話をします。
トーナメント名はMacao Poker Cup 3000HKDで約330名強が参加していました・
この記事は私のエピソードの中では、数少ない有料の記事を考えていましたが、多くの知人が読んでくれて楽しみにしていてくれたので、無料で公開する事にしました。
目次
①序盤でトリプルアップしたハンド
②最後まで強かったフィリピン人の話
③プリフロップでプレミアムハンドを降りた話
④中盤 相手のハンドを完全に読み切れた話
⑤恐ろしく強い中国人の話
⑥バブルファクター
⑦ファイナルテーブル
⑧ヘッズアップ
⑨トーナメントを終えて
⑩プライズはどこに消えた
①序盤でトリプルアップしたハンド
トーナメントは5000点持ち、30分ブラインド25 50 から始まる。
序盤にスタックが少ないので、ミスプレイは致命的となる。
序盤に私は運よくトリプルアップする事に成功した。
ブラインド100 200 私は7000持っていた。
アンダーザガンのチップリ12000持ちより450にレイズ、私はあえてジャストコールに留めた。すると二つ左より4000点のオールインが飛んできた。
ザガンは悩んでオールイン、私はコールした。
ザガンAKs 4000点持ちはQQで私のAAは逃げ切り、ほぼトリプルアップに成功した。ここから私はチップリーダーの利を活かしてアグレッシブに攻め続ける。
②最後まで強かったフィリピン人の話
トーナメントをプレイしていれば必ず強者と遭遇する。その中でも
特に強かったフィリピン人がいた。彼は適正なベット、3ベット、アクションをを巧みに行い私と同様にチップを積み上げていった。
彼はのちに私を最も苦しめる難敵となる。
③プリフロップでプレミアムハンドを降りた話
まあ普通なのかもしれないが、それなりのプレミアムハンドを降りた事を覚えている。ブラインド400 800 私100000持ち 非常に固いシニアの中国人とぶつかった。シニアの持ち点は60000点。ザガン+1で私は1800にレイズ
シニアが4000にリレイズ私は10000に4BETした。シニアは少し考えて60000のオールインをした。普通のトーナメントであればコールも検討するが
相手のハンドは一番良くてAK AA,KKがほぼ濃厚だ。少しだけ考えてフォールドした。プリフロのQQを降りるたのは、私のチームの塾長KさんとのMPC日本公式予選決勝の最序盤以来ではあった。
④中盤 相手のハンドを完全に読み切れた話
中盤にかなり際どくも相手のハンドを読み切って大量のポットを獲得したハンドを覚えている。ブラインド1500 3000 私230000持ち ボタンから8Koで7500レイズした。BB 80000持ちがジャストコールした。フロップ38Jのレインボー 相手はチェックした。私は8000のCBを打った。すると相手から72000のチェックレイズオールインが飛んできた。
かなり長考した。Jやツーペアがあればオールインは少しもったいない。ツーペアはあるかもしれないが… 一番考えられる本線は9Tを考えた。
9Tだとしても勝率が勝っているか今思うと微妙だがコールした。
相手は9Tを持っており何とか逃げ切り私はポットを獲得することができた。
⑤恐ろしく強い中国人の話
終盤で恐ろしく強く印象に残っている中国人がいたのを記憶している。
チャイナイーズマフィアのような風貌で高そうな数珠を沢山身に着け
高そうなサングラスをかけ葉巻を加えていたような感じ。
彼は同卓した際のブラインドは2000 4000 彼自体は160000程のスタックであったがとにかくぶつかるのは怖かった。
彼のプレイの特徴は3BETの額が非常に大きい4~5倍 オールインを上手く使いこなせるプレイヤーだった。かなりの勢いでチップを増やしていったが、私がトリップスを作った時にポケットでぶつかりショートとなった。
しかし彼のようなプレイヤーは今後も脅威であると、私は考えている。
⑥バブルファクター
バブルファクターは非常に楽しい思い出であった。
私はアベの3倍のスタックを持ち、チップリの利を活かしてひたすら増やし続けることが出来た。取り立てて書く内容ではなかったかもしれない。
数名の上手いプレイヤーが、バブルファクターで大きくポットを
獲得しており、その中には前述したフィリピン人の姿もあった。
⑦ファイナルテーブル
実はバブルが弾けてからファイナルテーブルまでも、非常にスピーディーに進んだ。一部のバブルファクター等で増やしたプレイヤーと私中心にショートを飛ばしていき、あっという間にファイナルテーブルに突入した。
ファイナルテーブルの時点で私は総チップ量の30%を持っていた。
強いフィリピン人が25%、沖縄のアミューズのオーナーMさんが15%ほどを持っており、他はショート気味であった。
ファイナルテーブルはびっくりするほどスピーディーに進み、スタック通り
私とフィリピン人が、ショートをどんどん飛ばし残り3人になった。
その時のスタック差は私40、フィリピン人50、Mさん10となっていた。私がMさんを飛ばし、フィリピン人とのヘッズアップが始まる。
⑧ヘッズアップ
ヘッズアップは私とフィリピン人との一進一退の攻防が長く続いた。
少しずつ私が推し始め70:30くらいで私AQ 相手88でプリフロオールイン。残念ながら負けた。その後少し盛り返し始め53:47くらいのスタックになった。ほぼ勝負の決め手となったハンドは
私77、相手JKoプリフロオールイン。残念ながらこちらも負け、これが決めてとなり準優勝で終わった。
⑨トーナメントを終えて
このトーナメントで準優勝できた事は私の大きな自信へと繋がったと今でも思っている。海外でそれなりのITMが出来た事、強豪と戦うことで得た経験はこれからポーカーと向き合っていく上で糧となっていると思う。
ただやはり優勝してトロフィーが欲しいと強く感じた。
家庭の事情もあり、海外挑戦が最近あまり出来ていないが、今年は韓国、台湾を中心に活動していこうと考えている。
⑩プライズはどこに消えた
3000HKDのトーナメントでも300人以上の参加があったので、準優勝の賞金はそれなりに貰えた。100万は当然超えている。
気になる人もいると思うので、私はその賞金をどう使ったか少し触れる。
当初私にはマネーリテラシーがなかった事と法律についての知識がなかった事、また会社員としてポーカーは特に誰にもやっている事を言っていなかった為(今では言っている)税関と確定申告が非常に避けたい身であった。
そこで私は今であれば絶対にしないある意味暴挙にでる。
要するに確定申告するに至らないようプライズのほとんどを、マカオで豪遊して使ってしまうという事だ。
まず、祝勝会として、私と友人のYさん、別トーナメントで好成績を収めていた教授のKさん主催で25人規模の大きな祝勝会を実施した。なんでも頼んでくれの世界だ。ここは3人で出し合ったが、30万近くは使った。
ここでは触れない(有料note)に書くかもしれないが、とんでもない豪遊を行いさらに50万以上使った。あとは体験したかったためVIPでバカラを楽しんだ。私は帰りは持って行った資金プラス記念に買う時計(10万以下)のみを持って帰国した。
まあなんにせよ最高の海外渡航であった事は間違いない。