3.ケーブルの芯線について(前編)

前回の記事でケーブルの種類や使い道は大まかにわかっていただけたのではないでしょうか?
今回はさらに深堀りして芯線について一緒に勉強していければいいなと思います!
勉強始めは絶縁電線やケーブルの芯線ってなんでより線と単線に分かれてるのか全然理解出来ませんでした
これはケーブルの端末処理について知ればよく理解できると思います。
端末処理は大きく二種類あってリングスリーブと圧着端子の二種類に分けられます
前篇ではリングスリーブについて
後編では圧着端子について触れていきたいと思います。

リングスリーブは主に単線が使われます。(たまにより線も使用します。)
前回の記事でいうとVVFが該当するんですが
第二種電気工事士の実技で出てくるスイッチやコンセント、現場で取り付ける照明器具もそうなんですが全て差し込んで使用するんです。(レセプタクルは輪っか作らなきゃいけないんですが、より線で輪っか作れても取り付けようとしてネジ回したらより線の一本一本がほぐれちゃって必要な電気全て送れないなんてことがおきるんです)なのでより線だとそれらの器具使えないんですね。今は差込形コネクタ(現場では電コネって言います)がリングスリーブの代わりに使われることがありますがこちらも差し込んで使います

さて、差込形コネクタでは気にしなくて良いのですがリングスリーブには大中小サイズがあり潰す時には注意しなければなりません。
まず使うのは黄色の圧着工具です。
正直、大中小どれで潰すのかたまに分からなくなるときがあります。
何故か?それは単線とより線でそれぞれ直径と断面積の表記となりどこまでOKか分からなくなってしまうからなんです。
なので表で覚えるよりは細さごとに点を決めて合計値で潰すサイズを判別する方法が現場に出ても混乱せずに済みます。
単線1.6mmは1点 2mmは2点です
断面積は1.6mm=2mm²  2.0mm=3.5mm²
必要であれば変換して計算してください。
大はそこまで使用しません
なのでとりあえず中までで表を貼ります
以下の表の通り覚えれば現場で困ることもありませんね

ちなみに断面積の合計値で計算することも出来ます。
小:8mm²以下
中:8mm²を超えて14mm²未満
大:14mm²以上
出来ればこちらも覚えておくと間違いが減るでしょう!

今回も長くなってしまいましたが少しでもお役にたっていれば幸いです!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
次回は後編 圧着端子について書きます。
そちらもぜひ読んでみてください!
ここまで読んで頂きありがとうございました!

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