【叶うかな…】参上!!!した本当の理由
流れ星、突然空からやって来た
ある夜のこと、ちいかわ達は夜空を見上げ、流れ星を待っていた。
願い事を叶えてもらうためである。
直後、ちいかわ達の目の前に流れ星が降り立った。
すかさずハチワレは願い事を告げ、うさぎはハイテンションで走り回った。
カオスなこの状況、なかでも気になるのは、流れ星の表情である。
少なくとも、願い事を叶えるために空から降りてきたとは思えない、どこか余裕のないような面持ちである。
なぜ参上したのか
ちいかわ達のほかにも、流れ星を待っているちいかわ族は存在するはずである。にもかかわらず、流れ星はピンポイントでちいかわ達の目の前に参上した。その理由はおそらくうさぎである。
このときのうさぎは、光るキノコを食べた影響で両目が光っている。その状態で寝転がり、夜空を垂直に見上げていた。
空からは、暗い地上に二つの光が見えていたはずである。それを見て流れ星は降りてきた。
つまりこういった仮説が浮かび上がる。流れ星は、うさぎの光る両目を、仲間の流れ星からのSOSだと勘違いしたのではないだろうか。
三ツ星レストラン
流れ星参上の話からしばらく経った後、『三ツ星レストラン』の存在が明かされる。
三ツ星レストランに来たハチワレとちいかわは、そこで捕われた3体の流れ星を目にする。
流れ星たちの動向を時系列に沿って考察してみる。
①2体の流れ星がレストランの店主に捕獲されてしまう。
②捕われた仲間を救出するために、1体の流れ星が空から探索していた。
⇨夜に光るうさぎの両目を、仲間のものと勘違いし、そこに降り立った。
④そのまま地上で探索を続けたが、自身もレストランの店主に捕獲されてしまう。
その後、捕獲された流れ星たちは、ハチワレとちいかわの活躍によって解放され、その礼として巨大なオムライスを二人にプレゼントした。
願い事は?
流れ星が参上したのは、ちいかわ達の願い事を叶えるためではなかったのかもしれない。だが三ツ星レストランから仲間とともに解放してくれたことで、流れ星がハチワレとちいかわに恩義を感じていることは明白である。上に述べたオムライスに加えて……
「危険草」は「そこにないはずの」ものだった。この描写からみて、ハチワレのむしった草の中に、流れ星が「危険草」をしのばせた可能性が高い。間接的にハチワレの願いを叶えたことになる。
ちいかわには?
つまり、3体の流れ星は、まずハチワレとちいかわにオムライスを、次にハチワレにカメラを与えたことになる。流れ星たちを救出したのはハチワレとちいかわの二人である。
流れ星が3体いるのに対して、お礼が2つというのも収まりが悪いようにも思える。願い事はあと1つ残っているのではないだろうか。
ちいかわの願い
おそらく、ちいかわの願い事とは「こんな日がずっと続いてほしい」である。
本来であればこの願いが流れ星によって真っ当に叶えられるはずだったが、奇しくもそれは歪なかたちで叶えられてしまった。
黒い流れ星の番狂わせにより、3体の流れ星が叶えてくれる3つの願い事が、1つだけ残ったまま忘れられてしまっている可能性がある。
ちいかわと星
上の仮説を抜きにしても、ちいかわと星の存在はきわめて密接である。黒い流れ星に付かれてしまったこともそうだが、その他の場面やイラスト等で、ちいかわと星はセットで描かれることが少なくない。
そしてなにより、「ちいかわ」のTwitterアカウント名。
黒い星ではなく、黄色い星の「ループ」。
(アニメの週2放送がこのままずっと続いてほしい、という読者の願いは、ちいかわの願いとイコールであってほしい)
そして最新話から一つ前の投稿。流れ星出現。
はっきり言って、もう流れ星の力に頼る必要もないくらいに彼らは成長した。だが孫悟空だって神龍を頼るのだ。どうにもならないとき、最後の希望として、流れ星には輝いてほしい。