【ぼくたちオハナ!】モブの色が違う理由(動画もあり)
前回の動画で、「ちいかわたちのいる島のモデルは、ベースが初島(ナガノ県)で、そこにオアフ島(ハワイ)の要素が組み込まれている」と考察した。ぜひ観てほしい。
動画ではナガノ県の地理や歴史をメインに取り扱ったため、ハワイについてあまりふれる余裕がなかった。
今回はその補足として、ハワイの部分を深堀っていく。
人魚のいる洞窟
セイレーンと人魚の初登場は、水辺の洞窟でのことだった。声が反響するほどの広さがあり、なにより特徴的なのは、上部が吹き抜けになっているという点である。
ハワイのオアフ島には、これとよく似た洞窟がある。
似ている点はその見た目だけでなく、「人魚の住処と言われている」という点まで同じなのだ。
オアフ島には様々な神話や伝承がある。なかでも印象的なのは、オアフ島内にある半島「モカプ半島」が『ハワイアン創造の地』とされている点である。
その昔、「カネ」「クー」「ロノ」「カナロア」からなるハワイ四大神が、「モロラニの丘」と呼ばれる丘で採れる土で人形を作り、そこに息を吹き込むと、人形に「いのち」が宿った。これがハワイアンの始まりとされている。
「モロラニの丘」で採れる土が、「赤土」なのである。神々が創った「人形」は、赤土の色をしていた、ということである。
立入禁止
さらに、この「モカプ」という名は、「モクカプ」という言葉が訛ったものである。ハワイ語で「モク」は島、「カプ」は禁止という意味である。この半島はかつてカメハメハ大王が征服していたため「モクカプ」、つまりここは「立入禁止」だったのである。
すごい地形
同じくオアフ島のヘエイアケアには、沖に複数のサンドバー(引き潮になると海上に姿を見せる小さな砂地)がある。
日立の樹
前回の動画と重複するが、オアフ島には「この木なんの木」で知られる「日立の樹」がある。
セイレーンは植物を自在に生やすことができる。筆者が調べたところ、神話上の人魚やセイレーンに、そのような能力があることは確認できなかった。ナガノ氏オリジナルの設定のようである。
だからこそ、筆者は島編のフィナーレには、セイレーンの能力が大きく関わってくると予想している。
つまり、セイレーンは日立の樹を生やして、そこから島民たちが実る…そのときに流れる音楽は「この木なんの木」である、と……
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