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【祝・連載再開】元討伐チーム説
『ちいかわ』連載再開🎉
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今回はラッコの元チームメイトを考察する。
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きねんこうえんくん
まずは「きねんこうえんくん」について。
かつてのラッコは、おそらく「きねんこうえんくん」のモデルとなったちいかわ族を慕っていた。
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ラッコのかつての先生をモデルとする像が「きねんこうえんくん」と銘打たれている以上は、この場所が「記念公園」であること、ラッコの師がこの場所で何かしらの功績を残したこと、既に故人であることは明白である。
ここでラッコが「強くなる」と誓ったということは、「戦い」「討伐」がらみの何かが起きた可能性が高い。
大きな討伐が必ず三人一組で行われることをふまえると、「きねんこうえんくん」には「ラッコ」に加えてもう一人、あるいは二人が関与していることになる。
傷
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次にラッコの傷について。
ラッコの額には大きな十字傷がある。いかにも討伐ランカーらしい歴戦の勲章ともとれるが、彼の身体には他にどこにも傷が無い。額の十字傷だけが癒えていないということである。
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某人気漫画の主人公も、消えない十字傷を負った剣客だが、この傷が癒えないのは亡き人の強い思いが込められているからである。
その他にも様々な作品において、顔の傷というものには深い意味が込められていることが多い。
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漫画『ちいかわ』の世界で十字形の傷を付けられるのは誰か。
最も簡単な方法は、両手に持った剣、あるいは爪で攻撃する方法だろう。
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ちなみに、このピンクのキメラ、とても弱い。
ちいかわの拳に敗北してしまうほどだ。
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ピンクのキメラがラッコに傷を負わせたとすれば、かつてのラッコはちいかわよりも弱かった可能性が出てくる。
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そして、ピンクのキメラがラッコの元仲間であったとすれば、ピンクのキメラにとっても「きねんこうえんくん」は師であったことになる。
「きねんこうえんくん」の死をきっかけに「強くなる」ことを誓ったラッコに対して、ピンクのキメラはショックで「キメラ化」してしまい、仲間を傷付けてしまった…
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「きねんこうえんくん・ラッコ・ピンクのキメラが元スリーマンセルだった」でも成立するが、現在の「ちいかわ・ハチワレ・うさぎ」というスリーマンセルに「ラッコ」という先生がいる構図を見れば、ラッコにはもう一人仲間がいた可能性もある。
二人に似た誰か
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現実世界の「ラッコ」は「イタチ科」である。
ピンクのキメラもどことなく「イタチ科」っぽい。
漫画『ちいかわ』には「カワウソ」がモデルになっている個体がいる。
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「カワウソ」は「イタチ科」である。
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元スリーマンセル
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街を歩けば誰もが振り向く「上位ランカー」。
あの「スーパーアルバイター」以上の最高難度資格「お酒の資格」取得者。
どちらもその道を極めた「先生」と「先輩」である。
そこに「リタイア」したピンクのキメラ。イタチ科チームってコト?
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「きねんこうえんくん」を失ったことから、キメラ化してしまったピンクのキメラ。
「きねんこうえんくん」を失い、仲間のキメラ化を止められなかったことから、強くなることを誓ったラッコ。
「きねんこうえんくん」を失い、仲間のキメラ化を止められなかったことから、戦うことを一切辞めた栗まんじゅう。
というシナリオであれば、全ての辻褄が合うのだ。
ラッコと栗まんじゅうが一切絡まないのも頷ける。
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補足
最後に、かつてのラッコが「きねんこうえんくん」のことを何と呼んでいたか、筆者の考察を紹介したい。
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ラッコは自身の唯一無二の呼び名を探すとき、インターネットコーナーで「師範」「先生」「マスター」という検索結果から、「マスター」を選んだ。
この描写から分かることは、ラッコは「きねんこうえんくん」のことを「マスター」とは呼んでいなかった、ということである。
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しかしラッコは最終的に「先生」と呼ばれて嬉しそうにしていた。自分ではあえて選ばなかった呼び名であるにもかかわらずだ。
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これはつまり、「先生」という呼び名を選ばなかったのはしっくり来なかったわけではなく、謙遜していたということである。「きねんこうえんくん」がラッコにとって唯一無二の「先生」であった何よりの証拠である。
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(なお、これが作中唯一の二人フレームイン)
ラッコは尊敬する「きねんこうえんくん」に近付きつつあることを実感し、ハチワレやちいかわをかつての自分と重ねつつ、大切に思っているのだろう。
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