12年間ミスマッチしていた夫婦の気持ちがぴったり重なる☆まさにジュピターリターン的な出来事
夫婦の関係性を修復するきっかけ
私は今
ジュピターリターンの真っ最中です。
ジュピターリターンとは、
木星が、
自分の生まれた時に位置していた場所に
戻ってくることを言います。
木星の公転周期は約12年なので、
12年に一度
このジュピターリターンが起こる
ということになります。
木星は「拡大・発展」の星と言われていて
色んな事を拡大させてくれるので
この時期は
自分の成長させたいことに取り組むと
発展しやすいと言われています。
私はまず
前回のジュピターリターンの時に
どんな出来事があったのかを思い出し、
そこから今日までの12年を振り返ってみました。
その振り返りをしている最中に
前回の記事を書きました。
この記事を書いている最中に
私は、ずっと
旦那との関係性を
どうにかしたいと思っていることを
思い出しました。
普段は普通に仲がいいので
忘れているのですが、
私達には
噛み合っていない本音の部分があります。
そこを解消しないままでは、
私達は「その場しのぎの関係性」から
抜け出せないことも
薄々気づいていました。
私は旦那とは
お互いを支え合う関係性でありたい
と思っています。
でも、現実はそうなれていません。
前回の記事を書く中で
私の気持ちが整理され、
私達がこうなってしまったのは、
「旦那の実家の敷地内に家を建てたこと」
がきっかけかもしれないと思えてきました。
でも、いまさらそんなことを言っても
何の解決にもならないだろうとも思っていました。
そんなことを悶々と考えていた日の夜、
旦那が
「明日急に昼から休みになったから、
ランチでも行かない?」
と、声を掛けてきたのです。
急に二人で話をするきっかけが
舞い降りてきました。
私はそのチャンスを
無駄にしてはならないと思い、
気持ちを整理して
ランチに向かう車の中で
話をすることにしました。
今まで
同じような話し合いは何度もしてきたので、
今回も「一方的に私が話して終わり」かもしれないと
覚悟もしていました。
でも、今回はなんだか様子が違いました。
12年変わらなかったものが、
急に動きを見せました。
それは、
全力で押しても引いても動かなかった扉が
横にスッとスライドして
あっさりと開いていく感覚でした。
その扉の中からは
私達のパートナーシップの「本丸」が
出てきました。
私のこだわり
私は本当は
旦那の実家の敷地内に
家を建てたくありませんでした。
なぜ、嫌だったかというと、
旦那の「今までの家庭の関係性」を
「私達の家庭」に
持ち込んでほしくなかったのです。
私には目指しているものがありました。
それは、
・私と旦那が二人で協力して家庭を作っていきたい
・お互いがお互いを支えるパートナーでありたい
私はそこに
強いこだわりを持っていました。
優しいご両親なので、
隣に住んでいたら
手を貸してくれるだろうし、
何かあればすぐに頼ってしまうことは
旦那の性格から容易に想像出来ました。
育った環境が隣にあれば
どうしても甘えが出てしまうでしょう。
二人で協力するという関係性は
二人しかいないという環境でなければ
作ることは出来ないと感じていました。
だから、
実家から近くてもいいけど、
「敷地内」はやめてほしいという
気持ちが強くありました。
強いこだわりであったのに私は、
最後まで自分の主張を
通すことができませんでした。
それは、前回も書きましたが、
旦那が「絶対に譲らない」姿勢を
崩さなかったからです。
彼は「その方が絶対にいいから」
の一点張りでした。
12年間の現実
実際に住み始めたら、
案の定
旦那も子どもも毎日、
家と旦那の実家を
行き来しました。
お義母さんは事あるごとに協力してくれ
更に
「こういう時はこうしてあげて」と
子育てについても
アドバイスをくれました。
お義母さんの協力と意見が
どんどん私たちの家庭に流れ込んできました。
そのため
お互いをがっちり支え合う必要性はなく
「私のこだわり」であった
夫婦で「支え合う関係性」を築くことは
どんどん難しくなりました。
私はどんどん不満が溜まっていき、
やる気も失せていきました。
それを旦那に伝えても、
話は聞いてくれるのですが
何も変わらないままでした。
旦那の本音
ランチに向かう車の中で
私はもう一度
当時からの思いを振り返りながら
私がどうしたかったのかを伝えることにしました。
・お互いを支え合う関係性を築きたかったこと
・そのためには大変なことも
自分たちで一生懸命やりたかったこと
・それが叶わなくて
私がどんな気持ちだったのかということ
・そして今、どう思っているのかということ
そのあと、旦那がなぜ
それを受け入れてくれなかったのか
を聞いてみました。
旦那は
今までとは違い、
きちんとその回答をくれました。
理由はこうです。
彼は当時、
「自分が思い描いた理想」を
追いかけるのに必死だったそうです。
その理想を叶えるためには
「私に苦労をさせないこと」が
必要だったそうです。
なぜ私が苦労してはいけないのかというと、
「私が苦労する」と
自分がそのサポートに回る必要が出てしまい、
余分な労力を使わなくてはならないからです。
そうではなく、
自分は仕事に専念したいのだから、
そのためにも
私に苦労してもらっては困るのです。
簡単に言ってしまえば
自分の思い通りの人生を歩むために
私をコントロールしようとしていた
とも言えます。
そして、旦那はこう言いました。
自分の思い描いた理想の形が
誰にとっても一番いい未来で
誰にとっても一番いい環境なんだと
思い込んでいた
いや、
そう思いたかったのかもしれない
それが、
数年前くらいから
違和感を感じ始めていたそうです。
「思ったようになっていない」
「うまくいっていない」
もしかしたら何かが
間違っていたのかもしれないと
思ったそうです。
でも、仮に
自分が間違っていたとしても
どうしたらいいのかもわからないし
もう、
見ないふりをしておくしかなかったそうです。
木星に見守られて
私は早速「木星の恩恵」を
受けることができたのかもしれません。
木星は寛容な星です。
ジュピターリターンの期間は
木星に守られています。
いつもならこじれてしまうことも
「前向きな展開」にすることが出来ました。
いつもは
感情的になり
イライラしながら話し合いをすることが
多いのですが、
今回はとても心が穏やかで
旦那の話も落ち着いて聞けました。
こんなに穏やかな気持ちで話し合いをしたのは
初めてかもしれないと思うくらいでした。
彼は、
「独りよがり」だったことを認めることができて
ホッとしたと言っていました。
本当は、早く認めたかったのかもしれません。
私は私で、
旦那の実家の敷地内に家が建っていることで
いろんなことがうまくいっていないと
思い込んでいました。
だから、最近は
ここから脱出すれば
旦那との関係性もよくなるし、
人生もよくなるはずと、
引っ越すことばかりを考えていました。
でも、原因はそこではなかったのです。
旦那が私の意見を聞き入れなかったのは
私を大切に思っていたからではなく
自分のためだった
この本音が出てきた時は、
しっくりくるというか
妙な「納得感」がありました。
そして、嬉しくもありました。
待っていた答えをもらえた感じです。
旦那には
優しく気を使ってもらい、
大切にされているはずなのに、
どこか
「ないがしろ」にされている
という気持ちが拭えずにいました。
その原因は
この「本音と建前の違和感」
だったのかもしれません。
本当を本当のまま認めることは
すごく難しい事です。
勇気のいることですから。
でも本当の問題を自覚できずに突き進めば
現実はどんどん悪い方へ向かっていきます。
ガタガタの基礎の上に
どんなに素敵な建物を建てようとしても
不安定ですぐに崩れてしまいます。
ましてや
絶妙な美しいバランスの取れた建物なんて
建てることは出来ません。
私達は今回のことで
大元と言える基盤が
やっと整った気がします。
そして、
物事にはタイミングが本当に大事だと、
感じる出来事でもありました。
今回は、
12年に一度のジュピターリターンに背中を押された
私の体験談になりました。
これからの12年は
夫婦の関係性が発展していくことで
どんな広がりがあるのかなと楽しみでもあります。
長々とお付き合いありがとうございました。