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「死ぬまでにやりたいこと」は、本当にやりたいことですか?

もし、命があと数カ月しかなかったら、
私は何をしたいのだろうと
考えてみました。

きっかけは数日前です。

朝起きたら急に
耳が聞こえにくくなっていたのです。
昨日まで普通に聞こえていたのに
突然でした。

とりあえず急いで耳鼻科に行きました。
理由としては、
のどの炎症からきているのか
耳の問題なのかはっきりしませんでした。
なので、その両方分の
大量の薬を出してもらい
帰ってきました。

聴力がかなり落ちていて心配ですが
回復してほしいと願いながら
とにかく薬を飲んでいます。


こうやって、
昨日まで普通だったことが
今日突然できなくなる経験をすると、
「生きる」ってことを考えてしまいます。

私たちも
日々消耗しているんですよね。
電池が消耗するみたいにです。

本当は毎日消耗しているのに、
普段はそれに気づいていません。

でもあるとき
突然点滅しだして、
「もうすぐなくなりますよ」と
電池交換を知らされます。

そしてしばらくすると
急に動かなくなる
みたいな感じです。


そんなことを考えていたら、
私は今、
本当にやりたいことをやれているのだろうか?
人生に後悔はないのか?
と疑問が湧いてきました。

本当のことを言えば、社会的に
「多くの人のためになるようなこと」をしたり、
「たくさんの人に感謝されるようなこと」をしたいし、
それを「実感したい」と思っています。

でも、
今の生活はそれとは程遠く
家族のためだけに働く専業主婦をしています。

本当は
それが不満で不満で仕方がありませんでした。

ずっと不満でしたが、
今ここで命が尽きてしまったとして
一番の心残りは何かと考えた時、
答えは、
「多くの人のためになるようなことをしたかった」
でも
「たくさんの人に感謝されたかった」
でもありませんでした。

私の答えは、
「娘のお弁当を最後まで作ってあげたかった」
だったのです。

結局私は、
子どものことを一生懸命やりたいんだと
気付くことになりました。

義務感で仕方なくやっているのではなく、
自分がそうしたいからなんだ
と知りました。

自分の大事な睡眠時間を削って
体調を崩しながらも
娘のことに真剣に向き合っているのは、
本当は、一番
自分がそれを「やりたい」と
思っているからだったのです。



自分が本当にやりたいことは
その時々で変わってくるものです。

今、あなたが
本当にやりたいと思っていることは、
何でしょうか?

このまま死んでしまったとして、
一番心残りなのは何でしょうか?

毎日「面倒だな」と思いながらやっている
あれだったり
これだったり
するかもしれません。

それを、
「面倒な事」ではなく
「やりたいからやっている事」
だと気付くことは、
「自分の人生はもうじゅうぶん幸せ」なのだと
感じることにつながるのかもしれません。

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