『door』第七話【疼きのリフレイン】イマーシブムービー:往復ビンタ61発(打ち手の姿アリ)
「両手でビンタを張るのは飽きたわ」
川瀬美雪はそう言いながら右手を振り上げると、ピシャリと大作の頬を一発を張った。
その瞬間、大作の顔に再び痛みと快感が走り、次の一瞬、美雪の手が往復で大作の頬を叩いた。
「今度は往復ビンタよ。どう?」
その言葉に、大作は躊躇なく答えた。
「はい、お願いします……」
美雪はその返事に満足げな笑みを浮かべ、左右に往復させるようにビンタを繰り返し始めた。
ピシャリ、ピシャリとビンタの音が激しく部屋中に響き渡り、その音が一層大作の興奮を高めていく。
美雪の右手が振り下ろされるたび、大作の頬に衝撃が走った。
最初の一発が彼の肌に触れた瞬間、鋭い痛みが全身に広がり、その感覚は一瞬にして熱へと変わった。
ビンタの音が鳴り響いた直後、美雪の手のひらはすぐに逆方向に動き、今度は反対側の頬を容赦なく張った。
往復で繰り返されるビンタは、まるで波のように次から次へと彼に押し寄せてきた。
右から左、そして再び右へと、そのリズムは徐々に速くなり、彼の頬に留まる痛みが徐々に麻痺へと変わっていく。
それでも、熱さだけは確かに残り、毎回のビンタが新たな刺激を与えていた。
頬に残る美雪の手の形が、火傷のように鮮明に刻まれ、左右に揺さぶられるたびに、肌はビンタに応えるように熱を帯び、心臓の鼓動と同じリズムで痛みが波打った。
大作はその痛みにも似た快感に酔いしれ、往復ビンタの度に意識が遠のくような感覚に陥りながらも、次の一発を待ち望んでいた。
美雪の手が止まることなく左右へと動き続け、その往復ビンタのリズムは、まるで二人だけの特別なダンスのように感じられた。
その激しさと熱さに、大作の頬は赤く腫れ上がりながらも、彼はその痛みと快感に溺れていった。
彼はまるで陶酔するかのように往復ビンタの音に耳を傾け、彼女のビンタを全身で受け止めていた。
鏡の中のデジタル時計の数字を見ると、
【15:00】
残り時間は着実に減っていた。
無情にも進む時間を目の当たりにした大作は、今この瞬間が刻一刻と終わりに近づいていることを再び痛感した。
それでも、美雪の往復ビンタが彼の頬に刻み込む感覚は、一瞬一瞬が永遠のように感じられるのだった。
【door イマーシブムービー】
・61連発(右手往復)1ファイル
打ち手の姿 : アリ
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