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ビンタ研究レポートNo.18【女神爆誕④】
マッサージビンタ、ノーマルビンタを頂いた私は、連続ビンタ(高速ver)をエマちゃんにお願いした。
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!
右手から繰り出される弱ビンタが、絶え間なく左頬を打ち鳴らす。
あぁ……なんて軽やかなんだ。
目を瞑り、ビンタが奏でる8ビートを楽しみ夢見心地。
出来ることならば、このまま眠ってしまいたい。
特筆すべきは、これだけ速くてもちゃんと『手のひら』を当ててくれているところ。
手のひらで当てないビンタはビンタにあらず──
SM動画のビンタを研究した際、指ビンタが大半を占めることが判明した。
その時に生まれた私の格言である(何を偉そうに)。
確かに、指で当てるとダメージが残らないし、連続ビンタしやすい上に良い音も出る。
だが、それはビンタと言えるのだろうか?
国語辞典で調べると、『びんた:他人の頬を平手で打つこと』と、書いてある。
つまり、指で頬を打つことはビンタではないのである。
あくまでも平手、平手打ちなのだ。
私が求めているのは指打ちではない。
平手打ち、ビンタなのだ。
おっと……クセの強いこだわりはさておき、エマちゃんビンタの続きを書こう。
「エマちゃん、往復ビンタお願いします」
「往復? え~っと、右手だけでこうやってパンピシ、パンピシってやればいいの?」
「そうっすね」
「OKじゃあ、いくよ」
パンピシ、パンピシ、パンピシ、パンピシ、パンピシ、パンピシ。
うん……心地よい。
手のひらが左の頬にパン!と張り付いた後、戻ってきた手の甲が右の頬をピシッと軽く通過する。
この繰り返しがドーパミンの分泌をエンドレスに促す。
これはまさに『無限ビンタ』だ。
この後も様々なバリエーションのビンタをお願いし、あっという間に夢の時間は過ぎ去った。
夢を叶えてくれたエマちゃんは私の『推し』となり、ビン活が活性化することとなる。
続く。