マロン日記#18【レシピ③~THE・王道!連発ビンタ~】動画資料ビンタ151発(高画質)☆有料☆
──パン! ビチ! バチ! バチ! バチ! バチ! バチン! べチ! ベチ! パァン! パァン! パァン!
一定の間隔、一定の刺激がホペタを歓喜させる──
巧い。
うっとりするぐらい美しい連発ビンタだ。
学生時代に軟式テニスで鍛えあげたリストが生み出す、マロンさんの連発ビンタは、もはや匠の業と言っても過言ではない、美しすぎるビンタだ。
美しいビンタと言えば聖域のエース、エマちゃんを思い浮かべる。
歴代の打ち手でトップクラスの美しいビンタを放つ彼女。
エレガンスで落ち着きのあるエマちゃんのビンタは気品が漂う大人味。
一方、マロンさんのビンタは躍動感に満ち溢れ、それはまるで陸上競技のようだ。
エマちゃんの連発ビンタが『静』ならば、マロンさんの連発ビンタは『動』である。
軌道の美しさ、インパクトした時の破壊力、その際に発生する破裂音、そして技術もさることながら、他人の頬を思いきり手のひらで張り飛ばせる強靭なメンタル──
マロンさんはビンタに対する向き合い方が、今まで出会った打ち手さんとは根本的に違う。
パン!
パァン!
パァンパン!
バチッ!
バチッ!
パァン!
彼女はアスリートだ。
平手のシャワーを浴び続けること数分、私はエンドルフィンで満たされ、日常のストレスが溶けてゆくことを実感する──
そういえば、マロンさんはサブスクビンタを始めた頃よりも、手加減がなくなってきた。
車内というプライベート空間がそうさせているのか、ホペタを破壊しようとしているのかは定かではないが、人目をあまり気にしなくていいことも、この強烈なビンタを連発出来る大きな要因なのだろう。
『違うな……これは愛だ』
ホペタがそう私にささやいた(妄想です)。
『彼女のビンタが日に日に威力を増しているのは、愛があるからこそだ。でなければこんな気持ちのこもったビンタは打てない。そうだろう?』
ホペタの独り言を聞き流しながら、私はそっと目を開けてみた。
マロンさんの口元が心なしか緩んでいる?
『ほらみろ、この光悦に満ちた表情を。間違いない、彼女も達しているのだ……ビンターズハイとやらに』
まさかそんな……。
受け手である私には打ち手の気持ちはわからない。でも、確かにマロンさんは少しだけ、少しだけ笑顔だ。
連発ビンタ後、マロンさんに思いきって聞いてみた。
「手、大丈夫ですか?」
「うん、全然」
「あのさ、ビンタってする方はどんな感じなの?」
「え~? まぁ、スッキリするというか、ストレス解消出来るというか」
「じゃあ、楽しい?」
「は? 楽しいわけないじゃん」
「そっか」
私がそう言うと、マロンさんは少し照れた感じで私から視線を外し、車窓を眺め始めた。
「でも……」
「でも?」
「楽しく……なくもない」
続く。
【レシピ③ 連続ビンタ動画資料】
内訳:左右連続32発 + 右連続10発 + 左右+右、連続49発 + 左右連続24発 +
左右連続36発
5ファイル合計151発(高画質)
打ち手の姿 : アリ
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