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マロン日記#20【レシピ⑤変則コンビネーションビンタ】動画資料ビンタ185発(高画質)+ マウスビンタ50発☆有料☆

十二月初旬、ランチタイム聖地コンビニ裏──

昼食を速やかに終えた私はマロンさんと軽く談笑して、サブスクビンタの準備に取りかかった。

「デジカメはここでい?」

「はい」

馴れた手つきで段取りを行うマロンさんの横顔を見てふと思った。

ビンタをされ続けて仲良くなれる関係って、かなりレアなケースでは?

ある意味、私はビンタという概念を覆し、『新境地』を切り開いたのでは?

奥さんもそうだが、スクエアでノーマルな思考の人間から見ると、私は常軌を逸した『ド変人』である。

ぶっちゃけ捨てられても仕方がないと日々思う。

にもかかわらず、夫婦としての関係性を続けてくれるのは、奥さんの器が宇宙のように大きいのと、私が女性に対してビンタ以外を求めないことを理解してくれているのではないだろうか?

まぁ、こんな考えは私の思い込みに過ぎないが、私に大量のビンタを張り続けてくれている奥さんとマロンさんには感謝以外ない。

「で? 今日のレシピはなんだっけ?」

「あ、ちょっと待ってくださいね」

思い込みだろうとなんだろうと、仲良くなっていることは事実だ。

よし……私が夢にみたビンタを頂こうじゃないか。

私はメモをマロンさんに見せながらレシピの説明を行った。

【コンビネーション・ビンタ】

①左右の連発ビンタ×10連以上。

②私が顔をうつ向かせ、ビンタを回避する仕草をしたら、左手で頬をグイッと持ち上げ、定位置へ戻す。

③戻したら再び左右の連発ビンタ(高速)

④最後に胸ぐらを掴み、右手の全力ビンタでフィニッシュ。


「……は?」

困惑、マロンさんは非常に困惑し始めた。

このコンビネーションビンタと銘打ったビンタは、打ち上げ花火のオーラスに行われる、連発花火→スターマインをイメージしたビンタだ。

まだマロンさんと出逢う前、某花火大会を観覧していた時に思いついた。
しかし、夜空を見上げながらそんなことを考えている自分は本当に変人だとつくづく思う。

所詮は叶わぬ夢──

その時はそう思っていた。

だが、ビンタの女神様に出逢えたのだ。

この夢ビンタを叶えてくれるのは、マロンさん以外にありえない。

「ん~、なんか難しそうだけど、とりあえずやってみよっか」

「マジすか? ありがとうございます」

クールに返答するも、心の中では「キター!」と大歓喜、フィーバー状態だ。

『いつ、何どきでも、どんなビンタでも受けてやる』

ホペタも意気揚々と、コンビネーションビンタを心待ちにしている。 

マロンさんにレクチャーを施し、いざコンビネーションビンタへ。

「いきまーす」

パン! パン! パン! パシッ! パン! ピシッ! パン! パン! パン! パンピシッ! パァン! パン! パン! パシッ! パン! パン! パン……

左右連発ビンタの最中、もう耐えられない! みたいな演技で顔をうつ向かせると、マロンさんは平手で私の右頬をグイッと持ち上げた。

そして──

バチバチベチバチベチバチベチバチバチバチベチ! 


高速の左右連発ビンタが頬を打ち鳴らした後、マロンさんは左手で胸ぐらを掴み──

ビチ!


「こんな感じ? ラストがちょっと外れちゃったけど」 

この後、練習を重ね、マロンさんはコンビネーションビンタを新たなスキルとしてモノにした。

改めてしみじみと思う。

マロンさんのビンタは最高だ。

しかし、そんな夢のようなサブスクビンタも後、一ヶ月。

夢を叶えてくれたマロンさんのビンタをもっと、もっともっと堪能したい。

その想いから、私はある作戦の決行を決意した──

続く。

【レシピ⑤コンビネーションビンタ動画資料】
内訳:レクチャー付き49発 + 40発 + 29発 + 左右&右 27発 + 40発
5ファイル合計185発(高画質)

【レシピ④マウスビンタ動画資料】
内訳:レクチャー付き17発 + 16発 + 17発
3ファイル合計50発(高画質)
打ち手の姿 : アリ

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