マロン日記#35【ドSなマロン】ビンタ動画資料40発☆有料☆
「じゃあ、短い足でブレーキ踏んで」
「短い足で……はい」
私がブレーキを踏むと、マロンさんは車のエンジンを掛けた。
翌日の日曜日。時刻は午後17時、コンビニ裏にて──
本日の作業は午後からだったため、昼休憩はナシ。つまり昼のサブスクビンタもナシだ。
それが関係しているのかは定かではないが、本日のマロンさんはやたらと私を煽ってくる。
作業中、ビンタするフリをして、『してほしい?』とか、『今日はビンタやめてすぐ帰ろっか?』とか。
なんとなくドSモードである。
事実、ドSなんですけどね(何を今更)。
「まあ、一々あれですね。チクチクと──」
「うっせ」
「え……うっせ?」
「やかましいわ。これ(デジカメ)撮れてる?」
「撮れてる……と思います。左右、いきましょう」
「連続?」
「いや、連続じゃないやつで」
「パンパン?」
「はい」
「いきま~す」
ぐにぐに……パン! パアァン! ぐにぐに……パン! パアァン!
うお……ラ○ホのビンタを彷彿とさせる強打。しかし、今日は何かがおかしい。
ぐにぐに……パン! パアァン! ぐにぐに……パン! パアァン!
「あ、痛……」
そう、何故かマロンさんのビンタが痛いのだ。
「ふふっ、なに~?」
そんな私の悲痛な声などお構い無しに、マロンさんは笑いながらビンタを張り続ける。
むにゅむにゅ……パアァン! パアァン!
え……なんで痛いんだ⁉
「痛ぁ~い、痛ぁ~い」
「うるさいなぁ、もう!」
パアァン!
「痛ぁ~い、痛いよ~」
「うるさい奴だな、も~」
パアァン!
声に出るほどマロンさんのビンタが痛い。
これは一体何が起きている? ホペタ?
痛い──
そう告げた時、人は『大丈夫?』など、心配の声を掛ける。しかしマロンさんは違う。
「次は?」
次弾ビンタについて要望を聞いてきた。
うんうん流石だよマロンさん、君はそうでなくっちゃ。
「……右だけ速いやつ」
「どういうの?」
「連続で」
「タンタンタンタンって?」
パン! パン! パアァンパアァン! パンパアァン!
「痛い……」
「ふふっ」
「痛~い……」
私が止めるジェスチャーをしても、マロンさんは笑いながらビンタを張り続ける。
「ごめん、ごめんなさい、ちょっと待って……」
マロンさんはようやく手を止めて、「アハハハハ!」と大笑いで腹を抱えた。
「なんか今日、耐えられない。なんで?」
せっかくクリティカルビンタがヒットしているにもかかわらず、痛みに耐えられない。
状態を調べるため、ホペタを触って確認したその時、私はようやく異変に気付いた。
『耳』だ。
左耳が熱を帯びている。それも尋常ではないぐらいに熱く腫れている。
もしやこれは、ラ○ホビンタの影響か?
私はビンタを張ってもらう際、必ず手のひらを当てるようにとレクチャーを施す。しかし、手のひらをミートさせると、必然的に指が耳に当たる。
ラ○ホで浴びた500発オーバーの全力ビンタは、私の耳を破壊していたのだ。
しかし……もうマロンさんに会えるのは、ビンタを張ってもらえるのは今日と来週しかないんだ。
続行!
続く!
【マロンビンタ資料動画】
3ファイル 18発(左右)+ 13発(右)+ 9発(右)
合計:40発
打ち手の姿 : アリ
ここから先は
¥ 500
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?