研究レポートNo.25【衝撃的ビンタ③】
私はマッサージビンタをオーダーした。
「マッサージして……ぱぁん!マッサージして……ぱぁん」
言葉にしてくれるところがとっても萌える(当時は最新の流行語)。
やはりマッサージビンタは鉄板だ。
むにゅむにゅからのぱぁん!
ん~……心地いい。
マッサージしている時は三種盛りのお肉、ビンタの時はコテ。
アメとムチの絶妙な塩梅がドーパミンの分泌を更に促す。
あまりの心地よさに、私はマッサージビンタおかわり(強めで二十発)をオーダーした。
むにゅむにゅ。
「一回……」
ビチィ!
むにゅむにゅ。
「二回……」
バチィ!
おお……コイツ利くぜ。
その後、マッサージビンタ(強)を終えたランちゃんは、私の両頬を手のひらで包み込み──
「痛かったでしょ?あたし力強いから……」
と、長めのマッサージで頬の熱を冷ましてくれた。
……ああ、なんて優しいおねえさまなんだ。
私は最後に全力のビンタをオーダーした。
「じゃあ、思いっきりいきます」
ビチン!
「大丈夫⁉本当に思いっきりいったよ⁉」
脳が揺れた。耳からドーパミンが出てきそうなくらい全力中の全力ビンタ……心ゆくまで堪能した。
ごちそうさまでした。
続く