佐賀工OB〜久本丈将編〜
皆さんこんにちは、今日紹介する佐賀工柔道部OB•OGは久本丈将君です。
このブログでは佐賀工業柔道部の卒業後の活動や各々の学校、企業の紹介また、自分の趣味や勉強した事、自分の考え方などを佐賀工業の後輩達に伝え、自分の人生の何かきっかけになってくれたらなと思います。
また、OB•OGが現役の高校生と近い繋がりになって「あの先輩すごい」と「あの人どんな人だろう」と興味と関心を持ってほしいという願いで書いていきます。
それでは久本丈将君のブログへどうぞ。
皆さんどうもこんにちは平成30年度卒業の久本丈将(ひさもとたけのぶ)です。
まず初めに、今回ご卒業されました生徒・保護者の皆様
誠におめでとうございます。
節目が訪れ新しい一歩を踏み出す何事にも変え難い素晴らしい思い出になる時期です。
私も卒業して5年程経ちましてその中でも高校生活というものが私の人生を大きく変化させてくれました。
柔道を通じ、原田先生からのご指導、卒業後のケア・サポート、今では6人家族になりまして長男が柔道の道を志すようになりました。
今回は私の高校柔道でのドラマについて話します。
中学から柔道に関わり実績というものが無く
見栄っ張りな自信しかなかった私に
全国の舞台まで引き上げて下さった原田先生。
稽古にも参加しない日々の中、心理的強化を
実施しその中で柔道で自分を変えるという事が
最善策だと感じるようになりました。
テレビでも放映されましたが、新人戦での事。
一回戦ではギリギリで勝利し、二回戦では技ありでの判定勝ち、決勝では塙元輝との対戦で怪我をさせてしまったが押さえ込みでの一本。(その節は大変申し訳なかった)
試合前に原田先生の方を無意識に振り向く。
先生は無言で頷き、応援してくれた。
「冷静に熱くなれ、闘志はあるだろ」
試合後、元輝を医療スペースに運び
現実を受け入れられない私に対して先生は
「いい試合だった、過去のお前には勝ちたいという気持はなかった、なぜ勝てたと思う?」
私は本心で「自分を変えたかった」ただそれだけでした。
涙がこぼれ止まりません。
過去の弱い自分が死んだ瞬間を経験しました。
3年最後の総体でも決勝は元輝と対戦。
初戦から全て一本で勝ち進めてきた。振り返ると過去の弱い自分はいない。全て変わった。
20分の長い試合を終え、結果は優勢負け。
結果は大したことはないものですが
元輝との試合を経て心の底から楽しかった。
幼稚園の子が笑顔で遊ぶあの気持ちが試合中に
出てきてたんだと今になって思います。
〜皆さんへのメッセージ〜
私は現在4人の子を持ち、頼りないと思もいますが父親をさせてもらってます。我が子に勝るものは無いと勝手に思っております(笑)。
親としての役目はお金を残す事でも無く
家や土地、車など形ある物も素晴らしいですが
何より生きていく中で必要不可欠なもの。
親から子供への無償の愛
これに尽きると思います。
〜高校生の皆さんへ〜
あなた達は誰の為に生きているのか?
何の為に勉強をしているのか?
どうして?なぜ?
誰も何も分からないのが答えだと思います。
そりゃそうだ、社会を経験していないから。
今の自分が正解で正しいと思っているから。
自身の過ちや周りの努力は眩しくて目を背けてしまいがちであるから。
結論としてはそれでいい。
でも間違いでは無い。
これから多くのことを経験して学び
苦しんで悩んで落ち込んで挫折を味わうと
思います。間違いをすることもあります。
自分に問いかけてみて下さい。
答えはあなた達の中で出てるはず。
間違いを間違いのまま終わらせるな
辛いことから逃げるな。立ち向かえ。
最後になりますが
子供達の幸せ、無病息災を願いながら私の
随筆とします。
大変長くなりましたが以上になります。
皆様もお身体にはご自愛下さいませ。
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