主役不在になった水槽に
30キューブ水槽にネオンドワーフグラミーをお迎えしました。ベタを飼うようになって、ベタの近縁にあたる、いわゆるアナバスと呼ばれる種が気になるようになりました。
グラミーが有名ですが、グラミーもかなり多くの種類がいて大きなものだと30センチを超えるものもいます。熱帯魚として有名どころでも10センチを超えるのも多いですが、水槽サイズから10センチにもなると存在感が強すぎるし、大好きなエビ達が食べられてしまうかもしれません。淡水魚って口に入るもの何でも食べてしまうんですよねぇ… 嫌いなものは吐き出しますが、思わぬご馳走に出会うことを覚えているのでしょうか?
ドワーフグラミーでも"ハニー"になると小さくて単独で主役にしづらいのでネオンドワーフグラミーにしました。品種改良が多くて色違いが沢山いるので迷いましたが、ショップに行ったとき一番気に入ったのです。グラミー、触角みたいな腹ビレが可愛いですよね!感覚器官も備わっているらしいのですが、何かを探っている様子は見たことがありません…
ところでベタもそうですが、アナバスはみんな気性が荒めで同種でもトラブルが多く、同じような形なだけで敵視するようで、温厚といわれるグラミーでも、小競り合いも無い円満な水槽環境を望むなら単独飼育が良いみたいです。やはり同じ仲間のパラダイスフィッシュも以前気になってショップで見ていたことがあるのですが、タンクメイト達に襲いかかっていました。ショップのスタッフ曰く小さいのが沢山チョロチョロしてる分には問題ないとのことです。
さて、この水槽が問題ありなのは以前の記事で書きましたが、ネオンドワーフグラミーも例に漏れず裏側に行ってしまいました。ベタのときのように魚任せにはせず障害物になるものは一時的に撤去しましたが、石組みを取ると水槽リセットになってしまうので入っていったところから出てくるよう祈っていたのですが、祈りは通じたようで出てきてくれました。その後、今更ながら気になる隙間にはウールマットを詰めて事故対策を施しました。ブセを植栽したかったの忘れていますね……
前回までの記事内で名前までは出てきているものの、紹介は端折ってたタンクメイトの2種。この水槽はあくまでベタ水槽の予定だったので、同じ東南アジアの魚をと、まずラスボラ·ヘテロモルファを選びました。10匹まず導入したのですが、もっと水草の中に逃げ込むと思っていたのですが、広めの遊泳スペースに固まってしまい、何か違うなとなりレッドテトラをさらに混泳させました。
アジアに拘っていたのに何故南米系?と思われるかもしれませんが、この魚達は元々ショップの同じ水槽にいたのです。魚同士が覚えていたかはわかりませんが、ウチに来てからも仲良くやってる気がします。
水槽立ち上げのわりと初期のころからオトシンクルスにはコケ取り生体として2匹入ってもらいました。お迎えしたときから、わりと大きめだったのでコケ取りのお仕事も早く水槽に薄く纏っていた茶苔を3日くらいで綺麗にしてしまいエサの心配を始めたころに1匹見当たらなくなりました。一応探したのですがこの頃水槽にはミナミヌマエビが20匹、レッドチェリーシュリンプが10匹とヤマトヌマエビが5匹と相当なエビが導入されていたので、一晩でツマツマ葬されたのかもしれません…
さて、主役が戻ってこの水槽もだいたい出来上がったかなと感じていますが、やはりエビ達の姿があまり見えなくなってしまいました。グラミーがエビを突くシーンは何度か見かけましたが、やはり食べられちゃったのかな? 水草多めだし、石組みの裏側にも避難出来るので見えないところで暮らしてくれてればいいのですけど……