ベタの姫水槽を安易に作ろうとした結果
30センチキューブ水槽がリセットとなり、空いた水槽を眺めているうちにベタの姫水槽(メスばかり集めた水槽)にしたらいいんじゃないか? という、またしても欲望というかエゴを発揮してしまいました。
ベタは闘魚と呼ばれるほど気性が荒いことは前の記事でも述べましたが、オスに比べると穏やかな性格で場合によっては混泳も可能という話が出回ってるので試したいと思ったのですが、コレには条件があって、
2匹では飼わない
2匹だと上下関係が生まれてしまうそうです。
過密気味に飼育する
周りに他のベタがいることで縄張り意識を持てないようにする。
というのが基本のようですが、1匹とその他大勢で弱い者イジメが起きたりとあくまで集まったもの同士の性格がおっとりしたものじゃなくては駄目なのかもしれません。
ウチには先住メスベタ1匹が現在30センチスリム水槽を独り占めしていて、活着させた陰性水草をわりと多めに入れているのでココにあと2匹くらい入れれば隠れるところもあってちょうど良いかな?と買ってきてみました。
買ってきたばかりの魚をいきなり水槽に投入するのはマズいので、水合わせをするのですが、温度合わせでショップから来たときのままの袋を水槽にボチャンとしてみたら先住メスベタちゃんと袋を隔ててフィンスプレッティング(ヒレを開いて威嚇する行動)してます。
「あー」
思わず駄目そうな雰囲気を嗅ぎ取りましたが、ここまできたのですからとりあえずやってみようとコチラも簡単には諦められません。ショップから持ってきた水とウチの水では違うだろうから、さらに水合わせを点滴法で行いました。だいたい水が入れ替わったかな?というところで、いよいよ投入です。
結果は言わずもなが即バトルが始まり、もう1匹の準備が出来る前に2匹の勝敗が決まり、追い回す方と怯えて隠れる方とで分かれてしまいました。傷だらけにされる前に救出しなくてはと取り出しましたが、
大きなストレスをかけてしまい申し訳ないです。よく見ていなかったので穴はウチに来る前からあったのかもしれませんが、大変なことをさせてしまったことは紛れもない事実。反省しかありません。
一時避難所として、セリアのメダカ観察ケースに入ってもらい、翌日ショーベタコレクションケースLを2つ買ってきました。よく行くショップが夏休みセールでこの水槽を安売りしていてくれていてよかったと思ってしまいます。
リングにも立たなかったもう1匹のメベタちゃんも紹介。メスだというのにかなり優雅なヒレをお持ちですが、このコもかなり気性が荒そうで、鏡でフレアリングさせると水槽の壁に食ってかかる勢いです。
そんなわけで、お盆休み中に小型水槽が3つ並ぶことになってしまいました。この経験の結論として
ベタを同じ水槽で飼うには
ブリードした子達は離れ離れになるまでケンカしないみたいなので、そのままひとつの水槽で飼い続けるか、たまに同様な子達が格安で売ってるので、それを丸ごと買ってきて飼育する
のが近道な気がします。後にメスのほうがえげつないらしいとも記述を見つけたので姫水槽は幻想と思っていた方がベタにもお財布にも優しい結果になると思います。