ベタのエゴ水槽が完成…
夏の暑い真っ盛りから、作り直した30センチキューブ水槽も、納得はいかないけど、水草も生え揃った感じだし、いつまでもベタを仮住まいにおいとくわけにもいきません。気温が落ちて、部屋の温度も落ちてきて役不足なヒーターでは水温を維持しきれなくなってきたからです。
そんなことで、ようやくコイベタことコイちゃんにこの水槽に入居してもらって安心…と思ったのも束の間、一夜明けて次の朝には居なくなっていました。そう、この水槽には好奇心旺盛なベタには誘惑と言う名の隙間が多すぎるのです。
前からじっくりと見ても姿は見当たらず、床に落ちてるということもなく、残りは溶岩石で作った石組みの裏側。ここには水の浄化を期待してポトスを入れてあるのですが、根が伸びてすでに簡単にはポトス自体が取れません。そんな狭い中にヒーターを無理矢理入れたりしてるので、網を入れたところで捕まえられるとは思えません。何とか入ったところから出て来てくれないかと祈るばかりだったのですが…
次の日の出勤前、コイちゃんは予想していた隙間に浮かんでいました。また☆にしてしまった… 完全に自分の理想を押し付けてしまったと反省です。
思えば、先にこの水槽に入ったラスボラヘテロモルファも全部その裏側に入り、一部は石に挟まったりしたりして危険を認識していたのですが、何故かラスボラはその空間が危険なところと気づいたのか、自ら手前に戻ってきてくれたので、今回もそうなるのでは?期待してしまいました。
今回のことで、ひとつ気づいたのは、やはりベタは水槽に単独飼育、障害物になるものは控えておくのが、魚はともかく飼い主のストレスを避けられるということです。いつも見えるところで元気な姿を見せてもらうことで、心配事がひとつ無くなるということを『これがベタの飼い方』だと先人達は言いたかったのかなと思ったりしています。