もしも21歳のときYouTubeを始めてなかったら今どんな生活を送っていたのか?
2020年、私は21歳でYouTubeを始めました。しかし、もしあのときYouTubeを始めていなかったら、今頃どんな生活を送っていたのか──そんな「もしも」の世界線について考えてみました。
高校卒業後、埼玉県で工場勤務を始めた私は2017年から丸3年間働き続けましたが、精神的に限界を迎え2020年に退職を決意しました。社員寮で有休消化をしながら、これからの人生について友人や家族に相談していた日々を思い返すと、YouTubeを始めるという選択肢が生まれたのは、いくつもの偶然が重なった結果だったのだと感じます。
以下、YouTubeを始めなかった場合に私が辿ったかもしれない道について、具体的に振り返ってみます。
2020年にYouTube始めていなかったら①自己破産
もしYouTubeを始めていなかった場合、私は埼玉県で家を借りて生活していたかもしれません。当時の私や周囲の同世代は、若さゆえに世間知らずで、金銭的なリスクや将来の計画を深く考えることができていませんでした。
20代前半というのは「何者かになりたい欲求」が強くなる時期でもあります。その中で、私の周りにはマルチ商法や情報商材に手を出す人が少なくありませんでした。例えば、会う度にアムウェイの勧誘をしてくる友人(?)や100万円するFXノウハウの教材を買う為に貯金している者、全身ハイブランドの服を着て怪しい収入源を匂わせる人が周りに沢山いたのです。
正直に言うと、当時の私はその影響を受けて、彼らの誘いに乗ってしまう可能性がありました。実際に工場勤務時代、部長クラスの上司に勧められた50万円のセミナー「ジェームス・スキナーのミッションインストール」に本気で参加しようとした経験もあります。その時は思い留まりましたが、もし同僚や友人からの「稼げる話」に乗っていたら、商品を自費購入するために借金を重ね、最終的に自己破産に追い込まれていたかもしれません。
2020年にYouTube始めていなかったら ②素人童貞
現在の私は結婚し、幸せな日々を送っています。しかし、もともと極度の恋愛不適合者だった私は、YouTubeを始めていなければ、25歳になっても素人童貞のままだったかもしれません。
私は中学生の頃から、恋愛に対して強い恐怖心を抱いていました。告白を断られた後の気まずさを想像してしまったり、私が◯◯さんに好意を抱いてるというゴシップを同級生に消費される可能性への畏れや、自分から湧き出る性的欲求に異物感や嫌悪感があったりと、恋愛に必要な一歩を踏み出す勇気が持てなかったのです。
そんな中で社会人になり、工場勤務時代にはマッチングアプリで恋人探しや、相席居酒屋やクラブなどで出会いを求める努力をしましたが、どれも成果には繋がりませんでした。対面でのアプローチではそもそも逃げられてしまったり、マッチングアプリでメッセージのやり取りが全く続かなかったりと、失敗ばかりだったのです。
しかし、2020年にYouTubeを始めることをきっかけに仕事を辞めてニートになり、精神的にも時間的にも、そして退職金も入り金銭的にも人生で一番と言っても過言ではないほどの余裕が生まれました。そんな状況でマッチングアプリを始めたら、たったの2週間で彼女を作ることができ、恋愛において初めての「成功体験」を得ることができたのです。もしYouTubeを始めていなければ、この余裕も経験も生まれておらず、恋愛に自信が持てないまま今を迎えていたでしょう。
2020年にYouTube始めていなかったら ③工場に骨を埋めてた
高校卒業後に入社した埼玉の工場は、福利厚生が整った会社でしたが、仕事自体は楽しいものではありませんでした。入社直後から「辞めたい」と感じていましたが、"会社員として人生を送る"以外の生き方を知らなかった私は、転職や独立といった選択肢を考えることすらできませんでした。
そんなマインドで3年間働き続け、2020年に退職を決意したのは、仕事の責任やプレッシャーが限界を超えたからでした。しかし、もしそのとき「YouTubeを始める」という目標がなければ、会社に引き留められ、そのまま工場勤務を続けていた可能性があります。
おそらく、部署異動などで「もう少し頑張ってみよう」とお茶を濁され、結局辞められないまま働き続けていたでしょう。その結果、30代、40代となり、再就職が難しい現実に直面しながら定年まで働き、楽しくない人生を送っていたかもしれません。
まとめ:YouTubeが人生を変えた
もし21歳のときにYouTubeを始めていなかったら、私の人生は今とは大きく異なっていたでしょう。自己破産のリスク、恋愛の失敗、工場勤務の継続──どの道を選んでも今のような充実感や幸福感は得られなかったと思います。
人生の選択肢は小さなきっかけの積み重ねで変わるものです。そして、その選択肢を行動に移すかどうかで未来は大きく変わります。あのときYouTubeを始める勇気を出した自分に感謝するとともに、これからも新たな挑戦を恐れずに進んでいきたいと思います。