勇気をくれるひと
前回からのつづきです。
彼女というには失礼かもしれないが、きっかけに
なったもう一人。それは勝間和代さんだ。
元公認会計士で経済評論家でもあり、著述家でも
ある。有名著書には、「お金は銀行へ預けるな」
や「勝間式超ロジカル家事」などがある。
私は、彼女の著書を読むとそっと背中を押されて
いるような、勇気を与えられた錯覚になる。
外資系企業でバリバリと働くワーキングママだっ
たのに、効率と生き方を重視したライフスタイル
に変化し、キリリとした見た目から温和な感じへ
表情や雰囲気も変わっていった。
画面や著書を通しても大きな変化を感じたのだか
ら、身近にいる家族や友人はもっとその違いを感
じたと思う。
なかでも、私がコロナ禍で衝撃を受けた本が「生
き方の知見」だった。私がイメージする理想の生
き方のお手本が書籍化されている感覚だった。
そうそう、こんなふうに考えてこんなふうに生き
たいと思ってたの私といった具合に。
コロナ禍で何かと制限の多い窮屈な世の中だった
テレワークやオンライン授業になり、これまでの
2食の食事支度から毎日3食へとなり、息抜きも手
抜きもできない専業主婦の毎日に疲れていた。
だからこそ50目前に、先輩の知見を手にしたこと
で勝手にパワーアップしたような生きる力が湧い
てきた。
そう、もう一度私らしい生き方をしたい。
誰かの役に立ちたい。
子育てが落ち着いた今、私の人生、好きなことを
やって自分らしく生きよう、そう心から思えた。
つづく・・・