これからの釣りを考える

昔と今が違うのは当たり前
今と未来が違うのも当たり前
違いを拒否、否定し続けることにより
未来に進めなくなる状況を理解して
今を考える


リアルに感じる変化

フィールドに出向くと
「自分くらいか、それ以上の年齢の方が多いなぁ」
数年前からそんな感じ
来店するお客さんも10代の子たちが本当に少なくなった

POPEYE時代は小学生や中学生の子たちがたくさん来てたのに…
20年も前の話
そりゃあ、変わるよね、って話

自分のスタイルも変わり、独立してからは今までとは違う提案をしているから違うのは当たり前なんだけど

とは言え、近所から子どもの姿は少なくなり、リアルに少子化に向かっている現状
7年前は近所の子たちとたなご釣りに行ってたのが懐かしい

●釣り人の高齢化と若い子たちの釣り離れ
バス釣りブームを経験した世代がどんどん高齢化していっているのは間違いなく、今を支えているのもその人たち


ショップ経営者から見た現状です


釣りに携わる人の温度差

熱量がある釣り人でもやりはじめてからだいたい3年
僕はそれを知っているから、なだらかに盛り上げていくような接客スタイルを意識しています
急にハマりすぎると飽きちゃうので、なるべくゆっくりと

2000年代初頭はバス釣りブームの余韻が続き、色々なものが良く売れた時代
出てくるルアーも新鮮なものが多かった
新商品は問い合わせが多かったし、複数購入も当たり前
DVDからの情報が新鮮でDVDもよく売れた


キラキラするまなざし

そしてリニューアルを期に、ポケモンカードゲームの取り扱いを始めました

「なんでポケモンカードやねん」と思う方が多いです

僕のルーツを知っている方は多くはないと思います

幼少期はおもちゃやゲームで遊ぶのが日常でした
外に遊びに行く事に制限があったため
一人で遊ぶ事ばかり、親に連れて行ってもらえるおもちゃ屋やプラモデル屋さんに行くのが楽しい日々

7歳の時、将来の夢は「おもちゃ屋さん」でした
(当時はおもちゃ屋さんがすごく多かった)

それから14歳になるまではずっとインドアの遊びばかりでした

ガンプラ、ミニ四駆やポケモン、ポケモンカード、デジモン
ハイパーヨーヨーやビーダマン
64、プレイステーション、セガサターン
ホビー尽くしの日々
ミニ四駆の小さな大会も何回か参加
非公式の大会で一回だけ優勝したなぁ…
鉄拳の公式大会では3位やったり
色々やってました
ミニ四駆の大型大会に参加したことがないのが悔やまれる

中学校3年生になったタイミングで釣りに誘われて、初めて釣りをして
数回目の釣行でブルーギルを初めて釣りあげる
「釣りってめちゃくちゃおもしろいやん…」

インドアな遊びしか知らなかった自分にはかなりの衝撃でした

そして、長浜にPOPEYE SLOPE長浜店がオープン
「ルアーやロッド、ボートもめちゃくちゃたくさんある!
いつかこういう店で働きたいなぁ…」

夢はおもちゃ屋さんから釣具屋さんに変わっていくのです…

その後、工場に勤めたのち、夢をあきらめずにPOPEYEで働くことに

そのころは小学生や中学生の子たちが大人に混じって釣りをする姿や
バスボートを見て、気持ちを高ぶらせている子もたくさんいました

憧れの対象が身近にあったのも、すごくよかったんだなぁ、と

その後、中学生の子たちが成長し、高校、大学、と進学、または就職して…
釣りを続ける子たちも比較的多く、わりとにぎやかな時期でした

その後、タックルベリーに転職し、色々学びましたが少しずつ
小さな子たちの遊びが変わってきたな…と感じ始めます

インターネットが更に発達し、ネットゲームが流行りだしたのです

そしてYouTubeが流行り、大きく時代が変わり始めます

コロナもあり更に変わってきて、業界が大きく動き
自分では予想のできない展開も多く、大変混乱しました

で、今の現状はユーザー(アングラー)が少ない現状
要因は色々ありますが
今までと同じようにしていたらダメだな、と感じました

これからを支えるのは誰?


間違いなく若いユーザーが必要だと考えています

子どもたちに釣りという存在を知ってもらうために
様々な活動を続けていきます

釣りをしたことをない人に釣りを体験してもらうことや
釣り道具を触ってもらうこと
そこから、少しずつしれませんがユーザーを増やしていく活動をしていきます

ポケモンカードをしていると
小学生や中学生の子たちとたくさん会話します

楽しいことに夢中になるとキラキラするまなざし

こういう子たちが釣りにハマったら…と

明るい未来を目指して、イメージを繰り返しています

まずはポケモンカード友達とエリアトラウトに行くことから始めよう



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