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「機会費用」を計算したことがありますか?


 池上彰さんのTwitterを読んでいます。ちょっとした気づきをメモのようにツイートしているのですが、キャリアデザインのヒントが満載です。
 今日は「池上彰のお金の学校」という著書紹介でしたが、この本のあとがきに印象的な言葉があったのを思い出しました。「機会費用」という言葉です。「ある行動をとることで他の行動がとれなくなる。」よって、「いまとっている行動が、たいへん貴重なものである」と説明されています。
 私は大学でのキャリアデザインの第1講の冒頭で、「キャリアはトランジット(分岐点)での選択の連続で、どういう選択をするかによってそれぞれの人生(キャリア)が決まるのです」という話をします。その際にこの言葉を印象させてもらっています。(すみません、無断です。)大学の講義に出ることが、デートの機会もコンビニでバイトをしてお金を稼ぐ機会も失っているという話もとても分かりやすいです。
 私は、講義ではこのあと、BTTF2(※1)からの引用で、タイムパラドックスをこれからのキャリアで起こすためには、「プランドハプンスタンスセオリー」(※2)の考え方が有効だと学生たちに伝えます。毎回、学生たちの目からはかなりのウロコが落ちていることが「受講レポート」からわかります。「お金の学校」のあとがきからの引用のおかげと思っています。
ちなみにこの本、当たり前ですが、中身もヒント満載です。「消費税」の話の最初の見出しは「大反対を押し切っての導入」です。池上さんらしいニュースの裏側からの切り口です。

※1 BTTF2 「バックトゥザフューチャー2」のことです。
※2 ジョン・D・クランボルツ氏による考え方です。

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