検証 どれを買うのが一番お得か Quest2、Quest3、PICO4
皆様ごきげんよう、2023年10月10日にMeta Quest3が満を持して発売されました。
さてここで疑問に思った方も居るでしょう、新発売のQuest3と既存のQuest2、似たような性能のPICO4、どれがお買い得なのか?
今回はVRChatを動かす事を前提とし、そういった疑問に対するアンサーとなる記事を目指して執筆しています、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
尚、価格や周辺機器は記事を執筆した10月25日現在のデータで、今後上がったり下がったりする事も了承頂きたい。
(2024年2月7日に一部更新、追記をしました)
(2024年4月19日に更新、追記をしました)
(2024年8月6日に更新、追記をしました)
各機種のスペック一覧
まずは、検証に移る前に各機種のスペックや値段を見て見ましょう。
・Meta Quest2
解像度:1832x1920×2(3664×1920)
リフレッシュレート:72Hz(アップデートで90Hz、120Hz対応)
パネル:LCD(液晶)
視野角:100度
重量:503g
IPD調整:ハードウェア調整(58/63/68mmの3段階)
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:スタンドアロン型、Snapdragon XR2 Gen1にて稼働
メインメモリ6GBにて稼働
パススルーはモノクロ(画素数未公開)
フレネルレンズ採用
公式にてストラップ、バッテリー付きストラップ、持ち運びケース別売り
Meta Linkを用いればPCVRとしても使用可能(ケーブル別売り)
SteamリンクにてPCVRとしても使用可能(ケーブル別売り)
ハンドトラッキングにネイティブ対応
Air Linkにて無線起動可能
非公式にてVirtual Desktop、ALVRにて無線起動可能
サードパーティ製の追加パーツが沢山ある
本体価格 128GB版 39600円 256GB版 46200円
・Meta Quest3
解像度2064×2208×2(3664×1920)
リフレッシュレート:72Hz(90Hz、120Hz対応)
パネル:LCD(液晶)
視野角:110度
重量:515g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:スタンドアロン型、Snapdragon XR2 Gen 2にて稼働
メインメモリ8GBにて稼働
パススルーはフルカラー、約400万画素
パンケーキレンズ採用
公式にてストラップ、バッテリー付きストラップ、持ち運びケース別売り
Meta Linkを用いればPCVRとしても使用可能(ケーブル別売り)
SteamリンクにてPCVRとしても使用可能(ケーブル別売り)
ハンドトラッキングにネイティブ対応
Air Linkにて無線起動可能
非公式にてVirtual Desktopにて無線起動可能(ALVRは未検証)
サードパーティ製の追加パーツが発売直後だがそこそこある
AV1コーデックに対応
本体価格 128GB版 74800円 512GB 96800円
・PICO4
解像度:2160×2160×2(4320×2160)
リフレッシュレート:72Hz、90Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:105度
重量:581g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:Pico Connectにて無線起動可能、Snapdragon XR2にて稼働
非公式にてVirtual Desktopで無線起動可能
イヤホンジャック無し
カラーパススルー対応(画素数未公開)
メインメモリ8GBにて稼働
サードパーティ製品があまり無い
本体価格 128GB 49000円 256GB 59400円
値引きがSteamセールよりも頻繁に入り、128GB版が8000円程値下げされるので実質41000円程で入手できる
全ての機器共通で言える事なのですが、SteamVRで動かす前提であれば容量は小さい方で大丈夫です。
各機器で欲しい周辺パーツ(ソフト)
各機種毎にサードパーティ製品として周辺パーツがあり、評価が安定している企業はKIWI、AMVR、BOBOVR、ROOXとなります。
・全HMDで欲しい周辺パーツ(ソフト)
・USB Type-C to Type-Cケーブル
こちらは全てのHMDにて必要になります。
VRChatを始めとしたソーシャルVRで遊ぶ際にはHMDは5時間以上着けっぱなしという事はザラにあります、HMD単体のバッテリーでは足りません。
この対策をするため、後述するVirtual Desktopを用いるかQuest2、3の場合はAir Linkにて、PICO4はPico Connectにて無線接続をして、各HMDに同封されているUSB Type-C to ACアダプタにUSB Type-C to Type-CケーブルをHMDに直刺しする事によって給電を100%維持できるようになります。
尚、HMDに標準で搭載されているリンクソフトはあまり完成度が高くなく、無いよりマシ程度にしか動かないようです。
メーカーとしては自社プラットフォームにてソフトウェアを買ってほしいので、SteamVRに繋げるのはあまり乗り気ではないのかもしれません。
以上の事を踏まえ、無線はVirtual Desktop、有線においてはSteamリンクをオススメしています。
オススメの商品は以下の4+1。
・Meta Quest 3 Quest 2 Linkケーブル
価格は9200円、5m、こちらは値段こそ高くなりますが、Meta公式が出しているだけあり品質は保証されています。
・Anker ナイロン USB-C & USB-C 3m
価格は1490円、一般的なCtoCケーブルです。
こちらはVR用という訳ではなく、普通の3mケーブルですがVRでも使えます。
・CtoC L字変換コネクタ
価格は599円、本体側に繋げる変換端子で、前述した普通のCtoC 3mケーブルと組み合わせると取り回しが楽になります。
・無限Linkケーブル 5m
価格は3300円、充電器とのセットが4200円。
データ通信と充電を分けて行おうというケーブルで、前述した商品と違いQuest Link、Pico Connect、もしくはSteamリンクにての運用となります。
・Syntech 急速充電モジュール付 Link対応ケーブル 5m
価格は4400円、前述した無限Linkケーブルと似た機構のROOX製品となります。
ことUSBケーブルはかなり混沌とした市場で、聞いた事も無いようなメーカー製品を使うと痛い目に合います。
給電がまともに行われない、データ転送が行われないのならまだマシな方で、最悪放電現象を起こして火事になります。
過去、どこぞの馬の骨とも分からないメーカーのCtoCケーブルを使っていて、Quest2のケーブル端子をスパークで溶かした友人が居ました。
・Virtual Desktop
価格は2208円、Steamにもありますが、必ずMeta・PICOストアで買って下さい、Steamで買っても意味がありません。
こちらはPCからストリーミングするソフト、要する所は無線起動できるソフトです。
「Air Linkでいいじゃん」「Pico Connectでいいじゃん」と思われるかもしれませんが、どういう訳だかVirtual Desktopはソフトが非常に安定しており、何故か軽く動くようになり、更には画質や色調、音声等も弄れるようになる価格以上の働きをしてくれるソフトです。
特にPICO4を使う際、PICO Linkは比較的新しいソフトという事もあり安定しないので、半ば必須に近いです。
・充電電池(富士通)
https://www.yodobashi.com/product/100000001002825029/
https://www.yodobashi.com/product/100000001002333243/
価格は単三4本、充電器セットで3130円、4本バラ売りが1060円。
ヨドバシカメラならポイント還元でお得な上、値段もAmazonより安いです、コントローラーを動かす際必須になります。
以前はエネループをオススメしていましたが、継ぎ足し充電(電池が余っている状態から充電をする)が可能かつ、カメラのストロボに使われる専用電池なので信頼性が抜群にあり、値段も安いです。
Quest2、3においては2×2=4本必要で、PICO4で電池を交換しつつ使うには4×4=8本必要、今記事は比較をする記事なので、PICO4は実質的に1060円高いと考えてもいいかもしれません。
・VR専用メガネ VRsatile
価格は12880円~、近視、遠視、乱視等、一般で流通しているメガネのレンズを使用しているのでどんな形でも対応できます。
更にはQuest2、3、PICO4のどれでも使えるという優れもの、単体で使える眼鏡にはもっと安いものもありますが、筆者オススメのVR専用メガネです。
一応、VR専用メガネが無くても眼鏡を付けたままVRはできますが、有ると無いでは快適度が違います。
・ROOX製VR専用レンズ
価格は6880円~、近視、乱視対応で、比較的安価になります。
遠視には対応していないのでご注意を。
・XSOverlay
必須という訳ではありませんが、とても便利な上に値段も安い(1010円)ので紹介させて頂きます。
早い話がVR空間にデスクトップを持ち込めるという代物で、他にも腕時計やバッテリー残量確認機能等色々使えるソフトです。
SteamVRなら全てに適用できるソフトでもあります。
・OVR Advanced Settings
価格は920円、SteamVRを動かす上であると何かと便利になるソフトです。
特にVR内で空間を掴んで宙に浮く事ができる「Space Drag」機能が便利です。
・fpsVR
価格は470円、必須という訳ではありませんが、FPSの他、CPU使用率やGPU使用率等が見られるデバッグ用ツールです。
前述したXSOverlayにも似たような機能はあるのですが、こちらの方が様々な情報が詳しく見られるため、挙げさせて頂きました。
・OpenVR-SpaceCalibrator
価格は無料、こちらはやや上級者向けの設定をする際に使うもので、Lighthouseと呼ばれる規格のものを扱う際(VIVEトラッカー、コントローラー等)に必要となります。
Lighthouse規格製品が無い状態であれば必要ありません。
・Quest2、Quest3周辺機器(ソフト)
・Steamリンク
PICO4には対応していないのでご注意を、有線にてVRを使用する際に便利です。
・ROOX製フェイスパッド
価格は2420円、後述するAMVR製フェイスクッションと比べて安価です。
PUレザーとシルクタッチのどちらがいいかは一長一短な気はしますが、VRは汗をかきがちなのでPUレザーの方が衛生的だと思います。
・Quest2周辺機器
・AMVR製フェイスクッション
価格は3780円、とりあえず買って損はしない買い物です、フェイスクッションは個人差も多分に含まれますが、Amazonで手に入れやすいものとなるとAMVR製品が良いと思います。
・VR COVER製フェイスクッション
価格は29ドル、初期ロットに近いQuest2はフェイスクッションに肌に対するアレルギー物質が含まれており、当品と交換対応されるようになりました。
使い心地は良いのですが、新規で買う際は海外発送の都合上手に入れ辛く、また現在は円ドル為替の関係で割高になります。
・AMVR製コントローラーグリップ
価格は1980円、別段必須という訳ではありませんが、有ると何かと便利です。
手をパーにした際に手からコントローラーが落ちるという事が無くなり、激しい動きをする際に手からすっぽ抜けてコントローラーないし何かを物理的に破損するという事を防ぐこともできます。
・KIWI製ヘッドストラップ
価格は4999円、Quest2はフロントヘビーで、ストラップが有ると無いではかなり装着感が異なります。
Amazon取り扱いの品の中で評価が高く、かつ値段も安いKIWI製品を一例として取り上げさせて頂きます。
頭の形は個人差があるので、必ずしも装着感が良くなる訳ではない事はご了承下さい。
・BOBOVR製ヘッドストラップ
価格は4999円、こちらもAmazonにて評価の高いヘッドストラップになります。
・ROOX製ダイヤルストラップ
価格は4400円、フェイスパッドと一緒に買えば注文しやすいです。
・Meta公式 Eliteストラップ
価格は4070円、Meta公式のEliteストラップは何もしていないのに壊れる事で有名で、S字フックに吊り下げていていただけで自重にて破損したという報告がある位です。
現在は耐久性に関しては向上したとの報告はあるものの、値段もそこまで安い訳ではないのであまりオススメしません、参考までに。
・Meta公式 Eliteストラップ バッテリー付き
価格は7260円、バッテリー時間の延長は勿論の事、カウンターウェイトを兼ねる事ができるものになります。
・Quest3周辺機器
・AMVR製フェイスクッション
価格は4980円、新製品のせいかちょっと割高。
とりあえず購入して損の無い買い物だと思います。
・AMVR製ヘッドストラップ
価格は4980円、こちらは品質が比較的安定しており、かつ安価なAMVR製となります。
・ROOX製ダイヤルストラップ
価格は4400円、カラーはブラックかホワイトを選べるので、お好みで。
数少ない評価が定まっているストラップで、かつ安価な商品になります。
・Meta公式 Eliteストラップ
価格は10439円、Quest2のものと比べるとちょっと高めです。
耐久性については発売されてからしばらくなので未知数となります。
・Meta公式 Eliteストラップ バッテリー付き
価格は19980円、Quest3は2程ではないにせよフロントヘビーで、カウンターウェイトを兼ねる事ができるものの、如何せん値段が高いです。
価格は2980円、新製品のせいかちょっと割高、別段必須という訳ではありませんが、有ると何かと便利です。
・ダイソー 急速充電アダプタ 20W
価格は770円、Quest3は付属している給電タップでは充電が間に合わず、他のタップを使用する必要があります。
通販では送料がかかるので、店頭で見かけた際に。
・Anker Nano Charger (20W)
価格は1690円、ダイソーのものより倍以上しますが、Amazonで確実に手に入ります。
・PICO4周辺機器
・AMVR製フェイスクッション
価格は3980円、数少ないPICO4対応のフェイスクッションで、買ってとりあえず損はありません。
・ROOX製フェイスパッド
価格は3860円、とりあえず買って損はありません。
この製品はQuest2や3のパッドと、違い鼻の部分のシリコン製遮光パーツが付属しません。
PICO4本体付属の遮光パーツを流用して使う必要があります。
・AMVR製コントローラーグリップ
価格は2380円、必須という訳ではありませんが、あると便利です。
パーツを実際購入した際の価格比較
ここからは、各機種のオススメパーツを搭載した上で(VR専用メガネを除く)価格比較をしてみましょう。
・Quest2
本体 128GB版 31900円
Anker ナイロン USB-C & USB-C 3m 1490円
CtoC L字変換コネクタ 599円
Virtual Desktop 2208円
OVR Advanced Settings 920円
XSOverlay 1010円
充電電池(富士通)3130円
ROOX製フェイスパッド 2420円
ROOX製ヘッドストラップ 4400円
AMVR製コントローラーグリップ 1980円
合計 50057円
・Quest3
本体 128GB版 74800円
Anker ナイロン USB-C & USB-C 3m 1490円
CtoC L字変換コネクタ 599円
Anker Nano Charger (20W) 1690円
Virtual Desktop 2208円
OVR Advanced Settings 920円
XSOverlay 1010円
充電電池(富士通)3130円
ROOX製フェイスパッド 2420円
ROOX製ヘッドストラップ 4400円
AMVR製コントローラーグリップ 2880円
合計 95547円
・PICO4
本体 128GB セール価格 41000円
Anker ナイロン USB-C & USB-C 3m 1490円
CtoC L字変換コネクタ 599円
Virtual Desktop 2208円
OVR Advanced Settings 920円
XSOverlay 1010円
充電電池(富士通)3130円
充電電池(富士通バラ) 1060円
AMVR製フェイスクッション 3980円
AMVR製コントローラーグリップ 2380円
合計 57777円
実際どれがお買い得か?
それぞれのパーツや額を出した所でまとめたいと思います。
まずQuest2は歴代で最安値の値段になっており、3年以上前の古い機種ではあるもののオススメできます。
パススルー機能は一応搭載されているものの、モノクロの上にぼやけが強く、無いよりマシ程度で使う機会はほぼ皆無です。
中古も出回っていますがオススメしません、中古で買った際は大体左スティックがドリフト(滑り)してしまっている、ないし起きる可能性が高く、その際はエレクトロニッククリーナーで洗浄をすると上手く動くようになります。
コンタクトスプレー(接点復活剤)を吹きかけるという手もありますが、基盤を痛める可能性があるので最終手段として吹きかけるという形が良いと思います。
それぞれAmazonにて764円、439円で手に入ります。
Quest3はMR機能こそ評価できますが、何よりも本体価格が高いので相対的なコスパは劣るものと思われます。
また、数少ない弱点ではありますが、Quest2とPICO4に比べ本体の電力消費が大きく、コードや電源タップを選ぶ必要性があります。
AV1コーデックに対応しているものの、RTX4000番台かRX7000シリーズであれば高画質で遊べるというものであり、ハイエンドグラフィックボードではないと力を発揮し辛いです。
完全スタンドアロン起動する際はQuest2と比べプロセッサ性能2倍の謳い文句は伊達ではなく、最適解となり得ます。
Virtual Desktopを使用する際は、仮想トラッカー機能があり、上半身に仮想的なトラッカーを装着(胸、両肘)を付ける事となり、綺麗に動くようになります。
MR機能はVRChat内で楽器の演奏をしたりする際に便利な模様で、今後MRを使ったアプリが出る可能性があります。
完全新規購入であれば先行投資としては悪くない気がします。
現在はドル円為替の関係で本体価格が高くなっていますが、今後値段が下がる可能性もあります。
最後にPICO4ですが、セールの際の本体価格が安く、かつ周辺パーツ(特に後頭部ストラップ)を購入する必要が無い事によって、比較的安価で手に入れる事が可能です。
電池をQuestシリーズと比べ4本多く使うというデメリットはありますが、それを踏まえても安いです。
重心バランスも良好で装着感も良く、パススルー性能もQuest3程ではないにせよフルカラーで綺麗です。
数少ない弱点として、コントローラーにQuestシリーズと違い昇圧回路が入っていないらしく、使い捨て電池の1.5Vで動かす事が前提になっている事です。
充電電池は1.2Vなので、場合によってコントローラーのハンドトラッキングが上手くいかない時があります。
各機種のパーツを搭載した上での比較をするとQuest3が95547円なのに対し、PICO4であれば57777円、差し引き37770円の差となります。
コスパを考えると、3万円以上の差額は無視できないものとなるでしょう。
Quest2となると更に安くなり、50057円となります。
PICO4との差額は7720円、こちらはセールを気にする必要がなく、安価かつ安定して入手できます。
ただし、純粋な性能はPICO4に若干劣ります。
半ば余談となりますが、Quest2と3はスリープ時間が最長4時間から切れないのに対して、PICO4は拡張アプリを入れる必要がありますがスリープ機能をオフにする事が可能で、VR睡眠に適します。
また、全ての機器やVR周辺パーツ全般に言える事ですが、VR機器というのは消耗品であり、どれ程使われたのか分からない中古での購入はオススメしません。
結論としては、コスパを求めるのならQuest2、MR機能やAV1コーデック、スタンドアロン起動、仮想トラッカーを重要視するならQuest3、値段と価格のバランスが良く、セールが狙えるならPICO4、となります。
現在使っているHMDと比較して買いなのか?
現在使っているHMDがQuest2よりも前世代、特に初代QuestやOculus Rift CV1、Oculus Rift S、第一世代Windows MR機を使っている方であれば買い替えを薦めます。
Lighthouse形式のHMDを使用している場合は、初代HTC VIVE、VIVE PROを使用しているのであれば買い替えをオススメします。
VIVE Cosmos EliteやValve indexからの乗り換えの場合、寿命が来ているのであれば買い替えをオススメしますが、そうでなければ急ぐ必要は無いように思えます。
恐らく一番多いであろうQuest2を使っている方に対しては、そろそろガタが来ているという場合を除き、急いで乗り換える必要性は薄いように思えます。
おまけ:挙げた3機種が動くPCスペックの最低条件
CPU:4コア8スレッド以上が必須
Socket AM4のCPUであれば、AMD Ryzen 5 3600が中古にて9980円、新品であればAM5のRyzen 5 7600X BOXが新品、33470円にて購入可能です。
ことVRChatに関してはFPS向上を考えるのであれば三次キャッシュがモノを言い、AMDのX3D系列、AM5であればRyzen 7 7800X3D BOXが61980円です。
グラフィックボード:VRChat推奨はVRAM8GBのグラフィックボード
記事執筆時現在であればRTX3060 12GB版を買う事をオススメしています、価格は38,800円~
メモリ:16GB以上
可能であれば32GB以上積む事を薦めます。
crucialのDDR4 PC4-25600 8GB 1枚であれば4980円、マザーボードのメモリスロットが4枚まで挿せるとして、32GB分だと9960円となります。
DDR5となると、crucialのDDR5 PC5-44800 16GB×2が14000円です。
SSD:2.5インチSATA、もしくはm.2
正直どちらでもあまり違いを感じません。
KIOXIA製2.5インチが960GBで7850円、m.2 Gen4 SSD 1TBが10980円であります。
終わりに
そこそこ長い記事となりましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございます。
早いものでQuest2の発売からもう3年以上が経ちました、未だに前線で戦える性能ではあるものの、私のQuest2は初期ロット品で流石にそろそろ限界を迎えるというのもあり、情報をまとめておきたいと思い筆を取った節もあります。
また、Quest3効果でVRChatにかなり新規の方が流入しており、似たような性能をしている本記事で取り上げた3機種のどれを買えばいいのか分からないという声が多くありました。
今記事にてどれを買えばいいのかのヒントとなれば幸いです。