VRChat向け VRHMDの選び方
皆様ごきげんよう、私の他記事を読んでいざVRを始めてみようと思った人も多い事と思われます(読んでない人は是非読んでほしい)
今回の記事はそんな人に向けたVRHMD(バーチャルリアリティヘッドマウントディスプレイ)購入ガイドになります。
VR、というよりかは主にVRChatをこれから始める人向けのヘッドセット紹介になります。
また、PCスペック考案や周辺機器(主にマイクやソフトウェア)等についても記述しているので、既にVRで遊んでいる人は買い替えの参考にして下さい。
尚、この記事内の値段表記は全て税込み価格になっております。
私のVR環境
まず、様々なVRヘッドセットやPCスペックを紹介していく前に現在の我が家のVR環境を紹介したいと思います。
因みに、私はVRHMDは過去初代VIVE、Oculus Rift S、Valve index、Meta Quest2を使用していた事がありました、Meta Quest3、VIVE PRO、WinMR、HP Reverb G2も体験済みです。
PCスペック(自作PC)
CPU:AMD Ryzen 7 5800X3D
マザーボード:B550 Phantom Gaming 4
メモリ:Crucial DDR4 3200MHz 16GB×4
グラフィックボード:玄人志向 GALAKURO GAMING GG-RTX3060-E12GB
CPUクーラー:Deepcool AK620
電源:Corsair HX1000
起動用SSD: KIOXIA EXCERIA G2 1TB
編集用SSD(主にUnity): KIOXIA EXCERIA G2 2TB
SSD用ヒートシンク:オウルテック EXTREME COOL M2
保存用HDD:メーカー不詳 3TB
ケース:LIANLI O11 AIR MINI BLACK 12cmファン×3追加取付
ドライブ:BUFFALO DVSM-PUV8U3-BK/N USB3.2(Gen1)/3.0 外付けドライブ
OS:windows10 Pro
PC周辺機器
マウス:Logicool G600t
マウスパッド:Razer Goliathus Mobile Stealth Edition
キーボード:REALFORCE R3S
モニタ:EIZO FORIS FS2434-R 23.8インチ
サブモニタ:BenQ GW2480 23.8インチ
サブモニタ2枚目:BenQ GW2480 23.8インチ
ヘッドセット:Logicool G533
スピーカー:Edifier R1000TC
ルーター:ELECOM WRC-1167GST2
オーディオインターフェース:Roland UA-25EX
VR機器
VRHMD:PICO4 128GB(Virtual Desktopにて使用)
ベースステーション:HTC Base Station 1.0×2
トラッカー:HTC VIVEトラッカー(2018)×3
トラッカー固定具:Rebuff Reality TrackBelt+TrackStrap モバイルバッテリー搭載のため改造
フェイスクッション:AMVR製 PICO4フェイスフォームパッド
アクセサリ:HMD専用メガネ VRsatile/ヴァーサタイル(予備オプション無し)
アクセサリ:AMVR PICO4 専用グリップカバー
モバイルバッテリー:HI-DISC 2000mAh HD-MB2000
ACアダプターUSB充電器:ELECOM EC-ACD01BK×2
電池充電器:Panasonic BQ-CC73AM-K
充電電池:Panasonic eneloop BK-3MCD/4HA
回線
enひかり NTT光コラボレーションモデル IPv6オプション加入
補足事項
オーバークロック設定等はせず、全て定格にて起動
PCスペックや使用VRHMDだけではなくその他の物もいちいち細かく書き込んだのは、意外とVR環境はその他の物も重要だったりするからです。
例えば、ACアダプターの選び方を間違えてしまうと急速充電に対応しておらず、なかなかトラッカーを充電できないという事態になりかねないですし、発熱の心配もあります。
トラッカーの固定具も色々ありますが、使い心地に直接影響があるものなので、購入する際は結構迷います。
モニタ、ヘッドセット、スピーカー等はデスクトップモードを使用する際の参考にして下さい。
回線環境について
VRChatは他のネットゲームやMMOと同じく通信容量をかなり食います。
50Mbps程あれば動く事は動きますがそこまで快適ではありません、速いに越した事はありませんが100Mbpsは欲しいです。
通信容量を食うのと安定性、帯域制限の入る関係でWIMAX等はあまりオススメできません、固定回線が良いでしょう。
尚、スマホのテザリングは容量は食うもののそれなりに快適に動作しました。
外出先にて後述するQuest2等で遊ぶ分にはいいかもしれません(通信速度は60Mbps程でした)
推奨スペックについて
基本的に公式サイトに載っている推奨スペックよりも高めに見積もった方が失敗は少ないです、特にグラフィックボードに関しては。
VRHMDについては普通に動くではなく快適に動く事を推奨しています。
というのも、多少のチラつきや残像が直接的に目や三半規管へのダメージになるので、快適に動かないと疲れや酔いの原因となりえます。
電源環境について
後述するLighthouse方式を採用するHMDを用いる際、ベースステーション本体に電源が付いていません。
ベースステーション用のスイッチ付きコンセントタップを別途用意する事をオススメします。
また、複数台HMDを持つ人向けの説明になりますが、SteamVRは1つのHMDしか認識できないらしく、認識してほしいHMD以外の電源を切る必要があります。
なので、コンセントタップに電源スイッチ付きのものがあると便利です、私はValve indexとQuest2をPanasonic手元スイッチで切り替えて使っています。
また、ベースステーションの電源ケーブルは市販されている12V 1.5A、外径5.5mm(内径2.1mm)のプラグを使えば動きます。
何らかの事情で電源ケーブルが複数欲しい人、電源ケーブルのみピンポイントで壊れた人は参考にしてみて下さい。
Facebookアカウント統合について
2020年10月以降、Oculus製品を利用する際はFacebookとのアカウント統合が必須となり、Facebookのアカウントが無いとOculus製品が使えません、これは中古購入や過去の製品であっても当てはまります。
また、現在Facebookは正しいアカウント情報を入れてもBANしてしまう誤BANを繰り返しており、製品利用中、いつBANされてもおかしくない事態となっています。
また、既存のOculusアカウントは2023年1月1日までアカウントを利用する事が可能ですが、Quest2を利用するにはFacebookアカウントとの統合が必須となります。
この際注意してほしいのは、既存のOculusアカウントで統合せず、新規でOculusアカウントを作り、そちらでFacebookアカウントを統合するという事をしなければならない点です。
もしこれを怠ってしまい、既存のOculusアカウントを統合してしまうと、BANされた際にはQuest2のみならず、今まで使えていたOculus製品が全て使えなくなります、くれぐれもご注意を。
尚、FacebookアカウントBANの詳しいパターンは、そにっくさん執筆の下記記事にまとまっています。
フルトラッキングについて
基本的にHMDのみでは手と頭しか動きませんが、追加センサーを購入する事によって腰や足、下半身が動くようになります。
後述するLighthouse方式を採用するHMDを用いる場合はVIVEトラッカーを利用する事によってフルトラッキングが可能です。
それ以外の機種についてはベースステーションを購入する事によって非公式ではあるもののフルトラッキングが可能ですが、かなり高い買い物となります。
ベースステーション不要でフルトラッキングができる機器としてHaritoraXというものがあります、下記レビューを参考に購入を検討してみて下さい。
Oculus Quest
解像度:1440×1600×2(2880×1600)
リフレッシュレート:72Hz
パネル:OLED(有機EL)(※1)
視野角:100度
重量:596g
IPD調整:ハードウェア調整(※2)
トラッキング:6Dof(※3)
トラッキング方式:インサイドアウト(※4)
特記事項:スタンドアロン型、Snapdragon 835にて稼働
Oculus Linkを用いればPCVRとしても使用可能(ケーブル別売り)
Air Linkにて無線起動可能
非公式にてVirtual Desktop、ALVRにて無線起動可能
生産終了品
PC不要のスタンドアロン型、6Dof搭載、OculusLink(※5)やVirtual Desktop(※6)を用いる事でPCVRのように扱う事も可能。
値段も魅力的で64GB版が49800円、128GB版が62800円とかなり安価。
つまり、PCが無くともwifi環境さえあれば5万円でVR体験、VRChatを体験が可能という優れもの。
VRChatにて使う際はアバターやワールドに制約がある点に注意。
また、スピーカーが内蔵スピーカーでヘッドホン方式よりも耳が楽。
コントローラーの出来栄えに定評があり、軽く、扱いやすく、指を3本まで認識してくれてある程度のハンドサインを行う事が可能。
バッテリーではなく電池式で動いているため充電電池を用いて連続使用が可能と隙が無い。
スタンドアロンで動かせるというのがやはり魅力的で、オフ会で集まった際にQuestを被り酒を飲んだりカラオケを楽しんだりするオフ会(オン会)という意味不明な事が流行っているようです。
現在、OculusはどうにもQuestに力を入れているようで、トラッキングカメラを利用したコントローラー不要のハンドトラッキングが搭載されています。
Oculus Rift S
解像度:1280×1440×2(2560×1440)
リフレッシュレート:80Hz
パネル:LCD(液晶)(※7)
視野角:110度
重量:560g
IPD調整:ソフトウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:Lenovoが製造
生産終了品
QuestにOculus Linkが搭載されたり、向こうにはハンドトラッキング機能搭載が決定されているのにこっちには発表が無かったりと不遇な印象。
とはいえ性能そのものに間違いはなく、液晶ならではの高画質、インサイドアウト方式故のお手軽さ、49800円という値段の安さが魅力。
原価が安いせいなのか、期間限定ホリデーセールにて6300円の値引きが入ったりと今後も値段が安くなる可能性は高い。
搭載されている液晶パネルが結構良い物を使っているらしく、スクリーンドア(※8)及びゴッドレイ(※9)を感じにくい。
着け心地は正直そこまで良くはないのですが、軽いので総合的には悪くなく、ヘッドストラップのおかげで着脱が楽です。
スピーカーはQuestと同じく内蔵スピーカー搭載で耳が楽ですが、Questと比べるとヘッドストラップの存在から睡眠には向かない模様。
コントローラーはQuestと同じものを使用、扱いやすさには定評があります。
スタンドアロンに興味が無い、安定性、着け心地、リフレッシュレート、画質を重視する、Oculus Linkの給電性能では不満という人はQuestではなくこちらを選択するのもアリ。
注意点としては何故かソフトウェア上のバグが多い。
発売時から続く問題で改善されているものの未だに細かなバグがある。
また、IPD調整がソフトウェアのみでしか出来ず、極端に距離が大きい、小さいと調整できない可能性がある点にも注意(58mm~72mmで調整可能)
現在は生産終了品となっており、音声周りのバグが放置されたままなのであまり購入はオススメできない。
Oculus Rift CV1
解像度:1080×1200×2(2160×1200)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:OLED(有機EL)
視野角:110度
重量:470g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(※10)
特記事項:生産終了品
元祖VRHMDと言われるとこのCV1が出てくる人も多い事でしょう。
現在は生産終了品となっており、新品、中古問わず価格が変動するため手に入れるのが難しい(コントローラー、追加センサーは現在でも購入可能)
古い機種とはいえ有機ELかつ軽く、アウトサイドイン方式で手を後ろに回したい人等に未だ根強い人気がある。
コントローラーはQuest、Rift Sと同様扱いやすいが、旧型故か32g程重い。
標準で付いているOculusセンサーは2つで、2つ使用の360度トラッキングは試験的な機能のようだが7800円にて追加でセンサーを購入し、3つ用いた360度トラッキングは公式がサポートしている。
流石に古いので解像度やパーツ入手等の関係からあまり推奨できない、安売り品等を見つけたら買うのはいいかもしれない。
Oculus GO
解像度:2560×1440
リフレッシュレート:72Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:不明、非公開
重量:468g
IPD調整:調整不可
トラッキング:3Dof
トラッキング方式:方向トラッキング(※11)
特記事項:スタンドアロン型、Snapdragon 821にて稼働
生産終了品
コントローラーが1本でコントローラーというよりリモコンに近い代物。
値段が安めで32GBが23800円、64GB版が29800円で購入可能。
動画鑑賞等を目的に作られた製品で、根本的にVRゲームをやる事には向いていない。
鑑賞目的でもお金があるのであればQuest2を買う事をオススメしたい。
Meta Quest2
解像度:1832x1920×2(3664×1920)
リフレッシュレート:72Hz(アップデートで90Hz対応)
パネル:LCD(液晶)
視野角:100度
重量:503g
IPD調整:ハードウェア調整(58/63/68mmの3段階)
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:スタンドアロン型、Snapdragon XR2にて稼働
公式にてストラップ、バッテリー付きストラップ、持ち運びケース別売り
Oculus Linkを用いればPCVRとしても使用可能(ケーブル別売り)
ハンドトラッキングにネイティブ対応
Air Linkにて無線起動可能
非公式にてVirtual Desktop、ALVRにて無線起動可能
サードパーティ製の追加パーツが沢山ある
Meta社が送り出した高画質・高性能・低価格と三冠を達成するHMDであり、発売前には今後のスタンダードとなると注目を集めていました。
が、実際蓋を開けてみるとバグや不具合だらけ、更にはFacebookやOculus Japanの対応があまりにも杜撰で、コストパフォーマンスは素晴らしいものの、高性能、低価格、高リスクというHMDとして仕上がってしまいました。
とはいえ性能に間違いは無く、値段も64GB版が37100円、128GB版が49200円と破壊的に安価です。
現状、Oculus製品で新規購入をするのであれば、消去法でQuest2一択になると思います。
他Oculus機種でもFacebookのアカウントBANを始めとした諸問題は変わらないので、リスクを承知で買うのであれば、性能が良いに越した事はありません。
詳しくは下記の詳細記事を参考にして下さい、当記事だけではとても収まりきりません。
また、Quest2はサードパーティ製の追加機器が多く、幅広いカスタマイズが可能です。
下記記事はその中の1つとしてVRCOVER社製のパーツをレビューしています、参考にして頂ければ幸いです。
Meta Quest Pro
解像度:1832×1920×2(3664×1920)
リフレッシュレート:72Hz、90Hz
パネル:LCD(量子ドットLCD)
視野角:106度
重量:722g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:スタンドアロン型、フェイストラッキング(※12)、アイトラッキング(※13)機能搭載、フルカラーパススルー(※14)対応、Snapdragon XR2+ Gen1にて稼働
専用コントローラーはQuest2との互換有り
コントローラーのみ販売有り
ドングル充電式
コントローラーのドングルケーブル別売り
公式にて持ち運びケース別売り
Oculus Linkを用いればPCVRとしても使用可能(ケーブル別売り)
ハンドトラッキングにネイティブ対応
Air Linkにて無線起動可能
非公式にてVirtual Desktopにて無線起動可能
Meta社が送り出したハイエンドHMD、VR機器というよりかはARとMRで使う事も想定されたXR機器とでも言うべき代物。
解像度自体はQuest2とほぼ同じものの、Quest2と比べ37%程PPI(※13)が上がって高精細化、更には量子ドット技術により色域も1.3倍程広がっており、全体的に高性能化している模様。
また、従来のVRHMDの主流であったフレネルレンズではなくパンケーキ型のレンズを採用する事によって筐体そのものも薄くなっています。
最大の特徴はカラーパススルーを利用したARとMRでの利用、Quest2にもパススルーはあるものの白黒画面であまり使えたものではなかったのですが、ProにおいてはカラーかつQuest2と比べ4倍程解像度が上がっており本格的に使えるようになったみたいです。
フェイストラッキングとアイトラッキングに追加機器を必要とせず対応しており、生き生きとした表現が可能のようです。
コントローラーにはSnapdragon 662とカメラ3機が搭載されており、インサイドアウトにも関わらず完全に死角無しのトラッキングが可能、更にはQuest2との後方互換もあるのでコントローラーのみ購入するというのも選択肢として有りです。
欠点としては値段が恐ろしく高く226800円もする事、コンシューマー向けではなく開発者向けに作られた機器との事。
また、コントローラー本体共にドングル充電式で連続使用ができないという地味な欠点もあります。
コントローラーについてはドングルtoTypeCのケーブルが別売りであるものの1本3700円と結構な値がします。
コントローラー単体の値段も37180円とかなり高いので、Quest2で使うにしてもちょっと手を伸ばし辛いです。
ARやMR等ソフトウェア開発を行いつつVRもやりたい人向け。
Meta Quest3
解像度2064×2208×2(3664×1920)
リフレッシュレート:72Hz(90Hz、120Hz対応)
パネル:LCD(液晶)
視野角:110度
重量:515g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:スタンドアロン型、Snapdragon XR2 Gen 2にて稼働
メインメモリ8GBにて稼働
パススルーはフルカラー、約400万画素
パンケーキレンズ採用
公式にてストラップ、バッテリー付きストラップ、持ち運びケース別売り
Meta Linkを用いればPCVRとしても使用可能(ケーブル別売り)
ハンドトラッキングにネイティブ対応
Air Linkにて無線起動可能
非公式にてVirtual Desktopにて無線起動可能(ALVRは未検証)
サードパーティ製の追加パーツが発売直後だがそこそこある
AV1コーデックに対応
2023年10月に発売、世界で一番売れたMeta Quest2の正式な後継機。
全てにおいてQuest2を超える性能を有しており、今後のスタンダードとなり得る一品。
最大の目玉はパススルー機能にあり、公式でMR(※15)機器の入門機を謳っているのは伊達ではなく、現実世界をフルカラーで見つつ、文字を読む事も可能な程高画質。
また、ストラップは標準のものでも意外なまでに装着感は良く、長時間疲れる事なく運用が可能。
最大の欠点はその価格、128GB版が74800円、512GBが96800円と決して安い価格ではなく、後述するPICO4とコストパフォーマンスで引けを取ってしまう。
とはいえ全体的に優れたHMDである事は疑いようもない事実であり、現実世界を見つつVRの世界で何かをやりたいというMR機器としての魅力と、今後のアプリケーション開発に期待が持てる一品。
HTC VIVE
解像度:1080×1200×2(2160×1200)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:OLED(有機EL)
視野角:110度
重量:前期型555g、後期型468g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0)※12
特記事項:生産終了品
かなり旧式の機器ではあるものの、VR普及貢献への功績は素晴らしいものがある。
かつてのスタンダードとも言える代物だが、流石に古くなってきており様々な問題が発生しています。
コントローラーが重く、充電が必要で、トラックパッドが扱いにくく、グリップスイッチも扱いにくく、しかも値段まで高い(1本16297円、Oculusコントローラーは片方8800円)
重たい、着け心地が悪くヘッドフォンもスピーカーも搭載されていないので別途用意する必要があります。
別売りのDXオーディオストラップを購入する事によりある程度改善可能だが、12731円とこれも高い。
周辺機器が色々揃っているが、いちいち高い。
画質もスクリーンドアが強く、網目感が凄い。
利点は中古品が安い事であり、LighthouseによるVIVEトラッカー(※13)を用いたフルトラ(※14)が安価で可能という点。
前期型か後期型かで重さに違いがある、見分け方は前期型は後期型に比べ箱のサイズが大きい。
正直、今から買うのはあまりオススメできません。
フルトラに正式対応(※15)しているとはいえ、値段に対して得るものが少ないと思えます。
HTC VIVE PRO
解像度:1440×1600×2(2880×1600)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:OLED(有機EL)
視野角:110度
重量:770g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:廉価版、フルセット版、HMDのみの販売がある
VIVEフェイシャルトラッカー(※19)対応
HTC VIVEの欠点をコントローラー以外解消した代物。
着け心地に定評があり、重いように思えるがこれはストラップも含めての重量であり装着感はかなり快適。
値段もプロ並みでHMDのみが103400円、Lighthouse1.0規格のベースステーションとコントローラー付属の廉価版が146300円、Lighthouse2.0規格対応のフルセットが162668円と滅茶苦茶高い。
コントローラーの扱いにくさは初代譲り、どうしてそこを改善しないのだろうか・・・
後述するValve indexのコントローラーと共に扱うとこの欠点を解消できる。
現状、indexとVIVEPROでHMDはどちらが良いか評価が分かれており、甲乙つけ難い状態の模様。
HTC VIVE PRO マクラーレン特別仕様
解像度:1440×1600×2(2880×1600)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:OLED(有機EL)
視野角:110度
重量:770g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse2.0)
特記事項:生産終了品
VIVEフェイシャルトラッカー対応
VIVE PROには何故かマクラーレン特別仕様の限定カラーが販売されており、マクラーレンパパイヤパスが抽選で当たる等のキャンペーンをしていたようです(性能に違いは無い)
阪神タイガース優勝記念ゲームキューブのようなものだろうか?
値段が割高で発売当初から見向きもされず、同封キャンペーンの応募期間が切れても尚在庫が余っていたのですが、2020年3月中旬に突如として値下げを慣行、77999円という破格の値段で売り出されました(通称マクラーレンバグ)
色が違うだけでLighthouse2.0規格のVIVE PROフルキットと同等の代物がこの値段で売り出されたために注文が殺到、40秒に1個売れていくという伝説を残しました。
多分もう無いと思いますが、発売されたら迷わず購入する事をオススメします、現状最もコスパに優れたVR機器です。
HTC VIVE PRO Eye
解像度:1440×1600×2(2880×1600)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:OLED(有機EL)
視野角:110度
重量:不明、恐らくVIVE PROと同様
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:アイトラッキング対応
VIVEフェイシャルトラッカー対応
LEDセンサーにより両目の動きをトラッキング可能な機器。
目が飛び出るような値段で204730円と激高(コントローラー、ベースステーションは2.0、VIVE PROと同様の物)
VTuberのような配信者向けにはいいかもしれない。
HTC VIVE PRO2
解像度:2448×2448×2(4896×2448)
リフレッシュレート:120Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:120度
重量:非公開
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:現状HMDのみの販売、フルセット販売予定
VIVEフェイシャルトラッカー対応
VIVE期待の新星、PROの筐体をベースに改良を加えたであろう機器、大きな違いとしてパネルが有機ELから液晶に変更された。
何よりもその解像度が凄まじく、その他の性能についてもバランス良く収まっている印象、マイクの性能があまり良くないらしい。
PROと違い、動かすにはVIVEコンソールの起動が必須になっている点は注意が必要。
値段はHMDのみで103400円とかなり高め、また推奨スペックも相当高いらしく、恐らくRTX3000系列を意識して作られていると思われる。
後述するValve Indexと比べてどちらが良いかは財布やPCスペックと相談といった所だろうか?
HTC VIVE Cosmos
解像度:1440×1700×2(2880×1700)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:110度
重量:665g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト、アウトサイドイン(追加パーツでLighthouseに対応)
特記事項:別売りの追加MODにて機能追加対応予定
HTC期待の新星、と言いたいが実際は問題だらけの代物。
まずコントローラーがでかくて重い、只でさえ重かった初代VIVEのコントローラーより重い(Cosmosは225g、初代VIVEが205g)
単三電池で駆動するが片方2本、計4本必要で更に電池の持ちまで悪い(HTCは8時間動作と公表しているが、実際使えるのは2.3時間程らしい)
見た目がOculusコントローラーに似ているので勘違いしやすいが、接触センサーが搭載されておらず、ハンドサイン等を作ることができない。
専用コントローラーのトラッキングに難ありで、上手くトラッキングしてくれない。
多分最大の欠点はコレ。
VIVEやVIVE PROに搭載されていたレンズまでの前後距離スライド機構が無い。
ヘッドフォンやイヤホンジャックを使う事は可能だが、HMDのケーブルの取り回しが悪くなる。
それを防ぐためのイヤホン用交換キットというものがあるらしいが、同封されていない。
恐らく今後発売されるものと思われる。
Lighthouseに対応しておらず、トラッカーや規格のコントローラーを使う事が不可能。
今後MODで対応予定らしい、非公式フルトラであれば可能。
トラッキング設定がSteamVRに統合されておらず、扱うにはVIVE PORT及びVIVE Consoleが必要。VIVEやVIVE PROではSteam VRで扱えていたのに、何故?
液晶のピクセル配列が特殊で、解像度の割には画質が劣る。
HMDのファンの音が五月蠅く、蚊の羽音のような音を出す。
何より値段が高い、同じくインサイドアウト方式のRift Sが49800円なのに対し98870円という超強気価格。
しかも、今後拡張MODを購入するとなると更に出費は膨れる。
どうしてVIVE PROから劣化したのだろうという感想しか出てこない。
装着感が良かったり、搭載されているフリップアップ機構が便利だったりするようだが、それを悉く跳ね返す程に問題が多い。
買う事を全く推奨できない、インサイドアウト方式が良いなら前述したQuest2か後述するPICO4を、高性能なHMDが欲しいなら金を積んで後述するindexかCosmos Eliteを買う事をオススメしたい。
HTC VIVE Cosmos Elite
解像度:1440×1700×2(2880×1700)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:110度
重量:665g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0)
特記事項:別売りの追加MODにて機能追加対応予定、HMDのみ購入可能
Cosmosの筐体をそのままにベースステーションを用いたLighthouse規格に対応した新型モデルなのですが、その実態は既にある技術を詰め合わせて作ったクリスマスパーティー後日の七面鳥カレーです。
色が違うだけで基本的にCosmosと性能は同じく、問題点も共通しています、欠点の大部分であったコントローラーとトラッキングが改善されたため使い勝手が大幅に向上しました。
何故か付属のコントローラーとベースステーションが無印VIVE時代の物と同じ1.0規格を採用しています。
コストの問題なのか在庫の問題なのかは不明ですが、このお陰でコントローラーの扱いにくさは初代から変わらずです。
値段は120989円と中途半端な印象、もう少し安く抑えてVIVE PROスターターキットを買うか少し奮発して後述するValve indexを購入した方がいいような気がします。
なんやかんやで解像度は高く、枯れた技術ではあるものの無印のシステムをそのまま採用したので扱いやすくはあると思います、発売するのが遅すぎた。
これからCosmosを買いたい人やindex、Proの代価品としてオススメ。
VIVE Focus 3
解像度:2448×2448×2(4896×2448)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:120度
重量:784g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:Snapdragon XR2にて稼働
VIVE PRO2と合わせて発表されたHTC期待の新星その2。
一見するとMeta Quest2を純粋に強化したような性能に見えるが、実際は問題だらけの代物。
VRChatを起動するためにはVive businessというソフトが別途必要となり、スタンドアロン起動は不可能。
コントローラーは外見的にはOculusのものと似ているが、タッチセンサーが搭載されておらずハンドサインを作る事が不可能。
また、コントローラーのキーバインドに大問題を抱えており、ジョイスティック押し込みで移動及び回転を行うという謎の仕様になっています。
HTC製品ですが、Lighthouseに対応しておらず、トラッカーや規格のコントローラーを使う事が不可能。
また、ソフト側の問題かマイクが機能しておらず、声が送れない。
とどめに130900円と値段も高い。
HTC曰く当機はビジネス特化のモデルらしく、ゲームをする事は推奨されていないのかもしれない。
総じて購入をオススメできない、スタンドアロン起動や無線での動作をさせたいのであれば前述したMeta Quest2や後述するPICO4の購入をオススメしたい。
HTC VIVE FLOW
解像度:1600×1600×2(3200×1600)
リフレッシュレート:75Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:100度
重量:189g
IPD調整:不明
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:コントローラーの付属無し
有線接続
視覚サポート機能付きで、焦点距離調整を調整可能
HTCが出した新型HMD。
なのだが、そもそもゲームにおける使用を想定されておらず、HTC曰くマインドフルネス(瞑想)に特化した代物らしい。
一応VRChatは動かないことも無いらしいが、コントローラーが付属されておらず、スマートフォンをコントローラー代わりに使用します。
値段も高く、59990円もします。
ことVRChatで遊ぶ上では間違いなく選択しない方が良いです、そもそものコンセプトからして違います。
HTC VIVE XR Elite
解像度:1920 x 1920×2(3840 x 1920)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:110度
重量:273g(本体のみ)625g(ヘッドストラップ装着時)
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:Snapdragon XR2にて稼働
視度補正機能有り、フルカラーパススルー
XRと名が付く通り、VR以外のコンテンツも視野に入れたHTCの新機器。
一見すると同じくXR分野で競合のMeta Quest Proからフェイストラッキング、アイトラッキング等を差し引いて発売されたようにも見えるが実態は問題だらけの代物。
まずコントローラーは専用のもではなくVIVE Focus 3の使い回し品のためタッチセンサーは付いていない。
という訳でもないらしく、どうにもスティックとトグルボタンにタッチセンサーを搭載しているらしく、VRChat内でVIVEコントローラーをOculus Touchとして認識する設定にしないとハンドサインが作れないという意味不明な仕様になっています、どうしてABYXボタンにセンサーを搭載しなかった・・・
マイクの音質についてはあまり良くないらしい、スピーカーはそこそことの事。
また、使い方の問題かもしれないが物理的に破損したという報告を結構聞く、軽さ故にVR睡眠に使っている人が多いからかもしれない。
如何せん価格が179000円なのでおいそれとオススメはできない。
アプリ開発者の方なら兎も角、少なくともVRChat向けではない。
Valve index
解像度:1440×1660×2(2880×1660)
リフレッシュレート:最大144Hz、90Hz、120Hz対応
パネル:LCD(液晶)
視野角:130度
重量:748g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:コントローラーのみ、HMDのみ、ベースステーションのみ、コントローラ+HMD、フルセットと買い分けが可能
※2019年12月24日追記、詳細レビュー記事を新たに執筆しました。
現在記載されている情報は事前評判から推察した古いものになります。
長らくおま国(※16)を食らっていたが、この度日本でも正式な発売となった期待の新星。
高リフレッシュレート、広い視野角、最高峰の解像度、装着感とまさしく欠点が見当たらない代物。
実は欠点はコントローラー側にあり、5本指全てをトラッキング可能なコントローラーで完成度そのものは素晴らしいものの、耐久性に難あり。
装着感はVIVE PROとどちらが良いか意見が分かれている、有機ELが好みであればVIVE PROを選ぶと良いと思われる。
オフイヤースピーカーと呼ばれる特殊なスピーカーを搭載しており、耳から若干浮いた形で使用する形になる。
このお陰で耳が楽、かつ音質も良い模様。
Lighthouse1.0、2.0双方の規格に対応しており、更に各種バラ売りされているため、従来のVIVE環境から段階的に移行が可能。
例えば、VIVE PROを使っている状態でコントローラーのみindexにする、無印VIVEからHMDのみ交換する、またはHMDとコントローラーを交換する等といった事が可能。
値段が高いのがネックか、HMDのみ69080円、コントローラーのみ39380円、ベースステーションのみ21780円(1台)、HMD+コントローラーセットが104280円、フルセットが138380円。
値段は高いが欠点らしい欠点がほとんど見当たらない高級志向な代物、長年SteamVRを通してVRを研究してきたValveらしい出来栄え。
コントローラーの耐久性のみ懸念が残るので買い替えを検討している人は注意、特にVIVEの人は今まで使っていたコントローラーは残しておいた方がいいかもしれない。
PICO Neo3 Link
解像度:1832x1920×2(3664×1920)
リフレッシュレート:72Hz、90Hz、120Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:98度
重量:642g
IPD調整:ハードウェア調整(58/63.5/69mmの3段階)
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:Pico Linkにて無線起動可能、Snapdragon XR2にて稼働
Pico社が過去発売した機器。
コントローラーはOculusやQuest2のものに似ているが、タッチセンサーが搭載されておらず、ハンドサインを作る事によって表情変更する事が不可能。
内部ストレージは256GBあるものの当然ながらMeta Storeは利用できず、Pico Storeという独自プラットフォームからアプリを購入する事になる。
DisplayPortケーブルを用いた有線PCVRモードがあるのが最大の特徴、遅延無しでPCVRが可能。
価格は43360円とお手軽だが、現在は後継機のPico4があり進んで購入する機会はあまり無いと思われる。
PICO4
解像度:2160×2160×2(4320×2160)
リフレッシュレート:72Hz、90Hz、120Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:105度
重量:581g
IPD調整:ソフトウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:Pico Linkにて無線起動可能、Snapdragon XR2にて稼働
非公式にてVirtual Desktopで無線起動可能
カラーパススルー対応、イヤホンジャック無し
Pico社が出した期待の新星。
128GBが49000円、256GBが59400円と値段が非常に魅力的で、対抗馬となるQuest2が59400円なので比較すると概ね1万円程安い。
従来のフレネルレンズではなくパンケーキレンズを採用する事によって機体が薄型化しており、後頭部ストラップにバッテリーを搭載する事により重量バランスも良く、長時間装着しても疲れづらいとの事です。
PICO Neo3 Linkと違いコントローラーにタッチセンサーが有り、ハンドサインを作る事によって表情変更する事が可能。
カラーパススルーが優秀で、HMD越しに現実世界を見る事が可能。
Quest2と比べ一見全てのスペックが上で1万円安いので、単純比較をした際はこちらが買いのように思えるが、Pico StoreにVRChatが無いので無線起動は可能なのものスタンドアロン起動が不可能な点には注意が必要。
数少ない欠点としてイヤホンジャックが無いので気になる人は注意。
公式にてパーツをバラ売りしておらず、例えばコントローラーが壊れた場合公式保証を受けるしか無い。
また、SteamVRに繋ぐStreaming Assistantは使いやすいもののどうにも不具合が多いらしく、ソフトウェア面で若干不安を抱える。
この点は非公式ながらVirtual Desktopを使う事によって解消が可能。
値引きセールや保証期間延長を頻繁に行っており、直近では8000円値引きされていたりも。
高画質・高性能・低価格の3冠を満たすVRHMDであり、今後のスタンダートとなり得る機器。
DPVR E4
解像度:1832×1920×2(3664 x 1920)
リフレッシュレート:72Hz、90Hz、120Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:116度
重量:524g
IPD調整:ソフトウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:90度フリップアップ機能付き
アユート社から出された新型HMD、今日日珍しいDisplayPortを使用した有線VR機。
かつてはDPVR E3というものがありSteam VRにも対応していたそうだが、レビューが少ない上に安くはないので今記事では割愛。
殊更特徴的なのはフェイスクッションの形状と支え方、頭に被りおでこで支える方式になっており、フェイスクッションは遮光目的でしか付いておらずゴム製でペラペラの模様。
どうにも冷却ファンが五月蠅いらしく、かなり不快な模様。
廃熱機構に問題を抱えているらしく、熱暴走でトラッキングしなくなったりするとの事。
またケーブルが固くて安っぽい上に短いらしく、扱いにくい様子。
コントローラーの見た目こそQuest2に似ているがタッチセンサーは搭載されておらず、ハンドサインを作る事が不可能。
価格も決して安くはなく、72070円とちょっと値が張る。
正直Quest2やPICO4がある現状進んで選択肢には入らない、出る時代が遅すぎた。
arpara Tethered 5K
解像度:最大2560×2560×2(5120×2560)
リフレッシュレート:画質によって異なる、5120×2560で30Hz、3840×1920で60Hz、3840×1080で120Hz
パネル:MicroOLED
視野角:95度
重量:435g(ストラップ、Lighthouseアダプタ搭載時)
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse)
特記事項:視度補正機能有り、Lighthouseアダプタ脱着可能
CAMPFIREのクラウドファンディングを得て正式に発売された新型HMD。
軽量かつパンケーキレンズを採用、更にはMicroOLEDと呼ばれる高彩度なパネルを搭載し、Lighthouse方式と一見良さげに思える。
ただし、SteamVRにて起動する際にはややこしい手順が必用になる。
有線接続式のPCVR機器だがケーブルが3.5mとやや短い。
最大解像度こそ高いものの解像度を変えるとリフレッシュレートも変わってしまう。
とはいえ画質は綺麗らしく、装着感も決して悪くはないとの事。
最大の欠点はHMDのみで158800円という価格、Lighthouse式の高級機器あるあると言われればそうだが、Quest2やPICO4が3台買えるというのは決して無視できない。
同じLighthouse方式であればお手軽価格のVIVE Cosmos Eliteが、値段は若干高くなるものの廉価版VIVE PRO2が170624円で出ているのも痛手。
決して悪くはないのだろうけど痒い所に手が届かない印象、決定版とは言い難い。
Pimax 5K PLUS
解像度:2560×1440×2(5120×1440)
リフレッシュレート:120Hz
パネル:CLPL(液晶)
視野角:200度
重量:470g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:ヘッドストラップ、アイトラッキングモジュール等アクセサリ販売有り
VIVE PROやindexとは方向性が異なる高級機器。
何よりも視野角200度が驚異的で、これは人間の視野角全てをカバー可能な数字だったりする。
ただし、その驚異的な視野角に対応しているソフトが少ないのも現状。
VRChatも完全に対応しきれていない。
CLPLという特殊な液晶を使っているらしく、一般的なLCDに比べるとスクリーンドア効果が少ないらしいが、詳細は不明。
スペック上の解像度は高めですが、これは出力された映像を引き延ばした上で描写しているらしく、実際の解像度はそこまででも無い模様、十分綺麗との声は聞きます。
ストラップが発売されておらず、標準のヘッドバンドのみだと着け心地はかなり悪いらしい。
値段も高めでHMDのみで88738円、更には求められるスペックも高めでGTX1080TiでもあまりFPSが出ないらしい。
様々な意味でマニア向けな代物、視野角は凄まじいがクセが強い印象。
Pimax 5K XR
解像度:2560×1440×2(5120×1440)
リフレッシュレート:85±3Hz
パネル:OLED(有機EL)
視野角:200度
重量:470g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:ヘッドストラップ、アイトラッキングモジュール等アクセサリ販売有り、生産終了品
5Kの有機EL版、値段は少々高くなりHMDのみで109878円。
リフレッシュレートが低いという以外は注意点や細かな部分は5kと変わらないと思われる、最近では珍しい有機EL搭載の数少ないハイエンドVRHMDという点で価値が見出せそう。
Pimax 5K PLUS(144Hz)
解像度:2560×1440×2(5120×1440)
リフレッシュレート:144Hz
パネル:CLPL(液晶)
視野角:200度
重量:470g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:ヘッドストラップ、アイトラッキングモジュール等アクセサリ販売有り、生産終了品
画像は5K PLUSと同じなので省略。
5K PLUSの144Hz起動版、基本的にリフレッシュレート向上以外に性能の違いは無いと思われる。
だが本当に注目すべきは専用コンフォートフェイスクッション、シリコンスリーブ、Pimax8K X 100ドル割引クーポン込みで609ドル(税、送料別)にて購入可能という点。
現在Pimax公式通販にて日本へ発送に対応しており、かなり安価にて購入可能になった。
更に、専用コンフォートフェイスクッション、シリコンスリーブ、Pimax8K X 100ドル割引クーポン、Valve indexコントローラー、ベースステーション2.0×2、Half-Life: Alyx込みのフルキットが999ドル(税、送料別)にて購入可能。
フルキットを購入すればイヤホンやヘッドホンは別途必要なものの、今までのような面倒なハードルをクリアする事なくすぐさま視野角200度を体験可能という優れものののVRHMDとなった。
相変わらずヘッドストラップが搭載されていなかったり要求PCスペックが高いという問題はあるものの、コンフォートフェイスクッションのおかげで多少着け心地の改善は可能でしょうし、昨今グラフィックボードも安価になってきているのでVIVE PRO、Valve indexと並んで有力な選択肢になったかと思われる。
Pimax 5K XR(公式通販)
解像度:2560×1440×2(5120×1440)
リフレッシュレート:85±3Hz
パネル:OLED(有機EL)
視野角:200度
重量:470g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:ヘッドストラップ、アイトラッキングモジュール等アクセサリ販売有り、生産終了品
画像は5K XRと同じなので省略。
こちらも5K PLUS(144Hz)と同じく公式通販にて日本へ発送が可能になった。
こちらは専用コンフォートフェイスクッション、シリコンスリーブ、Pimax8K X 100ドル割引クーポン込みで699ドル(税、送料別)と5K PLUS(144Hz)に比べ90ドル程高く、リフレッシュレートが控えめ。
フルキットは専用コンフォートフェイスクッション、シリコンスリーブ、Pimax8K X 100ドル割引クーポン、Valve indexコントローラー、ベースステーション2.0×2、Half-Life: Alyx込みで1099ドル(税、送料別)にて購入可能。
最大の魅力は有機ELを採用しているという点にあり、昨今は液晶が主流になってきているのでVIVE PROと並んで数少ない選択肢として有力と思われる。
Pimax Artisan
解像度:1700×1440×2(3400×1440)
リフレッシュレート:120Hz
パネル:CLPL(液晶)
視野角:170度
重量:590g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:ヘッドストラップ、アイトラッキングモジュール等アクセサリ販売有り
Pimaxシリーズ最大の特徴である視野角を30度削り、解像度も下げたエントリーモデル。
価格もHMDのみで60800円とかなり落ち着いた、推奨スペックも多少下がっている模様。
正直、ターゲット層が今一つ見えてこない、バランス良く高性能が欲しいのであればValve indexやVIVE PROを購入が良いと思えるし、コスパを求めるのであればOculus製品が良いように思える。
リーズナブルに高視野角を楽しみたい人向けだろうか。
Pimax Vision 8K PLUS
解像度:3840×2160×2(7680×1440)
リフレッシュレート:110Hz
パネル:CLPL(液晶)
視野角:200度
重量:不明
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:ヘッドストラップ、アイトラッキングモジュール等アクセサリ販売有り
過去、KickstarterにてPimax 8Kという機種が発売されていたが、その後継に当たるであろう代物。
カタログスペックではリフレッシュレート以外Pimax 8Kとそこまで変わらないものの、解像度や没入感は向上している模様、着け心地も多少マシになっているとか。
価格はHMDのみで137800円とかなり高い、要求スペックも公式ではRTX2060以上が必要と言われているが、もっと高めに見積もった方がいいと思われる。
高解像度高視野角高リフレッシュレートを追い求めるマニア向け。
Pimax Vision 5K SUPER
解像度:2560x1440×2(5120 × 1440)
リフレッシュレート:180Hz
パネル:CLPL(液晶)
視野角:200度
重量:900g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:ヘッドストラップ、アイトラッキングモジュール等アクセサリ販売有り
過去販売していたPimax 5K PLUSの後継に当たるであろう代物。
解像度は5k PLUSとさして変わらないものの、なんといってもリフレッシュレート180Hzが見所。
ゴムバンドだった5k Plusとは違い最初からオーディオストラップを搭載しており、装着感に勝っている模様。
値段は113140円とちょっとお高め、視野角を堪能しつつリフレッシュレートにこだわる人向けか。
Pimax Vision 8K X
解像度:3840×2160×2(7680×1440)
リフレッシュレート:75Hz/114Hz
パネル:CLPL(液晶)
視野角:200度
重量:不明
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:アウトサイドイン(Lighthouse1.0、2.0)
特記事項:ヘッドストラップ、アイトラッキングモジュール等アクセサリ販売有り
過去のPimaxシリーズに見られた画像引き延ばしではなく、片目ネイティブ4K出力に対応したモンスターマシン。
その解像度はValve indexや後述するHP Reverbを更に越え、市販されている中では現状最高峰、まさしく化け物である。
Dual Engine Modeという機能が搭載されており、解像度を片目2560×1440と3840×1440のモードに切り替える事ができる、FPSを適切に保つための救済処置と思われる。
高解像度故かリフレッシュレートが犠牲となっており、ネイティブ4kモードだと75Hzまでしか出ない模様。
値段も化け物で、HMD単体でスタンダード版が195300円、オーディオストラップ付きが205300円。
推奨スペックも高く、ネイティブ4k出力モードでは公式曰くRTX2080以上のグラフィックボードが必要との事だが、実際にはRTX2080Ti以上が必要なのではないかと思われる。
全てにおいて最強を求める金持ち向けの機種。
第1世代WinMR
解像度:1440×1440×2(2880×1440)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:95度~110度
重量:メーカーにより異なる
IPD調整:ソフトウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:規格品、メーカーによって細部が異なる
画像は現状最も安いLenovo Explorerの物。
windows mixed realityの略でwinMR、規格品で細部が各メーカーによって異なるが大体一緒だと思ってもらって構わない。
MRと表記されているが実際はVRHMD、今となっては旧式だがインサイドアウト方式をいち早く取り入れていた。
トラッキングに問題がある、範囲が狭く、具体的には常に前ならえのような状態になってしまい手を下ろす、上げる、後ろに回すといった事が難しい。
マイクが搭載されていない、また他HMDのようにスピーカーやヘッドフォンも搭載されていないので別途用意する必要がある。
コントローラーは片方単3電池2本、合計4本使用。
Bluetoothにて稼働しており、ペアリングが必要。
使い心地はVIVEコントローラーよりかはマシだがそこまで良くは無い、Oculusコントローラーには遠く及ばない印象。
値段が安めでLenovo Explorerは34749円、他メーカーのものは品薄なのか値段が上がっているように見える。
Quest2がある現状、進んで選択肢に入れる必要は無い。
激安品がたまたま売っていたという状態なら手に入れる価値はあるかもしれない。
Samsung Odyssey+
解像度:1,440 x 1600×2(2880×1600)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:OLED(有機EL)
視野角:110度
重量:590g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:winMR規格
通称オデプ、winMR規格ながら同一規格の中で頭2つ抜けた性能を持つ。
VIVE PROと同様の解像度、パネルも有機EL、更に特殊レンズを使用しており画質のみで言えばVIVE PRO以上とも言われている。
持ちやすさを全く考慮されていなかったコントローラーにも若干の改良が加えられている。
別途マイクやスピーカーを用意しなければいけなかったwinMRだが、オデプには標準で付いており用意する必要が無い。
値段はamazonにて47375円とwinMRにしては少々お高め、米amazon等で度々セールを行っておりその際は249ドル~300ドル(輸入代行費用等含めず)で購入可能。
唯一の欠点はwinMRであるが故のトラッキング問題、何故winMRで出してしまったんだ・・・
HP Reverb
解像度:2160×2160×2(4320 x 2160)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:114度
重量:500g
IPD調整:ソフトウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:winMR規格
Valve indexを超える解像度を誇るトンデモHMD。
必要スペックも最強で、高画質を楽しむためにはi7、i9、Ryzen 7以上のCPU、RTX2080と同等以上のグラフィックボードが求められる。
値段は割とお手頃な価格で55880円、夏のお得セールを12月の冬になってもやっている辺り売れていないのかもしれない。
winMRであるが故のトラッキング問題がある、オデプといいなんでwinMR規格で出したがるのだろうか・・・
解像度命なマニア向け。
HP Reverb G2
解像度:2160 × 2160×2(4320 × 2160)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:LCD(液晶)
視野⾓:114度
重量:600g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6DoF
トラッキング⽅式:インサイドアウト(新型WinMR)
特記事項:生産終了品、ケーブル長 6m、オフイヤースピーカー搭載、コントローラーは旧WinMRと互換性有り
何度も発売延期を繰り返し、ようやく発売された新型WinMR。
G2はGeneration2を意味しているらしく、共同開発したHPとMicrosoft、Valveの本気が伺える、値段は65780円とそこそこの値段。
推奨スペックこそ初代Reverbと同じく高めなものの画質、スピーカー音質、マイク音質、装着感に非常に優れています。
しかし、一方でトラッキング範囲、コントローラーの操作感、ソフトウェアに問題を抱えており、特にトラッキング範囲については初代winMRと比べればマシ程度にしか違いがありません。
また、VRChatで扱う際はデフォルトキーバインドに問題があり、コンフィグを弄るのが必須になります。
非常にピーキーな性能をしており、正直VRChatをするのにはあまり向いていません。
詳細はアストネスさんに寄稿した下記記事を参考にして下さい。
その他のVRHMDについて
とりあえず現行使われている凡そのVRHMDは紹介し終えました。
後思い当たるのは安かろう悪かろうな印象のスマホVR系統、激安価格で一応steamVRに対応しているらしいがコントローラの無いG-TuneのVRHMD、約75万円近いVarjo製VRHMD、PC接続する事ができないPSVR位だろうか?
他にも色々あると思いますが少なくともオススメはしません。
PCスペック考案
まずは、下記tweetを見て欲しい。
当該ツイートにほぼ言いたい事が書いてあるが、幾つか補足がある。
CPU
4コア8スレッド以上が必須。
スレッド数がどうにも重要なようでそれなり以上の物を確保しておいた方が良さげ。
Ryzen 5が値段、スペック的にもオススメ。
GPU(グラフィックボード)
一番重要視する部分。
スペックは高いに越した事はないが、Rift SやQuest2、辺りを動かすのであればGTX1660Ti、GTX1660 SUPER辺りのスペックがあれば十分。
使用するHMDによって要求スペックが変わってくる所で、VIVE PROやindexだと必要スペックが1段上がり、VIVE PRO2やPimax、ReverbG2だと大きく跳ね上がる。
逆にRift CV1、無印VIVE、第一世代型winMR等古い型の物を使うと要求スペックが少し下がる。
CPUをそこそこのスペックにしておいてこちらに金を突っ込んでグレードを上げる事をオススメしておきたい。
Redeon RX5700、RX5700XTは一部のシェーダーやパーティクルと干渉をするので注意。
残念ながらオススメはできません。
メモリ
16GBは必須、32GBあると安心。
中には32GBでも足りないという人も居る。
どうにもVRChatはメモリをやたらと食うらしく、多ければ多い程良い。
SSD
絶対に必要。
M.2 NVMeか否かはそこまで差を感じない、SATAでも十分な気がする。
電源
VRでは長時間複雑な処理を行うため、信用のおける電源を買うに越した事はない。
グラフィックボードは将来的に高性能な物を積む可能性もあるので、ワット数に余裕がある物だと安心。
ANTEC、SILVERSTONE辺りのメーカーが品質的に安定していて無難。
Corsairは更なる安心感を求める方に、ニプロンは過剰な程の安心感を求める変態に。
OS
windows7では動かないHMDがあるので注意、具体的にはwinMRやRift S
windows 10にしておくのが無難。
ルーター
見落としがちだが重要な部分。
回線状況が良くともここがボトルネックになる事がしばしばある。
古い物を使用しているのであれば買い替えを検討してみても良いかもしれない。
また、Quest2を無線で扱う際は特に重要視した方が良いパーツで、最低限5Ghzの無線帯域に対応したルーターが欲しくなる。
自作ができるに越したことはないが、難しいのであれば上記を参考にBTO PC購入をすると良いでしょう。
分からない事があったらTwitterで質問をすればどこからともなく答えが飛んでくる、筈である。
マイク、オーディオインターフェース
VRHMDに搭載されている標準マイクの音質は基本的に悪く、追加でピンマイクを搭載した方が音質が良くなる場合がほとんどです(indexとQuest2、PICO4、Reverb G2のみ例外で、恐ろしくマイク性能が高いです)
オーディオインターフェースを所持していないのであればよく使われているECM-PC60が良いかと思われます。
ファンタム電源(※17)が搭載されているオーディオインターフェースを所有しているのであれば、以前私が使っていたTOMOCA EM-700が安くて音質も良くオススメです。
もしファンタム電源搭載をしたオーディオインターフェースを所持しておらず、コンデンサーマイクを使いたいというのであれば下記商品をオススメします。
ベリンガーUM2、安さ重視
ヤマハAG03、エフェクト重視
スタインバーグUR22mkII、汎用性重視
尚、私の使っているUA-25EXは型番が古く新品では売っていません。
イヤホン、ヘッドホン
結論から先に言えば好きな物を使うといいなのですが、バイノーラル特化型イヤホンのfinal E500を個人的にオススメしています。
2020円という安さでこの性能は破格です、お試しあれ。
その他オススメのソフトウェア
・XSOverlay
価格は1010円、早い話がVR空間にデスクトップを持ち込めるという代物で、他にも腕時計や音楽プレイヤー機能、Lighthouse対応機器のバッテリー残量確認等色々使えるソフトです。
SteamVRならVRChat以外においても全てに適用できるソフトでもあります。
・OVR Advanced Settings
価格は無料、SteamVRを動かす上であると何かと便利になるソフトです。
特にVR内で空間を掴んで宙に浮く事ができる「Space Drag」機能が便利です。
・OpenVR-SpaceCalibrator
価格は無料、こちらはやや上級者向けの設定をする際に使うもので、Lighthouse規格のものを非公式環境にて扱う際(VIVEトラッカー、コントローラー等)に必要となります。
Lighthouse規格製品が無い状態であれば必要ありません。
終わりに
大変長い記事になってしまいましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます。
こう見返してみると2016年のVR元年と呼ばれた年にはRift CV1、HTC VIVE、後はせいぜいwinMRしか無かったのですが選択肢が大きく増えたものです。
今後のVR業界の発展を祈りつつ、イギリス人作家であり技術者でもあるアーサー・チャールズ・クラークの名言で締めたいと思います。
「高度に発達した科学は魔術と見分けがつかない」
"Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic"
科学の発展に犠牲はつきものです、皆さんVR機器を買いましょう!