![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140919769/rectangle_large_type_2_6f3ec3f98a9fdcdd424225aeaaeb0a91.png?width=1200)
Project LUCK 暗号資産探索〜ポルカドット(DOT)編〜
はじめに
Project LUCKと書く人
Project LUCKメンバーの中西です!Project LUCKというのは、株式会社マーキュリー(代表取締役:都木聡)の中で立ち上げたプロジェクトです。そのコアメンバーが日々、自分たちが学んだことや読者の皆さんとコミュニケーションをとりたいと思い、さまざまな記事を書いています。
今回のテーマ
今回のテーマは、「Project LUCK 暗号資産探索〜ポルカドット(DOT)編〜」です。
正直暗号資産って種類が多すぎて訳わからないですよね。
販売所を眺めている際、「そもそもこれって何者…?」って人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は「Project LUCK 暗号資産探索〜ポルカドット(DOT)編〜」と題して、ポルカドット(DOT)について皆さんに紹介していきます!
ポルカドット(DOT)って何?
ポルカドットは、イーサリアムの共同創設者であるギャビン・ウッド氏を擁するスイスの財団、「Web3 Foundation」により開発された、オープンソースのブロックチェーンプロジェクトです。
このプロジェクトは、異なるブロックチェーン間の接続を容易にすることを目指した革新的なプロジェクトであると注目を集めています。
そして、このポルカドットのネットワークを支える基軸通貨が「DOT」です。
ポルカドット(DOT)の特徴は?
2種類のブロックチェーン
ポルカドットは、「リレーチェーン」と「パラチェーン」と呼ばれる2種類のブロックチェーンによって構成されています。
「リレーチェーン」は、ポルカドットの中核であり、様々なネットワークとの接続や高度なセキュリティを実現し、取引記録を保管する役割を果たしています。
ここで注意したいのは、「リレーチェーン」単体では、ユーザーが使えるようなアプリケーションを作ることができないということです。
あくまでポルカドット全体を管理することが主な役割になります。
そして、「パラチェーン」は開発者が自由にカスタマイズできる個別のブロックチェーンです。
一般的なブロックチェーンは、そのシステムの参加者が一定以上にならなければセキュリティを保つのが難しいと言われています。
しかし、この「パラチェーン」は「リレーチェーン」に接続されており、ポルカドット全体のセキュリティを利用できるため、開発者はセキュリティ問題に頭を悩ませることなく、自らのプロジェクト開発に集中できるという訳です。
他ブロックチェーンとの接続
ポルカドットは、「ブリッジ」と呼ばれる機能を使用することで、ポルカドット以外の独立したブロックチェーンと接続することができます。
ビットコインやイーサリアムなどのブロックチェーンは、それぞれ独立したエコシステムであり、お互いに接続することができないという課題を持っていました。
しかし、ポルカドットではこのようなブロックチェーンにおける相互運用性の課題を、「ブリッジ」という仕様によって解決したのです。
「ブリッジ」が対象としているのはビットコインをはじめとするパブリックブロックチェーンだけではありません。
特定の企業等が提供するプライベートブロックチェーンも対象としているため、開発者は幅広い選択肢を持ちながらプロジェクトを進めることができます。
NPoS(ノミネーテッド・プルーフ・オブ・ステーク)
NPoSとは、ポルカドットで採用されているPoS(プルーフ・オブ・ステーク)をベースにしたコンセンサスアルゴリズムです。
NPoSでは、まずノミネーターが自身の持つDOTを担保にして、ブロック生成を行うバリデーターを推薦します。
そして、ノミネーターの票を多く集めたバリデーターは、正しく処理承認を行うことでDOTを報酬として受け取り、それらを推薦してくれたノミネーターに分配するのです。
仮にバリデーターが不正行為を行った場合、担保しているDOTが没収されてしまうので、ノミネーターには信頼できるバリデーターを選択するインセンティブがあります。
このような仕組みにより、従来のPoSよりも不正が起こりにくく、一部のノードに権限が集中しづらいネットワークを構築することが可能です。
ポルカドット(DOT)の将来
前章で紹介したように、ポルカドットは2種類のブロックチェーンでセキュリティを担保し、「ブリッジ」によって異なるブロックチェーン同士の接続を可能にしています。
これらの特徴から、既にさまざまな企業や団体に注目されており、数多くのプロジェクトが進行中です。
また、日本人を中心に開発が進められている「アスターネットワーク(Astar Network)」というプロジェクトも存在しているため、その動向から目が離せません。
おわりに
今回は、「Project LUCK 暗号資産探索」と題して、ポルカドットについて簡単にまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
NPoSの辺りは少しだけ難しかったかもしれませんが、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
これからもさまざまな暗号資産を紹介していきますのでぜひご覧ください。
参考文献