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DOGEって結局なに?何かと話題のミームコインについて解説
はじめに
Project LUCKと書く人
Project LUCKメンバーの中西です!Project LUCKというのは、株式会社マーキュリー(代表取締役:都木聡)の中で立ち上げたプロジェクトです。そのコアメンバーが日々、自分たちが学んだことや読者の皆さんとコミュニケーションをとりたいと思い、さまざまな記事を書いています。
今回のテーマ
ドージコイン(DOGE)は、暗号資産市場で注目を集める「ミームコイン」として知られています。
柴犬の画像をモチーフにした単なるインターネット上のジョークから始まったコインですが、イーロン・マスク氏をはじめとする著名人の発言や、新設された政府機関「D.O.G.E」などが話題となり、最近では価格が急騰しました。
ドージコイン(DOGE)のモチーフとなった柴犬は、日本の千葉県に住んでいた「かぼすちゃん」です。ブログを通じて撮影された写真がミームとなって世界中に広がりましたが、2024年の5月に亡くなってしまいました…
しかし、こうした話題の裏で、「なぜこんなに注目されているのか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ドージコイン(DOGE)の成り立ちや注目される理由を分かりやすく解説し、現在の市場で何が起きているのかを紐解いていきます。
ドージコイン(DOGE)とは?
ドージコイン(DOGE)は、2013年12月6日にエンジニアのビリー・マーカス氏とジャクソン・パーマー氏によって開発された暗号資産です。
柴犬をモチーフにしたインターネットミーム「Doge」を題材にしており、当初はジョークとして作られました。
しかし、そのユーモアや親しみやすさがコミュニティの支持を集め、2024年11月17日現在の時価総額は約8.3兆円と暗号資産の時価総額ランキングで第7位となっています。
このように、単なるジョークからスタートしたドージコインは、現在では暗号資産市場で無視できない存在に成長しました。
技術面では、ドージコインはビットコインの派生であるライトコインをベースにして開発されており、取引が迅速で手数料が低いという特徴を持っています。
また、他の暗号資産と異なり、希少性による価値の維持を目的としていないため、無限に発行可能です。
投資対象というよりは主にチップ(投げ銭)や寄付といったカジュアルな用途で使われており、ミームコインとして、独特な文化を形成しています。
ドージコイン(DOGE)が注目されている理由
イーロン・マスク氏の影響力
テスラやスペースXのCEOとして世界的に有名なイーロン・マスク氏は、ドージコインの熱心な支持者として知られています。
マスク氏はこれまで自身のTwitter(現X)アカウントで数多くの投稿を行い、ドージコインについて言及してきました。
その結果、彼の投稿直後にドージコインの価格が急騰する現象が何度も見られています。
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一方で、彼の発言や行動が市場のボラティリティを助長しているという批判も少なくありません。
例えば、「マスク氏がSNSやテレビ番組での発言を通じてドージコインの価格を意図的に操作した」とする訴訟が提起されましたが、2024年8月29日、マンハッタン地裁により棄却されています。
政府効率化局(D.O.G.E)の設立
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アメリカ大統領選で勝利したドナルド・トランプ氏が新たに設立した「政府効率化局(Department of Government Efficiency, 通称D.O.G.E)」は、ドージコイン(DOGE)と同じ略称を持つことから大きな話題を呼びました。
この機関は、「大規模な構造改革の推進による過度な規制の撤廃や無駄な支出の削減」を目的としており、トップにはイーロン・マスク氏が起用されています。
また、トランプ氏は本プロジェクトについて、バイオテクノロジー分野で成功を収めた投資家であり、過去に共和党予備選に出馬したこともあるヴィヴェク・ラマスワミ氏の参画も発表しました。
ドージコイン(DOGE)の可能性と課題
ドージコイン(DOGE)は、ミームをモチーフにした親しみやすさと、コミュニティの強力な支援を受けて、暗号資産市場で独自の地位を築いてきました。
また、イーロン・マスク氏をはじめとする著名人の支持や、「D.O.G.E」との略称の一致などのニュースが重なり、単なるミームコインの枠を超えた注目を集めています。
一方、無限発行可能な仕組みにより、価格の安定性や価値の維持に課題があることは否定できません。
また、市場価格が外部要因に大きく依存しているため、ボラティリティの高さも大きなリスクです。
しかし、これらの特徴はドージコインの柔軟性や拡張性の象徴であるとも捉えることができ、新たな文化や実用性を生み出す可能性を秘めています。