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結局のところ、ブロックチェーンってどんな仕組みなの?

暗号資産に入り込むと真っ先にでてくる「ブロックチェーン」という単語。結局のところ、なんなのか正体がわからないというのが正直なところかもしれません。

ブロックチェーンはどんな仕組みで動いていて、それを解明し、なんなのかを突き止めていこう、そういう記事に取り組むことを決心しました(6ヶ月前に)

ちょっとながいですが、ぜひに。



↓↓↓本記事の目次↓↓↓





ちょっとまずは、 "考え方"のおはなし

ブロックチェーンは、「ブロック」がひとつながりになったものです。

それぞれのブロックが何の情報があって、どのようにして一続きになっているのかをちょっとだけ説明してみようと思います。

その前に!!!

前提として、このブロックチェーンのシステムは性悪説(人間の本性は悪であるという説)のもと、構築されています。

すなわち、「どれだけ不正が起きないのか?」を「金融システムとして本来あるべき姿」に求めていることが思想としてあります。

このことから分解してみると、重要な要素として、

  • 取引履歴が書き換えられない。

  • 書き換えてもそれが信用できるかどうかを判別する。

があげられます。

いきなり、取引履歴が出てきましたが、
基本的にお金を使うときはお金を媒介にして何かのやり取りをします。

そのやりとりが嘘だ!とされてしまうと、それではどこを信じればいいのか?という話になってきてしまいますよね。

簡単にいうとレシートに嘘の記載があった場合、どうすればいいのかわからなくなってしまうような感覚です。

だから、「取引履歴」は大事で、書き換えられてはいけないのです。

そして、書き換えられた場合でも、「怪しくない?」と疑うような思想が前提にあるわけなので、そうならないようにしなければいけません。

だから、書き換えられてもそれが信用できるかどうかを判別する必要があるのです。


なぜこのように考えるようになったかといえば、

  • 銀行や金融商品などを扱うところが、例えば不正をしまくっていたとしたら…と考えると怖くなってきませんか?

  • 取引履歴を金融機関が管理していたが、その金融機関が何かしらで突如として潰れた…とか。

これは例え話です。ですが、ある特定の人の手が介在するところに依存するとこのようなリスクや懸念点として挙げられます。


それなら、機械なら嘘つかなくない?っていう発想がブロックチェーンです。


ブロックチェーンは全て全自動的?

ブロックチェーンそのもの自体は、24時間365日、ずーっと動いています。

そうでないと、世界中の取引を捌くことはできませんからね、、、

それは誰が管理しているのかといえば、この答えは難しいです。

誰も管理していないとも言えるし、みんなで管理しているとも言えます。

は?
って思う方もいるかもしれません。

これがまたちょっと難しいところですが、技術的にいうと

Peer-to-Peer ネットワーク

という通信方法が、支えているからです。この通信方法は中心となる何かを通すことがないんです。

例えば、noteの記事を読みたいとき。
noteのサイトを開きますよね?これは、noteが管理しているサーバーという通信をするときに絶対に通るところがあります。そこを通さないとnoteの記事は見れません。

しかし、Peer-to-Peerネットワークでは、絶対にここを通さなければならんい!みたいなところがないんです。

そして、そのネットワークを管理するのは、意外にも皆さんなんです。
詳細については、こちらの記事で紹介しています。


なので、みんなで管理しているっていうのが正解なのかもしれません。


ブロックチェーンって安全なの?

性悪説を元に考えられているので、悪いことがなるべくできないように、されても気づけるようにするシステムを目指しています。

だから、安全です。までは言えないけど、かなりブロックチェーンそのものは安全に作られていることが多いです。特にbitcoinやethereumなどの市場規模が大きいものほど。

どう、安全にしようとしているのかを考えてみましょう。

  • 取引を書き換えられないようにする → 耐改ざん性

  • 取引が書き換えられても気づけるようにする → 耐改ざん性

よくブロックチェーンの記事を読むと、耐改ざん性とされているものは、このような意味です。

これを実現するために、暗号学という研究分野Peer-to-Peerネットワークが大活躍するんです。


ブロックチェーンを安全にするための暗号学の活躍

専門家への方へ。
ここでの暗号化はハッシュ化をさしています。本来、違いがあるものですがここではわかりやすさを重視するために「暗号化」と表記しています。

上の文章は無視して、、、

ちょっとここから、難しくなるかもしれません。いや、いけます。

最近流行ってる「はいよろこんで」by こっちのけんと で出てきたのモールス信号みたいなもんです。

・・・ーーー・・・
S  O   S

たとえば「SOS」を暗号化すると、

f8df2bea26dc6b6813ca99bd065ab1e261b64e883ea3d7d19608b12bb065e75a

になります。(sha256ね、これ)

いや、わからん。どこにそんな要素があんねん。って思います。僕も思います。

なぜ、意味わからなくなるのかといえば、
規則性がわからないと暗号化された後は、元の文章に戻せないから
です。

暗号化したのはいいけど、戻せない。そんな変換をブロックチェーンでは、多用しています。

そうすると何ができるのか?

取引履歴(Aさん→Bさんに10万円送った)
というものが暗号化されると、その取引はどのようなものなのかが暗号化されただけのものでは、わかりません。

ちなみに、「Aさん→Bさんに10万円送った」という文を暗号化すると、

3059bd3571bb3ba6e2f4f917a8507f56f490471c813c668c2946a48645bf3c7c

どうでもいいです。だってわからんもん。

https://www.milk-island.net/javascript/hashgenerator/sha2_256.html より作成


でもこの暗号化がめちゃくちゃ大事です。
そしてこれは、アドレスや取引のよくわからない乱数、ブロックハッシュなどでたくさん使われています。画像の赤枠のところ。

https://www.blockchain.com/explorer/blocks/btc/1 より

この暗号化の使い方はたくさんあります。

それらの特性を駆使することで、安全性を保とうと頑張っています。
意外にもメールとか電子署名とかでも使われているんですよ。

アドレスや秘密鍵/公開鍵で使われていることはこの記事で。


機械に任せるんだし、仕組みって大事じゃない?

そうです。大事です。いい視点です。

機械に任せるなら、決まった動きをさせるようにしなければなりません。

だから、Peer-to-Peerネットワークの中で、合意を取る必要があります。

なんだって?

よくビジネスの場で聞く、「コンセンサスとった?」のコンセンサス(合意)です。

みんなで管理するPeer-to-Peerネットワーク上で何かを管理するのであれば、みんなでコンセンサスを取るのが普通です。

だから、多数決をするんです。小学校のクラスみたいに。

何か取引が複数され、まとめられたときに、これらって信用できる?っていう話題に多数決を行います。

Yes!! が上回れば、その取引は信頼できる!OKです!っていうことです。

その方法は…??

そのお話はこの記事で。


こうして、決まった方法で、信頼できるかできないかを検証して、多数決をとり、OK!ってなれば、その取引履歴は信頼できる!あってる!って言えます。

ちなみにその取引の中身がどのような取引なのかはどうでもいいことです。

AさんからBさんに送ったはずなのに、AさんからCさんに送ったことになっている方が問題です。

これがあっているかを検証しています。

むずかし…い…ばたっ…

でも、こうして機械たちが勝手にあってるかどうかを検証して、勝手に送金してくれるような仕組みがあります。


結局のところ、ブロックチェーンってどんな仕組みなの?


前述したものをそのまま。

機械たちが勝手にあってるかどうかを検証して、勝手に送金してくれるような仕組み

それらの取引履歴を持っておく

ことができている

みんなで管理しているシステム

のことです。

これがいわゆる、ブロックチェーンの仕組みとなっている要素です。




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