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Project LUCK 暗号資産探索〜カルダノ(ADA)編〜

はじめに

Project LUCKと書く人

Project LUCKメンバーの中西です!Project LUCKというのは、株式会社マーキュリー(代表取締役:都木聡)の中で立ち上げたプロジェクトです。そのコアメンバーが日々、自分たちが学んだことや読者の皆さんとコミュニケーションをとりたいと思い、さまざまな記事を書いています。

今回のテーマ

前回の「暗号資産探索」シリーズではポルカドット(DOT)を扱いましたが、今回はカルダノ(ADA)について紹介するつもりです。

正直暗号資産って種類が多すぎて訳わからないですよね。

販売所を眺めている際、「そもそもこれって何者…?」って人も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は「Project LUCK 暗号資産探索〜カルダノ(ADA)編〜」と題して、カルダノ(ADA)について皆さんに紹介していきます!


カルダノ(ADA)って何?

カルダノは、イーサリアムの共同創業者の1人であるチャールズ・ホスキンソン氏によって開発されたブロックチェーンプラットフォームです。

このプラットフォームの基軸通貨として、エイダコイン(ADA)が発行されています。

Cardano Foundation(カルダノ財団)、IOHK、Emurgoと呼ばれる3つの組織によって共同運営されており、それぞれが異なる役割を果たしているのが特徴です。

ビットコインやイーサリアムが抱える拡張性、相互運用性、持続性に関する問題へのソリューションを提案しており、ADAは2024年9月3日現在、時価総額ランキングで11位にランクインしています。

カルダノ(ADA)の特徴は?

スマートコントラクト「Plutus(プルータス)」

IOHK公式サイト

カルダノにはスマートコントラクト「Plutus(プルータス)」が実装されており、誰でも簡単にDApps(分散型アプリケーション)を開発することができます。

従来のスマートコントラクトは、決済と所有権の移行が一つの台帳で行われるため、プログラム実行後の修正が難しいという課題がありましたが、「Plutus(プルータス)」はこれを解決しています。

一方、関数型プログラミング言語のHaskellをベースにしており、一般的なプログラミングと比べて習得の難易度が高いというデメリットも存在するようです。

PoSアルゴリズム「Ouroboros(ウロボロス)」

IOHK公式サイト

カルダノは、ブロックチェーンネットワークを維持するためのコンセンサスアルゴリズムとして、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)の一種である「Ouroboros(ウロボロス)」を採用しています。

従来のPoS(プルーフ・オブ・ステーク)は、通貨の保有量が多ければ多いほどブロック生成の権利を得られる確率が高くなるため、一部の参加者に富が集中してしまうリスクがありました。

「Ouroboros(ウロボロス)」は、このようなリスクを排除するため、ブロック生成の権利を得る参加者が、よりランダムに選出される仕組みとなっています。

また、PoSプロトコルの中で世界で初めて学術研究を基盤に構築されたことでも知られているようです。

「Project Catalyst(プロジェクトカタリスト)」

IOHK公式サイト

ブロックチェーンネットワークを長期的に維持し、継続的な改良を可能にするため、カルダノにはProject Catalyst(プロジェクトカタリスト)と呼ばれるプロトコルが存在しています。

ネットワークの参加者は、提案されているカルダノブロックチェーンの価値を高めるためのアイデアに対して、賛成/反対を投票することで、自身の意見を今後の開発に反映することが可能です。

投票権は保有しているADAの数量に比例し、保有量が多いほど意思決定への影響度が大きくなる仕組みとなっています。

カルダノ(ADA)の将来は?

現在、さまざまな国の機関が独自のシステムの開発のためにカルダノチェーンを利用しています。

エチオピア教育省による教育資格証明システムや、ジョージア国立ワイン庁によるワイン品質管理システム、UAEのドバイ警察による分散型犯罪捜査システムなどが知られているようです。

今後もさまざまな国や企業によって、DApps(分散型アプリケーション)やDeFiサービスの開発などが行われる可能性も考えられるため、引き続き目を離すことはできないと言えるでしょう。

おわりに

今回は、「Project LUCK 暗号資産探索」の第二弾として、カルダノについて簡単にまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

「Plutus(プルータス)」や「Ouroboros(ウロボロス)」など、見慣れない横文字が並んでいて難しかったかもしれませんが、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

これからもさまざまな暗号資産を紹介していきますのでぜひご覧ください。

参考文献


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